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デジタル転職Q&A

2024.10.21

エージェントは相性のいいところを選ぶべきと伺いますが、その相性によって転職成功の可否は大きく変わるのでしょうか?

社会人7年目、広告会社営業職のものです。
30歳目前なので新卒からお世話になった会社を辞めて転職予定です。

絶対に失敗したくないので、エージェント選びは非常に重要だと思っていますが、マイナビ登録したところいきなり100通以上のスカウトが来ました。

全てのエージェントとコンタクトするのは難しく、どのようなロジックで選ぶべきなのか、またエージェントの相性?力量?によって転職の成功率は変わってくるのでしょうか?

「失敗しない人材エージェント選びとそのロジック」ですね。
確かにエージェントに限らずさまざまな方面から多くのスカウトが送られる昨今、いったいどのように考えてゆけば良いのでしょうか?
・・・なにか本屋さんに並んでいそうなタイトルですね。
今回はエージェントの選択ということに限って考えてみたいと思います。

はじめに結論的に申し上げますと、エージェント選びでそれは間違いなく大きく変わってきます。
そしてそういった経験者からの声を聞かれることも少なくないと考えます。

すでにご存知かとは思いますが、人材エージェントはその規模の大小や領域の違いなどさまざまですがおもに取り扱う求人案件のタイプとして、業界や職種を特定せず、さまざまな求人を取り扱う「総合型」と特定の業界や職種に特化した「特化型」の転職エージェントに大別されるようです。

「自分にはどういった仕事が良いのか分からない」という方や、「職種はこのままで、その業界が良いのか悩んでいる」などという場合には、<総合型>がまず考えられます。
キャリアアドバイザーに相談しながら、広く多くの選択ジャンルから自分に合ったものを見つけだすことが可能です。

他方で「現職の取り組み領域をさらに極める形でキャリアアップしたい」という方や、「以前から目指しているこの業界でどうしても働きたい」など、キャリアの方向性がある程度明確な方には<特化型>の転職エージェントがおすすめです。
得意とする(専門の)強みのジャンルを持っていて、キャリアアドバイザーやスタッフが、自身のお考えの業界や職種の経験者であるケースも多く、リアルな業界事情を得やすいところが特長です。

今回のご相談では「社会人7年目、広告会社営業職」の方ということですので、そのまま考えてよろしければ広告領域、もっと言えば企業と消費者(ユーザー、生活者)のコミュニケーション領域での募集案件に強みを持った「特化型」エージェントがまずはおすすめとなります。

と、ここまではこちらの業界の常識やその蓋然性からのお話しですので、その入り口にすぎません。そのうえで「特化型」エージェントとしてどういったことをしてくれるエージェントでなければならないのでしょうか?

今回下記にいくつか挙げてみました。
・転職を考えるにあたっての自身の「現在地」をしっかりと一緒に考え伴走してくれるエージェント

・転職を考えてゆくにあたって必要となる重要なテーマやその背景などを的確に言語化して整理してくれるエージェント

・自身の現在までの取り組みやその意味合いを専門分野も含めてしっかりと受け止めて具体的に共有・理解してくれる業界知識や実際の業務経験を有していて、募集ポジションへの実際的な業務理解とその企業との深い関係性を有するエージェント

・現職や次の職種ポジションについてその業務ポジションでどういったスキル・経験が得られ、どのようにキャリアアップしてゆけるのか中長期的なビジョンで捉えてアドバイスしイメージさせてくれるエージェント


まずは念頭に置いていただきたいことをいくつか挙げてみました(他の要素ももちろんあります)が、上記を大きな意味合いでまとめてみるとこうなります。
「業界知見をもって自分の強みとここに至る思いを正しく理解してくれるエージェント」
です。

そういったエージェントは決まってしっかりと自身に深く切り込んでくれるものです。その推薦文も自ずと他社とは違ったものになってきます。
早々に多くのポジション提案をもって「まず30件はエントリーしなくてはいけません」などと決して言ってきたりはしません。
数打てば~~ということであればAIをフル活用した求人メディアからの提案とそれほど大差はないでしょう。(ちなみにこちらの文面含めすべて非AIで作成しています!)

しっかりと自分の目でマッチする大切なパートナーを選んでいただきたいものです。

こういったことはなかなかお一人では進めづらいものです。ご自身だけではなかなか知りえない要素もあるかもしれません。
そういった一つ一つのその方のご事情に合ったかたちでお役に立てることも、わたくしどもの大切な役割と考えています。

日頃より強い関係性や情報力そして幅広いネットワークにて皆様をご支援させていただいております、私どもウィンスリーへぜひお気軽にご相談ください。

回答者
T.K(シニアコンサルタント)