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デジタル転職Q&A

2020.11.24

コロナ禍においてデジタル・DX関連求人の動向にどんな影響があった?

コンサルファームでDX推進コンサルに従事しています。仕事も数多く舞い込んできており、この分野の人材ニーズが高いのは肌感で実感していますが、クライアント側のデジタルのリテラシースキルの差が大きく、事業会社側の採用はうまくいっていないのでしょうか?

結論から申し上げると、採用がうまくいっているケースはあまりありません。

理由は2つあります。
1つ目は採用がうまくいっていないというよりも、「どういった人を採用していいかわからないので、採用に踏み切れない」という点です。これが圧倒的に多くなっています。
大手事業会社はプロパー社員の登用が多く、特にDXなど主要ポジションは社内から登用したいもの。とはいえ、もちろん即戦力になりえないので外部から招聘する必要があるのですが、
そもそも中途採用を多くとっていない、給与が合わない、カルチャーが合わないのでは?…といった課題が山積で採用に踏み切れない背景があります。

2つ目は求める人材の質量ともに足りていないという点です。
早くからDXを進めている企業はどんどんサービス展開のアクセルを踏んでいるので、とにかく優秀な人を量も求めて欲しがっています。ただそういった人が市場には少ないために、採用獲得が困難になっています。
ある会社はそれを見越して、DXチームだけは給与や待遇、働き方をある意味治外法権にしているところもあります。

今後はさらにDX人材の需要が高まるので経験者の取り合いはもっと大変になるでしょう。

回答者
黒瀬雄一郎(株式会社ウィンスリー 代表)