2021.08.26
電通、博報堂、ADKのデジタルチームの違いについて
現在中堅のネット専業広告代理店にて、デジタル広告の運用とコンサルをやって5年目。
最近周りに同じ代理店に転職する方が増えています。
電通デジタル、博報堂デジタルイニシアティブ、ADKデジタルチームのそれぞれの特徴や違いがあれば教えて欲しいです。
電通グループも博報堂グループもADKグループもここ数年で大きな再編をしてきています。
旧来型の広告代理店としての役割では、複雑化するクライアント企業の課題やニーズに応えきれないという現実から、デジタルを主軸としてクライアント企業に長く寄り添って、事業成長にコミットしながら機能していくという立ち位置にシフトしてきています。
今後も状況の変化に応じて、体制だけではなく機能的にも拡張・進化していくことが予想されます。
その上で、各企業の現状についてはざっくりと下記の通りです。
電通デジタルは直商流もあるものの、電通からの案件が多いので自ずと大手クライアントのマスメディアもからめた様な大型案件に関与する機会が多いです。
広告運用経験がある方であれば先ずは広告領域の職種で検討する事になりますが、レベル感の高い案件を通じてさらにキャリアップしていくには良い環境かと思います。
さらに電通デジタルはDXなどデジタルソリューション機能も持ち合わせていますので、そういった領域も将来的にキャッチアップして行きたいという意向のある方にも向いているかもしれません。
博報堂デジタルイニシアティブは、博報堂グループのデジタル広告領域を受け持つデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の戦略組織で、DAC・博報堂DYメディアパートナーズ・博報堂からその領域の専門家を集結させて機能させています。
また、HAKUHODO DX_UNITEDという博報堂グループ全体のDXソリューションの一角を担う組織でもありますので、デジタル広告領域で活躍しながら、大型のDX案件のプロジェクト参画を通してその領域をキャッチアップする機会を創出する事もできるかと思います。
ADKは以前よりキャラクター・アニメ・コンテンツ系のビジネスを多く手掛ける広告代理店です。
ADKのデジタルチームとしては、クライアント企業のデジタル広告案件に携わるのと合わせて、そういったコンテンツ系のデジタル領域での情報発信や話題作りを行う役割も担っています。
また例にもれず、データドリブンなデジタルソリューションの機能も拡充しながら、様々なDXニーズに応えられる体制を構築しています。
デジタル広告運用・コンサルのご経験をお持ちという事ですと、先ずは広告領域でのステップという事になると思いますが、いずれにしましてもデジタル領域でのニーズ自体は今後も速いスピードで移り変わって行ってしまいます。
その変化に合わせた経験・スキルをキャッチアップし続ける事が不可欠です。
未来のキャリアのアドバンテージを得て行くためには、こういった相談に親身になってのってくれるエージェントと色々とディスカッションされる事をおすすめします。