2026.10.14
Web制作会社でUI/UXデザイナーを6年。デロイトのようなコンサルファームで、デザインを経営課題につなげる仕事はできるでしょうか?
32歳、Web制作会社でUI/UXデザイナーとして6年働いています。
サイトやアプリの使いやすさを改善する仕事にやりがいはありますが、決まった要件の中で画面を整えるだけで終わる案件が多く、事業の成果にどうつながったのかが見えないことに、物足りなさを感じるようになりました。
デロイトのようなコンサルティングファームでデザインの仕事ができると聞き興味を持ちましたが、戦略を考えるコンサルタントが主役で、デザイナーは脇役になってしまうのではないかと迷っています。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:デザイナー
- 役職:現場・リーダー
ご相談いただきありがとうございます。
結論から申し上げますと、デロイト トーマツのようなコンサルティングファームでは、デザイナーが経営課題の解決に正面から関わる仕事が増えています。脇役になるどころか、戦略を顧客体験として形にする役割を期待されるケースも少なくありません。
デロイト トーマツ コンサルティングは2024年1月、1987年創業のデザイン会社であるメタ・マニエラの全株式を取得し、グループに迎え入れました。Deloitte Digitalのブランドのもとで、コンサルティング、クリエイティブデザイン、テクノロジーを一気通貫で提供する体制を強めています。デザインファーム出身者の採用も積極的に行っており、制作会社やデザイン会社で経験を積んだ方の転職先として、現実的な選択肢になっています。
コンサルティングファームがデザイナーを求める理由
企業の変革は、戦略を描くだけでは進みません。新しいサービスや顧客体験を、利用者が実際に使い続けてくれる形にして初めて、事業の成果につながります。
コンサルティングファームがデザイン人材を抱えるようになった背景には、この「描いた戦略を体験として実装する」力へのニーズがあります。顧客接点の変革や新規事業の支援では、調査やコンセプト設計の段階からデザイナーが入り、戦略チームやテクノロジーチームと並走する形が一般的になってきました。
デザインファームとコンサルの違い
制作会社やデザインファームとの大きな違いは、関われる範囲の広さです。
制作会社では、要件が固まった状態から依頼を受けることが多く、デザインの前後にある事業課題の設定や、公開後の運用・改善には関わりにくいのが実情です。コンサルティングファームでは、経営層との議論から始まり、体験の設計、システムやプラットフォームへの実装、導入後の改善までを一つのプロジェクトとして扱います。
デザインの専門性を軸にしながら、戦略とテクノロジーの両側に仕事を広げていける。ご相談者のように「画面を整えるだけで終わる」ことに物足りなさを感じている方にとっては、この点が最も大きな魅力になるはずです。
一方で、プロジェクトの関係者が多く、デザインの判断にもビジネス上の根拠が求められます。自分の感覚だけで進められる場面は少なくなることも理解しておきましょう。
評価される経験と準備
選考で評価されやすいのは、デザインを通じて何が変わったのかを説明できる経験です。
ポートフォリオでは完成した画面を並べるだけでなく、どんな課題があり、利用者をどう調べ、どんな仮説で設計し、公開後にどの数字や行動が変わったのかまでを示してください。コンバージョン率や継続率の改善、問い合わせの削減など、事業の指標とつながる成果があれば強い材料になります。
面接では、なぜ制作会社ではなくコンサルティングファームなのかを問われます。事業の成果に責任を持ちたい、上流から関わりたいという動機を、これまでの具体的な案件のエピソードと結びつけて語れるように準備しておきましょう。
あわせて、顧客の経営層や他職種のメンバーと議論する場面が増えるため、専門用語を使わずにデザインの意図を説明する力も見られます。
■ウィンスリーにご相談ください
デザインの専門性を活かしながら、経営課題の解決にまで関わる仕事に挑戦したいとお考えの方にとって、デロイト トーマツのようなコンサルティングファームは有力な選択肢の1つです。
ウィンスリーでは、コンサルティングファームや事業会社の採用担当者と日々情報交換を続けており、デザイン職に求められる経験や選考のポイントを把握しています。あなたのご経験を最大限に活かせるポジションのご提案から、ポートフォリオの見せ方を含む選考対策、年収交渉まで、一貫してサポートさせていただきます。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。