20代、大手不動産賃貸の営業職。未経験ですがSNS運用の広告代理店に転職したいのですが、レジュメはどのように作成したら良いでしょうか？

みなさんの転職活動および転職は企業側からみると中途採用ということになりますが、中途採用とは言ってみれば「企業側に足り無いものがあって、それを埋められる人を外から呼び込んでくる行為」ということになります。

このことから書類審査では、候補者の再現性の高い経験・スキル・実績で、そのポジションのニーズを満たせるのかどうかだけを企業は真っ先にチェックしてきます。

ですので大前提としては、ご自身がお持ちの再現性の高いご経験・スキル・ご実績で、そのポジションに求められているニーズに応えられるという事を、ロジカルかつ端的に職務経歴書で表現できている事が重要となります。

今回SNS運用の広告代理店への転職を意図しているとの事ですので、「未経験でもOK」というポジションを軸に探していくというのもありかと思います。
※相談者様は社会人となって4年経っているとの事ですので、一部を除いては「第二新卒」という解釈は難しくなっている年次と言えます。

しかしながら未経験OKとは言いながらも、企業としてはなるべく経験を持っている方を選びたいとう心理になっていますので、ポジションに対する企業側のニーズを咀嚼した上で、個人で行っているSNS運用の経験・スキル・実績をなるべく定量的に表現いただくと良いです。

SNS運用スキルはビジネスとして磨かれている方が理想的ではありますが、個人で取り組んでいることであってもそのクオリティやボリュームがビジネス上のそれらと比べて遜色なければ可能性はありますし、そのレベル感次第では経験者ポジションにもトライできる可能性も出てくると思います。

また、求人票にはSNS運用に関するスキル・経験以外の条件が表記されてあるケースがありますので、それらのなるべく多くの項目に対してお持ちの経験・スキルで応えらえるという事を端的に分かり易く表現ください。

合わせて、なぜ転職活動を行っているのか、なぜ広告業界に転職したいのかについても、第三者にも相談者様の意図が齟齬なく伝わる様にロジカルかつ端的に表現しつつ、さらにその熱意と覚悟についても触れてください。

さらに、新たな項目を設けてご自身の「WILL」についても言及してください。
企業側が持つ何か（今なのか将来的なのかは別として）と候補者のWILLがリンクしていれば「それだけ長く居て活躍してくれる＝長く企業の将来に役立ってくれる方」という判断につながります。

職務経歴書の書き方やブラッシュアップについて、一旦この場では以上となりますがいかがでしょうか。

そして、、、
転職活動の一番のバリューは「自己理解を深めること」です。

職務経歴書の作成やブラッシュアップの一連の取り組みは、自身の経験・スキル・実績・意向などの棚卸しであり、企業や市場と自分自身について探究しながら、言語化を通じてロジカルに客観性をもって明確化する。
そのプロセスで自己理解を深めつつ、自身のこれまでと今と未来を捉えるということになりますが、実はこれは面接対策の一環にもなっているのです。

まれに職務経歴書の作成やブラッシュアップを全面的に代行してくれるエージェントがいるとのことですが、何よりも「キャリアを自分事化する」ことが最も重要であることからから、瀧島の場合は作成やブラッシュアップ代行は一切行っていません。
※言うまでもなくご本人による作成やブラッシュアップのための相談やアドバイスについては最大限対応させていただいています。

実際に職務経歴書のブラッシュアップに取り組んだことで、自己理解がさらに深まり、自身でも認識できていなかった新たなバリューを見い出すことができた事で、当初とは異なる方向性で転職活動を本格化し、ご自身的にとても納得感の高い転職を実現させたという例もございました。

選考に際しては先ずは書類選考を通過させないと意味はありません。
職務経歴書の作成やブラッシュアップについての相談も受け付けていますので、遠慮なくご相談ください。