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デジタル転職Q&A

2021.08.04

飲料系ハウスエージェンシーのデジタル広告職種からの転職について

デジタル広告一筋15年目。
大手飲料系ハウスエージェンシーにてクライアントのWEBキャンペーン企画・運用、SNSや広告運用も行っています。

メーカーサイドですので、事業会社社員と机を並べて環境よく働かせてもらっています。

 

一方で、不自由ない環境である上に、大きなチャレンジもない日々が続いていることから、仕事がマンネリ化して、このままここで過ごして良いものかとやや不安を持っています。

私のようなデジタル広告を得意とする立場で検討できる転職先は、どのような業界業種に可能性がありますか?

コロナ禍をきっかけに、デジタル系(ネット)広告は非常に活況になっています。
電通が発表している「日本の広告費」(2020年)でも、ネット広告費は全体の36%を占めるなど、これまで主流であった新聞やTVをはじめとするマス媒体と同等、もしくはそれ以上の存在となりました。

質問者様も、この分野にかかわる人員ということで、どの業界も引く手数多な状態です。
と言いたいところですが、実はデジタル広告の人材採用も同様とは言い切れません。

なぜなら、広告プラットホームや各ツールが進化を遂げた昨今。
誰でも簡単にデジタル広告を出稿し、効率的にPDCAを回すことができるようになりました。
また、動画広告もツールを使って簡単に作成できるようになりましたし、旧来型のTVCMですら効果測定が簡単にできるダッシュボードが誕生しているのです。

つまり、効率的な広告運用が人の手をかけずとも可能になりました。
大手企業も、垂れ流しイメージの広告から、費用対効果を定量的に検証できる状態で運用を行うフェーズに変わってきています。

このような状況下で、ご質問者様がデジタル広告領域で満足できる転職を実現するために、意識すべきポイントをご紹介します。

それは、転職活動において必要不可欠なポートフォリオです。
費用対効果が明確に分かる時代だからこそ、過去の経歴をアピールする際も定量的な成果が求められます。
単なる広告運用やSNSの投稿だけではなく、自分の仕事でどれくらい企業の価値向上につながったか?をきちんと定量的なポートフォリオを準備する必要があります。
デジタル広告一筋15年の中で、どれだけ「費用対効果」や「成果」を出すアウトプットをしてきたか?というところを強調しましょう。

また「企画」という言葉に止まらず、どの段階から企画に関わったのか、
結果に対してどんな改善案を提示したかなど、具体的な数値と共にロジカルに自身の言葉で述べていく必要があります。

回答者
黒瀬雄一郎(株式会社ウィンスリー 代表)