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デジタル転職Q&A

2021.11.10

アクセンチュアのアートディレクターの特徴と転職について

IT系の事業会社にて、メディア事業の方針策定から運用フェーズのディレクション・マネジメント等を行っています。
もともとWebデザインを得意としていてクリエイティブな分野に関わりたいのですが、ここ最近は会社から求められることが変わってきたこともあり、そろそろ転職を検討しています。

ディレクションのスキルも活かしながら、クリエイティブ方面にも注力できる転職先として、アクセンチュアのアートディレクターが気になっています。

そこでアクセンチュアのアートディレクターについて、特徴や適正などをお教えいただけないでしょうか?

アクセンチュアのアートディレクターに関する質問ですね。
前提として、アクセンチュアにはアートディレクターの募集が2チームあります。

それぞれの特徴をご紹介します。
1つはアクセンチュアインタラクティブのDroga5での募集です。こちらはいわゆる広告会社/クリエイティブブティックになりますので、Webサービスの制作業界の方だと厳しいです。

もう1つはアクセンチュアオペレーションズ部門の旧IMJチームでの募集です。こちらはWeb制作業界に居た方はターゲットとなりますので、質問者様の要件にも一定程度マッチすると思います。

・他社の類似ポジションにないアクセンチュアのアートディレクターならではの特色
アクセンチュアが旧IMJの組織ということもあり、アートディレクターとして扱うのも大手企業の大規模PJが中心です。特に顧客体験デザイン×オウンドメディア領域の案件が多くなっています。

カスタマージャーニー全体の中で、どのような体験価値を提供し、それをクリエイティブに落し込む際のアートディレクションを担います。自身でデザインを行うことは殆どありませんが、UX/UIデザイナーを始めとしたクリエイティブスタッフのケイパビリティリードならびにクライアントリードを担います。

業界事例になるような先端プロジェクトが多く、アクセンチュア各領域のトップタレントと協働しますので、非常に刺激的なポジションと言えるでしょう。

以上を踏まえて、アクセンチュアのアートディレクターに求められる経験は、
・大手企業に対するクライアントワークのご経験
・大手広告会社やグループ企業で、大手企業に対するクライアントワークの経験が5年以上
・オウンドメディア領域におけるアートディレクション経験が5年以上

その他には、バックグラウンドとして、学生時代にデザインを学んできたこと、アートディレクションの前にデザイナーとして、マス広告や店頭販促、紙媒体のデザインの経験を積み上げている事が求められます。

グローバル企業の案件も増えていますので、英語力があると尚良いです。

回答者
黒瀬雄一郎(株式会社ウィンスリー 代表)