2026.08.04
広告業界未経験でも英語力を活かしてグローバル企業のプロモーション案件に関わることは可能でしょうか?
現在、外資系企業の日本法人でマーケティング担当をしています。英語は日常的に使用しており、ビジネスレベル以上の会話やメール対応には自信があります。
ただ、広告領域での主軸ではないため、広告業界への転職は難しいのではないかと考えていました。
しかし最近、グローバル企業と直接取引をする広告制作会社が増えていると聞き、自分の英語力を活かせる可能性があるのではないかと感じています。
広告業界未経験でも、英語力を武器にグローバル企業のプロモーション案件に関わることは現実的でしょうか。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:デジタルマーケティング
- 役職:現場・リーダー
ご相談いただきありがとうございます。
結論からお伝えすると、広告領域の経験が主軸ではなくても、ビジネスレベル以上の英語力があればグローバル企業のプロモーション案件に関わるキャリアを築くことは十分に可能です。実際、いまの広告業界では英語力を持つ人材の価値が以前よりも高まってきています。理由はシンプルで、業界全体が急速にグローバル化しているからです。
ここ数年、広告やプロモーションの現場では、外資系企業からの相談が増えています。従来であれば広告代理店が間に入り、企画と制作を分けて進めるケースが一般的でした。ところが最近は、グローバル企業が代理店を介さず、制作会社やプロダクションと直接やり取りしたいと考える場面も増えてきました。意思決定のスピードを上げたい、自社の意図をダイレクトに伝えたい、企画から実装まで一気通貫で動かしたい。そうしたニーズが強まった結果、クライアントと英語で直接会話しながら、現場を前に進められる人材が強く求められるようになりました。
特に外資系クライアントは、単なる通訳役ではなく、相手の意図をくみ取り、社内の制作チームへ正確に橋渡しできる人を高く評価します。英語が話せるだけでは足りず、相手の期待値を整理し、関係者の温度感を合わせ、状況に応じて判断できることが重要です。裏を返せば、外資系企業でマーケティングを担当してきた方は、この土台をすでに持っている可能性があります。広告の専門用語にまだ不慣れでも、クライアント視点やプロジェクトの進め方を理解している点は大きな強みになります。
その流れを象徴するのが、博報堂グループのような大手企業の動きです。グループ全体では海外19の国と地域に100を超えるオフィスを持ち、6000人を超えるスペシャリストがグローバルに活躍しています。
その中でも注目したいのが、制作に関する全領域をプロダクションとして一手にカバーしている博報堂プロダクツに新設された、第二顧客化実装プロデュース事業本部です。この組織の特徴は、博報堂本体を挟まずに直クライアントと向き合う案件が多いことにあります。グローバルブランドのプロモーション実績があり、単なる制作受託にとどまらず、課題の整理から企画、実装まで深く入り込める環境が整っています。
・アクティベーションプロデューサー・デジタルプロデューサー・プランナー/第二顧客化実装プロデュース事業本部
加えて、こうした部署では、広告業界経験だけが採用の絶対条件になっているわけではありません。若手でネイティブレベルに近い英語力があり、グローバル案件に適応できる素地がある方については、ポテンシャル採用として育成していく考え方もあります。これは、業界経験者だけでは満たしきれない採用ニーズがあるからこそ生まれている方針です。
広告業界はいま、グローバル化の転換期にあります。外資系企業との接点が増え、制作会社やプロダクションがクライアントと直接つながる場面も広がっています。そのなかで、英語で会話ができるだけでなく、相手の意図を理解し、周囲を巻き込み、仕事を前に進められる人材の価値は確実に上がっています。だからこそ、業界未経験でもチャンスは十分にあります。特に、博報堂プロダクツのように育成の視点を持ちながら、グローバル案件に本気で向き合っている企業であれば、安心して新しいキャリアをスタートしやすいでしょう。
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