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デジタル転職Q&A

2023.11.02

PR会社のコンサルタントとして6年経験。より上流のマーケティングに携わっていきたく転職を検討しています。

新卒からPR会社のコンサルタントを5年担当してきました。
マーケティングの中でもPRは領域が狭く、ゆくゆくは上流のマーケティングに携わっていきたいと考えており転職を検討しています。

PR以外の手法も使って事業に貢献していきたいです。どのようなキャリアプランがあるでしょうか?

ご相談ありがとうございます。
PRを専門とされている方から同様のご相談を受けることが増えている印象があります。
相談者様はPR領域の専門性を5年間ということなので、一通りご経験してこられていると推察します。
その上で上流にポジションをずらしたいとのことですね。

特にどの領域に強いのか? 上流と言ってもどの領域を志向されているのか?など分からないので、一般論になってしまいますが以下のように考えられると思います。
一つの参考としていただければと思います。

PR領域に求められるスキルとして拡張する際に役立つものは一般的には以下があると思います。
・リサーチスキル
・分析スキル
・マーケティング全般の理解
・特にブランディングへの深い経験とスキル
・メディアとの関係性・関係構築力

これらを活かしていくとすれば以下のような方向性が考えられます。

①ストラテジックプランナーとしてマーケティング戦略の全体像を描いていく
一般的に代理店などの支援会社に設けられているポジションになります。
マーケティングの全体像を描いていくことから上流に寄せていきたいというご要望にはまってくると思います。
ベースとなるマーケティングへの理解に加えてリサーチやデータ分析のスキルが一定レベル以上にあれば、可能性は高いと思います。
特にブランディングに強いストラテジックプランナーとして一部即戦力としても入っていける可能性があります。一方でPRに限定せず、広くマーケティング戦略を検討できます。

②ブランドストラテジスト/コンサルタントとして、ブランディングの専門家になる
PR業界にいた人は、ブランディングに関して深い知見を持っていることが多く、ブランドに特化した専門家として、支援会社でも事業会社でも可能性があります。

③コンサルタントとして経営戦略の策定〜実行まで関わっていく
戦略系コンサルタントとして、経営アジェンダに向き合っていくのは一つの方法です。マーケティングに閉じず、さらに大きなアジェンダに向き合うことができます。例えば、「このブランドを何とかしたい」のように大きなアジェンダです。マーケティングに閉じることなく、様々な手法をフリーに提案し実行していくことができます。ご志向性からあまりソリューションに寄せる必要がないような会社に行った方が満足度が高まりそうです。

④プロダクトマネージャーとして製品開発とマーケティングの実行を担う
製品担当者として、製品にまつわる全てを上流から担当するのも一つの方法です。
リサーチ、分析、マーケティング(特にブランディング)、などは活かしつつ、コスト面なども含めた 損益計算書全体項目のマネジメント、場合によってはバランスシートの資産構成にも関わっていけることになります。

上記はあくまで一例であり、PRのどの領域が得意なのか、何をしている時が満たされているのか、何が得意なのか?という特性、さらに今後のご志向性などを詳しくお伺いした上で、どんな可能性があるのかを考えていきたいと思います。

我々コンサルタントにご相談いただければと思います。

回答者
宮崎洋(キャリアコンサルタント(国家資格))