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デジタル転職Q&A

2024.08.20

初めての転職のため失敗しないように自己分析をしていますがいまいち自分のことがよく分かりません…どのように進めたら良いかアドバイス頂きたいです。

新卒で入社した総合系コンサルティング会社でTMT領域のビジネスコンサルタントとして4年ほど従事しております。
顧客と距離があり、自分の仕事の成果を直接的に知ることができないことにモヤモヤしており、マーケティング職へのキャリアチェンジを考えています。

初めての転職なので本当に自分が求めるものは何なのか、向いている仕事は何なのかを知りたく自己分析をしていますが、いまいち進展がなく悩んでいます…
どのように進めたらよいのかアドバイス頂きたいです。

ご相談ありがとうございます。
転職活動で改めてご自身と向き合われている状況なのですね。

実はこのテーマの話はよくご相談をいただくことが多く「就活時に自分のことは理解したつもりだったのに・・」と言われる方が多い印象です。
自己分析のやり方の説明に入る前に、私なりの自己分析の定義や、行うべき理由をお伝えさせていただきます。

私は自己分析を「自分の在り方、価値観、向き不向き(得意なこと・苦手なこと)、意思決定のパターンなどを理解すること」と捉えています。
これらを理解することで初めて、自己分析が完了したと位置付けることができ、自分にマッチする会社や職種を選ぶことができるのだと思っています。

また自己分析は何のために行うのでしょうか?
人間は本能的に変化する(変化に直結する行動をする)ことを嫌いますが、思考はよく変わります。
1年前・半年前はこう思っていたのに、今は違う考えを持っているなという経験もあるのではないでしょうか?

この不確実性の高い社会において、自分の思考を柔軟に変え適応させていくことは必然です。
つまり、時代や社会に合わせて自分の思考がどう変わっていってるのかを常に把握しておく必要がありますし、世の中が目まぐるしく変化する中で迷子にならないためにも、自分はどう生きたいのかを明確にしておく必要があります。
要するに自己分析は「一時的に行い完結するもの」ではなく、「習慣として日々行うもの」と私は考えています。

前置きが長くなりましたが、本題の自己分析のやり方についてお伝えさせていただきます。
アプローチのやり方は主に2つあると思っています。

① 自分のキャリア(職歴)の棚卸を行い、自分の特徴を言語化する
② 人生全体の棚卸を行い、自分の特徴を言語化する


多くの方は①のキャリアの棚卸は行うが、②の人生全体の棚卸までは行っていない印象です。
しかしブレない軸を見つけるためには、必ず②も行う必要があると思っています。
ブレない軸に繋がる、価値観を醸成している経験は過去に眠っていることがほとんどです。また自分の歴史を振り返ることで、意思決定のパターンが見えてきますし、得意なことや苦手なことを把握することもできます。

自己分析を行う方法は多岐に渡りますが、ウィンスリーの若手向け支援サービス「デジマjump」では①キャリアの棚卸と②人生の棚卸の2つの観点からサポートをさせていただいておりますので、是非お気軽にお問合せください。

「自分を理解する」ということはとても奥が深いです。
自己認識力が高い人ほど、自己肯定感は高く、自分の思い描く世界を生きていると感じます。今回の転職活動をきっかけに、一時的ではなく、自分と向き合うことを習慣化していただきたいなと強く思っています。

回答者
藤原滉(コンサルタント)