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デジタル転職Q&A

2024.06.03

中堅広告代理店で広告運用に従事。もっと働きに見合った年収の会社に転職したいです。

中規模の広告代理店で主に広告運用の業務に従事しています。

担当するクライアントの数が非常に多く、毎日遅くまで残業しているのですが、固定残業の年俸制のためどれだけ残業しても給与に反映されません(現在、年収ベースで300万円ちょっとです)。

労働時間に比べ年収が明らかに割に合わないと感じ、転職を考えているのですが、現職と同じようなブラックな会社は絶対に避けたいです。

その際にどのような点に気を付ければ良いでしょうか?

ご質問いただきありがとうございます。

内容から察するに、労働環境の良くない中で必死に頑張っておられるのが伝わります。
固定残業代制でかつ残業時間が非常に多くなると、給与が明らかに割に合わないと感じるのも無理はありません。

結論から言うと、現職で労働時間や給与面の改善の見込みがないのならば、すぐにでも転職すべきです。
多忙でありながら安月給という状態では、人生の幸福度はなかなか高まりませんし、業務内容や労働時間が同じで現在の会社よりも条件の良いところはたくさんあるからです。

では、ご質問にあるようにブラックな会社を避けるためにはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか?大きく2つのポイントがあります。

① 利益が出やすい業種を探す
業種によって利益率は大きく異なります。例えばテレビ業界のように規制に守られ競争が発生しにくい業界は利益率が大きくなりやすい一方で、小売のように競争が激しく、構造的に高い利益率を生み出しにくい業界もあります。
当然、利益率が高い業界の方が給料は高くなる傾向があります。

広告運用に関連するものとして一例を挙げると、デジタルマーケティングの支援を行うコンサルティングファームなどは利益率が高く、年収アップの可能性が高まります。

② 思い切ってキャリアチェンジする
正直なところ、広告運用の業務はいわゆる「コストセンター」に分類されます。多くの企業では利益拡大のためコストカットを進める力学が働くので、コストセンター部門で働く人の給料はどうしても低く抑えられてしまうのです。

そこで、例えば広告営業など利益を生み出す「プロフィットセンター」側の職種にキャリアチェンジする、というのも1つの手です。あるいは、データ分析について勉強し、データマーケターなどの職に切り替えるのも良いでしょう。

いずれにしても、安月給の会社で働き続け、心身ともに疲弊してしまうのはご質問者様の人生にとって大きな損失です。

どのような方向でキャリアチェンジすれば良いか分からなければ、我々のような転職エージェントにお気軽にご相談ください。一緒に抜け出す方法を考えましょう。

回答者
瀧島一郎(キャリアコンサルタント(国家資格))