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デジタル転職Q&A

2026.10.29

デジタル代理店で日用品メーカーのプランニングを5年。フェズのようなリテールメディアの会社に移ると、キャリアの幅は狭まりませんか?

30歳、デジタル広告代理店で日用品メーカーを担当するプランナーとして5年働いています。
広告の配信結果は細かく追えるものの、その広告が店頭での売上にどうつながったのかは最後まで見えず、提案の手応えを感じにくいことにもどかしさがあります。
購買データまで見られるフェズのようなリテールメディアの会社に興味がありますが、広告代理店に比べて扱う領域が限られ、キャリアの幅が狭まってしまわないかが気がかりです。

ご相談いただきありがとうございます。
結論から申し上げますと、代理店でメーカーのプランニングを経験してきた方が、リテールメディアの会社でキャリアの幅を狭めてしまう心配は大きくありません。むしろ、購買データで施策の効果を検証した経験は、これからのマーケティング人材にとって希少な強みになります。
リテールメディアの市場自体も、急速に拡大している最中です。CARTA HOLDINGSとデジタルインファクトの共同調査では、国内のリテールメディア広告市場は2025年に6,066億円となり、2029年には1兆3,174億円規模まで拡大すると予測されています。

リテールメディアの会社で広がる仕事
フェズは、小売企業が持つ購買データとメーカーの広告施策をつなぐ事業を展開しています。約1.2億ID分のID-POSデータと連携したリテールデータプラットフォーム「Urumo」を提供し、その上でデジタル広告のプランニングから配信、購買までの効果検証を一気通貫で行うリテールメディアソリューション「Urumo Ads」は、2025年12月末時点で600ブランドに導入されています。2025年8月には日用品卸大手のPALTACと資本業務提携を結びました。
こうした会社でメーカーを担当するプランナーの仕事は、広告の配信結果だけでなく、どの施策が実際の購買につながったのかまでをデータで示し、次の打ち手を提案することです。代理店では見えなかった「広告の先にある売上」まで追いかけられるため、ご相談者が感じているもどかしさを解消しやすい環境と言えます。

代理店プランナーの経験が活きるところ
メーカー向けのプランニングでは、デジタル広告の知見と、大手クライアントに向き合ってきた経験がそのまま求められます。特に、日用品や化粧品などの消費財メーカーを担当してきた経験は、リテールメディアの主要なクライアント層と重なるため評価されやすいポイントです。
加えて、代理店とリテールメディアの会社は、案件によっては競合するだけでなく、協業して提案に臨むこともあります。代理店側の進め方や意思決定の流れを知っていることは、社内外の関係者と連携するうえでも役立ちます。
メーカーの担当者と直接やり取りしながら、自分の提案が購買にどう効いたのかを数字で確かめられる。支援会社として一段上のステップに進みたい方にとって、手応えを得やすい環境です。

幅が狭まらないキャリアの描き方
リテールメディアの会社での経験は、その後の選択肢を狭めるものではありません。購買データを使ったプランニングの需要は、大手広告会社や小売企業、メーカーの側でも高まっています。実際に、購買データを活用したプランニングの専門職を募集する広告会社も出てきました。
・リテールメディアプランナー(配属先:CM)

幅を狭めないために意識したいのは、特定のツールの操作に閉じず、「購買データから課題を見つけ、施策を設計し、効果を検証する」という一連の経験として語れるようにしておくことです。この形で経験を積めば、将来代理店に戻る場合も、メーカーや小売企業のマーケティング部門に移る場合も、強みとして評価されます。


■ウィンスリーにご相談ください
代理店で培ったプランニングの経験を活かしながら、購買データまで踏み込んだマーケティングに挑戦したいとお考えの方にとって、リテールメディアの会社は有力な選択肢の1つです。
ウィンスリーでは、広告会社やリテールメディア関連企業の採用担当者と日々情報交換を続けており、ポジションごとに求められる経験や選考のポイントを把握しています。あなたのご経験を最大限に活かせるポジションのご提案から、選考対策、年収交渉まで、一貫してサポートさせていただきます。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

※ご紹介している求人は2026年9月時点の募集求人です。時間経過と共にクローズになってしまうこともございますので、ご了承ください。最新情報につきましてはお問合せください。

回答者
針谷将幸(キャリアコンサルタント(国家資格))