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デジタル転職Q&A

2024.01.24

現在の広告運用のキャリア軸から別のキャリアに変えていきたい。このような段階からエージェントに相談するのは問題ないのでしょうか?

広告代理店の広告運用をやっている6年目のものです。
会社の業績がよくなく案件も減ってきており、異業種への転職を検討しています。

昔から旅行が好きでどうせならばそちらの業界にいきたいのですが、求人票を見るとスキル経験があまりマッチせず、エージェントさんに伝えたところ連絡が途絶えてしまいます。
具体的な転職先やポジションが見えていないとエージェントへの相談は控えたほうがいいのでしょうか?

私共エージェントへのご相談にあたってのお話ですね。かしこまりました。
お話の内容から、まず今回は初めての転職という想定でお話ししますね。

とても基本的なことではございますが、まず初めに申し上げますと、私共コンサルタントは(少なくとも弊社コンサルタントは)候補者さんとお会いする際には、ほぼ例外なくまずどのようなキャリアを歩まれ、そしてそのご経験やスキルはどのようなもので、今回どういったお考えで活動されているのかをしっかりと理解したい思いでご面談に臨んでいます。
したがいましてご質問のようなご心配には及びません。

わたくしも企業の採用サイドの方々とのミーティングと並行してほぼ毎日候補者の方とお会いしています。年間では数百という数になりますね。
そういった中にはもちろんすでに選考もいくつか始めていて具体的なエントリー先についてのご相談といった方もございますのでこちらは別とすれば、ほぼ初めてエージェントに相談されるという方で、ご自身で自らのキャリアやスキルの整理そして進みたい方向性やそのポジション・イメージなどすでにしっかりと準備され、言語化ができているような方は、感覚としてですが多くてその中の1割くらい。
ほとんどの方はそういった整理や短期・長期を見据えたキャリアのあり方など、まさにこれから本格的に考えたいというステイタスの方々といえます。臆せずにぜひご相談くださってOKです。

とはいえご面談は基本的に30~45分くらいを目安に設定しています(もちろん必要に応じて数度にわたって設定します)ので、有意義な時間にしていただくためにも出来ればぜひ事前に取り組んでいただきたいこともいくつかございます。

そもそも何故相談したいのか、何を相談したいのか


ごくたまに「自分の市場価値を知りたい」といったどこかのCMのフレーズのようなことでご相談される方もございますが、本当に純粋にそれだけということでもなく、お話をお伺いするといろいろとご事情や具体的なご要望があるもの。
前述のようなご自身のキャリアの方向性などが言語化されていないだけのことの場合も多いのです。

エージェントに相談をするといったことはとても大きな行動です。

そういった今回の自分の行動を突き動かしたのは何か、綺麗に整理される必要はありませんがそこに立ってまず自らに向き合っていただくこと、これは何よりも先立って大事なポイントと考えます。これをわたくしは密かに『心の旅』と呼んでいます。

レジュメ(履歴書・職務経歴書)作成にまず取り掛かることはとても大切


上記のようなことを受けて、これからの自身の方角を見誤らないためにもぜひともまず取り掛かっていただきたいのが、レジュメ(履歴書・職務経歴書)の作成です。
この段階で重要なことは書式がどうの書き方がこうのということは差し置いていただいて、まず作成に取り掛かるということがとても大切です。内容の選択や情報の粒度・言葉の選び方は考えずに、まず心のままに書き出してみてください。そういったことで今に至るこれまでのことやさまざまな感情が湧き上がってくることも。
こういったことがすなわちこれから始まる自分を客観視する一連の作業のスタート地点になってくるとお考え下さい。実際のレジュメ(履歴書・職務経歴書)の完成はまだ先です。

参照:弊社HP「勝つ職務経歴書」をダウンロード

もちろん完成形でなくとも問題ありません。ご面談時にぜひお見せください。

不用意な求人エントリーにご注意ください”直接のスカウト経由も、エージェント経由でも選考プロセスに違いはない”


企業からの直接のスカウト経由であったり、エージェント経由であっても選考のプロセスやその難易度などに違いはありません。どちらの方が内定が出やすいなどもございません。
また、知人などを介したいわゆるリファラル経由なども同様です。
企業の特定のポジションのダイレクトスカウトを受けたということは、入社のオファーということではなく、あくまでもエントリーしてみてはいかがですか?という意味です。
どのルートからでも結果として選考の優位性などの違いはありません。企業からの「ぜひに~」というメッセージに反応してみたら「今回はお見送り〜」という不可解な思いをしている人も少なくありません。目の前を通る求人情報に自分がどうかを合わせるということではなく、まずはしっかりとご自身に向き合うことが先決なのです。

こういったご自身のお考えの整理や方向性のあり方などなかなかお一人では進めづらいものです。ご自身の意識されていない要素もあるかもしれません。
候補者さまの『心の旅』のお役に立てることも、わたくしどもの大切な役割と考えています。

日頃より強い関係性や情報力そして幅広いネットワークにて皆様をご支援させていただいております、私共ウィンスリーへぜひお気軽にご相談ください。

回答者
T.K(シニアコンサルタント)