戦略コンサルから広告業界への転職は可能でしょうか？特に電通でコンサルの経験が活かせるポジションはありますか？

結論から申し上げると、電通には戦略コンサル出身の方が活躍できるポジションがあります。
特に「DXコンサルタント」や「BX（ビジネストランスフォーメーション）コンサルタント」といった領域は、近年中途採用も強化されており、コンサル経験者がフィットしやすいポジションです。

実際、大手IT系コンサルティングファーム出身で「より事業の近くで支援したい」という理由から電通に転職された方もいます。
その方は経営戦略や新規事業開発、金融・ITを横断する領域に幅広く携わってきた経験があり、電通側もその“戦略＋構想”のバランス感を高く評価していました。

ポイントは、「広告会社」というよりも「ビジネスデザイン企業」へと進化している電通の現在地を理解することです。
従来のメディアバイイングや制作領域だけでなく、事業構想・体験設計・業務改革まで担うため、コンサルタントとしての課題整理力や上流フェーズの提案力が活きやすくなっています。

また、選考ではステークホルダーとの協働経験とそこでの立ち回り、プロジェクトリードの経験だけでなく、コミュニケーション力はもちろんなのですが、相手に寄り添える方（傾聴力）が意外と求められていたりもします。
理由として、電通各領域やグループ会社、ベンダーさんなどと協働してクライアント支援をするためです。そういった様々な関係各所と協働しながら組織を動かし、お客様を動かすことが求められています。

また意外と忘れがちなのですが、電通への興味関心（志望動機）はメチャクチャ重視されますので、なぜ興味・関心を持っているかは書類選考時からしっかりと記載いただくことをおすすめさせていただいております。

なお、グループ内で近しいポジションとして、電通デジタル（DD）がございますが、より実行・運用系の役割が強いため、戦略志向の高い方には親会社である電通本体のDX/BXコンサル枠のほうがマッチしやすいでしょう。

待遇についても、年収1,000万円〜1,200万円台でのオファー実績があり、無理のある年収ダウンを強いられるケースは少ない印象です。
選考をご希望の際はぜひお気軽にお声かけください！

※ご紹介している求人は2025年6月時点の募集求人です。時間経過と共にクローズになってしまうこともございますので、ご了承ください。