2024.07.16
20代中盤、入社3年目でマネジメントを任されるように。中長期的なキャリアを形成する上で、このタイミングでマネジメント経験はしておいた方がよいのでしょうか?
新卒で入社したIT系の会社でPdMとして3年ほど従事しており、幅広くマーケにも携わっています。
最近ではマネジメントも任せてもらえるようにはなったのですが、まだ自分はプレイヤーとしてスキルを磨きたいと思っており、転職をするべきか悩んでいます…
中長期的なキャリアを形成していく上で20代中盤のタイミングでマネジメントの経験はしておくべきなのでしょうか?それとも自分のスキル・経験を磨くべきでしょうか。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:Webサービス/制作
- 役職:マネージャー
ご相談ありがとうございます。
20代中盤にしてマネジメントを期待されているが、まだプレイヤーとしてスキルを磨きたいと悩まれている状況なのですね。
似たような相談をしていただくことは多く、優秀な若手の方々に共通するお悩みかと思います。
まず前提として、中長期的にどのようなキャリアを歩んでいきたいのかは明確になっていますでしょうか?
どのような方向性でキャリア形成していきたいのかによって、取るべき選択が変わってきますので、まだ明確になっていない状態であれば、まずは自分がどう在りたいのかを言語化することに取り組んでみてください。
マネジメント経験の有無は、キャリアにおいて重要な要素の一つですが、人によって必要かどうかは変わります。
マネジメント経験が必要かどうかは、企業が求めるポジションに応じて異なりますが、一般論として、20代と比べ30代では経験の有無を問われることも増えてきます。
役職名が付いていれば良いというわけではなく、実際にどのような経験(規模や期間、チーム成果など)をしているのかが重要です。
先述した通り、20代でのマネジメントの経験有無は、今後どのようなキャリアを目指すのかによって変わってきますが、将来自分がどう在りたいのかから逆算して考えることに加え、メリットやデメリットを考慮した上で意思決定すると良いかと思います。
■20代でマネジメント経験を積むメリット
・転職時のアピール要素になる(特に30代以降)
・リーダーシップ力やチームビルディング力を磨ける
■20代でマネジメント経験を積むデメリット
・マネジメント業務に労力を割く必要性が出てくるため、プレイヤーとしてのスキル磨きが難しくなる可能性がある
中長期的な視点で考えると、若いうちからマネジメント経験を積むことは様々なメリットがありますが、プレイヤーとしてのスキル研鑽にかけるリソースが減ってしまうデメリットもあります。
何を重視し、何を捨てるかは人によって変わりますので、その選択基準を自分の中でしっかりと設けることが意思決定において何より大事です。
またマネジメント層になることで、給与形態がどう変わるのかをチェックしておくことも重要です。
マネジメント職に就くと役職手当がつく一方で、残業手当がなくなる企業もございますので、自社の仕組みがどうなっているのかは事前に確認をするように注意してください。