2025.12.04
デロイトのカスタマー部門が今期から導入した「ユニット制」について、キャリアパスの選択肢はどう広がるのでしょうか?
コンサルティング業界への転職を考えているのですが、デロイト トーマツ コンサルティングのカスタマー部門が今期から縦割り組織に加えて横串の「ユニット制」を導入したと聞きました。
カスタマーストラテジー&デザイン、マーケティング&コマース、セールス&サービスという3つのユニットがあるそうですが、これによってコンサルタントのキャリアパスや働き方はどのように変わるのでしょうか。
また、事業会社出身者にとってどのようなメリットがあるのか教えていただきたいです。
- 業界:コンサルティング
- 職種:マーケティングコンサルタント
- 役職:現場・リーダー
ご相談いただきありがとうございます。
結論としましては、「縦と横の組織を両輪で回す新体制で、キャリアの可能性が飛躍的に広がります」
デロイト トーマツ コンサルティングのカスタマー部門が導入した「ユニット制」では、従来の縦割り組織の強みを維持しながら、横串の機能軸を加えることで、コンサルタント一人ひとりが多様なプロジェクトに関わり、幅広い経験を積める環境が整備されました。
たとえば、アドバイザリー業務で戦略策定に関わった後、テクノロジー領域でその戦略の実装支援に携わることも可能ですし、マーケティング領域からセールス領域へのキャリアシフトも柔軟に行えます。
・Customer Strategy Operation(顧客接点&マーケティング戦略領域コンサルタント)
・Customer Technology コンサルタント
事業会社出身者にとって、このユニット制は特に大きなメリットがあります。実はデロイトのカスタマー部門では、中途採用者の70%以上が事業会社出身者で構成されていらっしゃるそうで、コンサルファームや広告代理店、SIer出身者だけでなく、メーカーのマーケティング部門や営業部門で実務経験を積んだ人材が多数活躍しているそうです。
事業会社で培った実務経験やクライアント視点は、コンサルティングの現場で非常に重要な強みとなります。
ユニット制によって、自分が事業会社で携わっていた領域に近いプロジェクトから始めて、徐々に周辺領域へと経験を広げていくことができます。
たとえば、事業会社でマーケティングを担当していた方であれば、まずはマーケティング&コマースのユニットでプロジェクトに参画し、その後カスタマーストラテジー&デザインで上流の戦略策定に関わったり、セールス&サービスで営業DXの支援を行ったりと、段階的にスキルの幅を広げられるのです。
キャリアパスの観点でも、ユニット制は明確な成長ルートを描きやすくしています。
デロイトでは、ビジネスアナリストからスタートし、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャーと段階的に昇格していきます。
ユニット制により、複数の領域を経験することで、より早期に専門性を高め、マネージャー以上のポジションを目指すことも可能となります。
デロイト全体の強みである「クロスインダストリーの視点」と「深い専門性の統合」も、ユニット制によってさらに効果を発揮します。
デロイトのカスタマー部門には、マーケティング、テクノロジー、デザインなど、さまざまな専門性を持ったプロフェッショナルが約600人在籍しています。
ユニット制により、これらの専門性を持つメンバーとプロジェクトを通じて協働する機会が増え、自分とは異なるバックグラウンドを持つ仲間から学びながら、コンサルタントとしての幅を広げることができます。
このように、デロイトのカスタマー部門が導入したユニット制は、従来の縦割り組織の強みを活かしながら、横串の機能軸を加えることで、コンサルタント一人ひとりが多様なキャリアパスを描ける仕組みとなっています。
特に事業会社出身者にとっては、自分の実務経験を活かしながら、段階的に専門性を深め、幅を広げることができる理想的な環境といえるでしょう。
ウィンスリーでは、大手コンサルティングファームへの転職支援を強みとしており、選考対策についても豊富な実績とノウハウを持っています。
あなたのこれまでのキャリアを最大限に活かし、新しいステージで活躍するためのサポートをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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