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デジタル転職Q&A

2024.02.15

大手広告代理店常駐の制作営業。大手への転職を検討していますが、書類がなかなか通過しません…今は代理店の営業経験の価値はあまりないのでしょうか?

32歳大手代理店に常駐し、制作・イベントプロモーションの営業をしています。

ステップアップしたく大手代理店への転職活動をしていますが、求人があまりありませんし、エントリーしても書類が受かりません。

 

代理店営業の経験はこれからは価値がないのでしょうか?

アドバイスいただけますと幸いです。

一言で広告業界の営業と言っても関係する領域はとても広いですし、役割や立ち位置も様々だと思いますが、その中でどの様な経験・スキル・実績を積んで来られましたでしょうか?

レガシー型の営業はフロントマンとして顧客企業とコミュニケーションする重要な役割を担っていたものの、クライアントと自社をつなぎながら業務推進や事務的作業などを受け持つコンタクトポイントの様な立ち位置で受動的なスタンスが多かったと思いますが、昨今はクライアントとの関係性も変わってきたこともあり、プランニング的な役割も担うというニーズからコンサル営業・アカウントプランナー・ビジネスプランナーなどという呼ばれ方が主流になってきています。
※職種名およびその機能は企業によって定義は異なりますのでその前提で一般論として捉えてください。

言い換えれば旧来型のレガシー営業は既に不要化されているということになります。

主体的に考えて動けて、プランニング・プロモーション・マーケティング・クリエイティブなどを形にできる人材(形にするところに能動的に関与・機能できる人材)が求められているということですし、特に大手になればなるほどその傾向は強まると言えます。

求人数が少ないにも関わらず書類がなかなか通過しないとのことですが、ニーズに応えられる再現性の高いご経験・スキル・ご実績とともに主体性・能動性の部分でもしっかりと具体的に語れる成果や実績はございますでしょうか?
現在は大手広告代理店に常駐されているとのことですが、もしかしますとそのために主体性・能動性の部分で疑問視されてしまっているのかもしれません。

上記はあくまでも推測ですが、いくら大手の看板の下で業務を行っていたとしても、ニーズにマッチする再現性の高いご経験・スキル・ご実績だけではなく主体性・能動性についても伝えられない限りは正直難しいのではないかと感じます。

ステップアップのために転職という方法論もありますが、常駐という立ち位置であっても主体的・能動的に動いて成果や実績をしっかり積み上げることができている方はいらっしゃいますので、現職(現在の立ち位置)で将来のキャリア発展のためのギャップを埋めて行くという考え方もあるのではないかと思いますので、広く可能性を模索・探究して未来の自分にとって一番良い選択肢をチョイスしていただければと思います。

キャリア発展には様々な考え方やパスがありますが、その様な前提で会話させていただいておりますのでいつでも遠慮なくお声がけください。

回答者
瀧島一郎(キャリアコンサルタント(国家資格))