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デジタル転職Q&A

2023.01.13

40代、製造業のDX推進に携わっています。コンサルタント職への転身を希望しているのですが可能でしょうか?

40代、大手製造業に新卒入社後、技術職として経験を積んできていましたが、数年前にDX推進チームに異動になり業務改善に携わっています。
しかし実態としては予算がなく、主にRPA導入や、データの一元化をするなどの手元の改善しかできておらず、コンサルと契約することもできません。

製造業もDX推進をして改善をしていくフェーズに来ていると思っていますが、会社全体のDXについてはまだ消極的であり、今後数年の計画にもDX推進に関わることは入ってきていないようなので、DXコンサルへの転身を考えています。
このような経験値でコンサルタントに転身するのは難しいでしょうか?

ご相談者様は製造業のDX推進というポジションにいながらも、外的要因によりその課題に向き合えないジレンマがある様子ですね。
おっしゃる通り、製造業では高年齢化による人材不足やインフラの経年劣化などの課題があり、生産、保全、物流の領域でのDX推進等でコンサルタントが関わる案件がございます。

一方で、転職先として考えられているコンサルティングファームでの働き方については意識されているでしょうか?

事業会社は自社の経営や事業のため、支援会社は顧客の成功のために貢献します。
コンサルタントは付加価値を提供して課題解決を図る業務となり、高い成果を求められます。
時間×単価でフィーが発生するビジネスモデルですのでスピード感や、網羅的かつ構造的な思考など、高い成果を出すためのスキルも身についていた方がよいでしょう。

ご相談者様は、業界のドメインやプロセス知識がありますので、その点について優位性があるのではないかと思います。現職での業務経験を棚卸しして、転職先での再現性という部分を強みとして転職するのが良い流れになるでしょう。

40代の転職は、その先の待遇やキャリアに大きく影響が出てきますので、転職リスクについても情報収集や選考を通じて、転職後のその先、ご自身が継続できる就業環境であるかを見据えてお考え下さい。

回答者
小林ふみえ(シニアコンサルタント)