2023.04.10
リモートの働き方が中心のネット系代理店の最終選考を控えています。最終面接はリモートか来社か選択できるようですがどちらの方が良いのでしょうか?
30代半ば、昔ながらの代理店にて広告営業に従事しています。
リモート中心の新しい代理店の選考が進み、次回最終面接を予定しています。いままでリモート面接でしたが最終は来社でもどちらでも選択できるとのことですがどちらが良いのでしょうか?合否には関係はないとのことです。
リモート主体の会社ですので、リモートでのコミュニケーション力を確認されたいのであればリモートの方がいいのでしょうか?
訪問する方が印象がいいのではないかと昭和の営業としては思うのですが…いかがでしょうか。
最終面接のリモート/対面の可否についてですね。「合否には関係ないと記載がありますが実際のところはどうなのでしょう?」などよく最終面接を前にそういったご相談をお受けしますね。かしこまりました。
結論から先に申し上げますと、こちらはおそらく文字通り受け取られても問題はないかと存じます。
つまりどちらの選択でもその結果にそれほど大きな違いはないのではという印象を持っています。
また「リモート主体の会社ですので、リモートでのコミュニケーション力を確認されたい」という側面でもすでにそれまでの選考において十分確認済み。必要であればそもそもリモートで設定されてくるはずです。
では、どちらでも変わりないのであれば効率的で楽な方が良いのでリモートで設定しようということで手放しで良いかといえば、話はそう単純なことではございません。
そもそも選考企業が最終面接を対面で設定する場合のことを少し考えていただければわかると思うのですが、最終面接は現場のマネジメントの方にとどまらず、役員クラスおよび管理部門の責任者も必ずセッティングされてくるはず。
ご自身の訪問プロセスよりも先方の費やす工数や労力、そしてそのビジネスの対価は、はるかに大きなものになってくるのです。
言い方を変えればそういうバリューをもってその最終面接を捉えているのです。
今回特に広告代理店の営業というかなり高いレベルでの合意形成力を期待されているポジションであることを考えますと、先方にとって実際的なコミュニケーション力の確認というその意味合いはかなり大きなものになってくると言えるでしょう。
また、ご自身にとってはどうでしょうか?
今後のご活躍のビジネス環境を実際に訪問して自身の目で見てみる中で新たな発見は少なくないと考えます。
さらにリモート環境と違って、ご自身の生の声のトーンや豊かな表情などを含めた人間力のようなものも対面形式のほうがダイレクトに伝わるのは言うまでもないことです。
ちなみに昨年中にある大手広告代理店様へこういったプロセスでご入社いただいた、わたくしが担当した3人の方はみなさん最終面接はご訪問されていました。
ただし、現状においていわゆる昨今の感染のリスクは全く無くなったわけではありませんし、さまざまな要因で細心の注意をなさっている方々もいらっしゃると思います。
それゆえにまさにこういった面接形式の選択肢が設定され、正しくその運用がなされているのも事実ですので、ご無理をされる必要はないかと考えます。
もしお時間の都合がつくようでしたら、やはり一度ご訪問されることをお勧めします。
このようにいろいろな選考場面において、そのあり方や意味合いもありますしその運用もそれぞれです。ご自身ではなかなか得られない情報もございます。
こういった生っぽく現実的な選考情報のご提供も我々の大事な役目のひとつです。