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デジタル転職Q&A

2023.06.13

新卒から10年間、事業会社で財務・会計に従事。今までの経験を活かしてコンサルティングファームにてクライアント支援をしたいと考えています。

新卒で入社してから10年間、製造業で財務・会計を担当しています。

転職に前向きというわけではないのですが、この会社しか知らないため、
例えばコンサルティングファームで財務・会計知識を活かして他企業の支援などにもチャレンジしてみたいと思っています。

しかし、現職の仕事内容にも仲間にも不満があるわけでもなく、リスクをとって転職をするべきかを迷っています。

想像ですが、働き方や支援側というまったく違う環境に慣れていけるかということも心配ですし、コンサルティングファームは残業も多いと聞きますので不安もあります。
もしコンサルティングファームに転職するのに、タイミングがあれば教えてください。

転職の具体的なタイミングは人それぞれ異なりますが、求人ポジションには求められる期待や役割、スキル等がありますので、そのポジションにおいて転職後に価値を提供できると思われた時が一つの目安になるかもしれませんね。

求人票からは読み取れないような求人背景やカルチャーなどは、是非お気軽に転職エージェントに確認なさってみてください。

ご相談者様の場合、現職に不満はないとのことですので、まずは現職に留まる場合と、転職した場合に想定される将来のキャリアや得られる機会について比較してみてはいかがでしょうか?

<成長と挑戦の機会>
コンサルティングファームでの財務・会計支援では、他企業の業務に対しプロフェッショナルとしてアドバイスや最適化等の支援をしますので、業界や企業の課題に取り組むことへの興味やモチベーションを感じるようでしたら、成長と挑戦の機会を得ることができるかもしれません。

<幅広いスキルの活用>
コンサルティングファームでは、財務・会計の知識を活かしながらも、プロジェクトマネジメントや戦略的な視点、コミュニケーション能力などのスキルも求められます。自身のスキルセットをより幅広く活用したいと考えている場合は、転職によって新たなスキルの習得や成長の可能性があります。

<ネットワークの構築>
異なる業界や企業での支援業務に携わることで、新たなビジネスネットワークを構築するチャンスが得られます。コンサルティングファームは幅広いクライアントとの関わりがあり、多様な人々とのつながりを築くことができるでしょう。

ご相談者様は10年の財務・会計の経験があり、専門知識や経験において一定の成熟度があると思われますので、支援会社に転職しても一定の成果を出せる可能性は高いと思います。
一方でクライアントの要求に応じたプロジェクトに参加し、期限やマイルストーンに合わせて業務を進めるような働き方や環境の違いにも戸惑われるかもしれません。

コンサルファームでは、事業会社から支援会社に転職された方が少しでも早く組織になじんで活躍できるように、
オンボーディングプログラムやメンター制度、ワークライフバランスを考えた働き方の推奨など、組織としてサポートする仕組みを整えていますので、実は転職のハードルはさほど高くないのではないかと思われます。

これらの観点を考慮したうえで、自身のキャリア目標や成長意欲、転職のメリットとデメリットを比較し、さらに具体的に転職を検討する際には、業界研究や更なる情報収集をして判断なさってください。

回答者
小林ふみえ(シニアコンサルタント)