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デジタル転職Q&A

2020.05.18

現職の経営状況が悪化しリストラ危機!40歳目前、理想を追う転職は厳しい…?

新卒で大手事業会社のメディア営業を担当。その後は大手広告代理店でデジタルメディアのプランナーや営業を担当後、デジタル広告から少し離れたスキルを求めて30歳半ばのときに現在の小さい経営コンサルティングファームに転職し3年経ちました。

 

しかし経営が悪化し、小さな会社にも関わらずリストラの危機。200万円下げた年収もさらにカットされるため、再度転職活動を決意しました。

 

なお、現在の会社はコンサルティングというものの、中小企業経営者の「話し相手」のようなスタイルで、求めていた「経営コンサルティング力」というものが身につくのか甚だ疑問も感じていました。

 

できれば、メディア広告など単一商材を売る営業ではなく、経営コンサルスキルが付くコンサルティングファームで行けるところがあればチャレンジしたいのですが…。

 

しかしながら前回の転職活動時、デジタル広告代理店のプランナー職内定も出ていたのですが、コンサルティングファームは今の会社のみだったので不安です。

 

将来は独立したコンサルタントになる夢も抱いているものの、40歳手前で給与も不安なまま、理想を追うべきかどうか迷っています。

いい意味でご自身のスキルに可能性を持ち続けている素晴らしい方ですね。
30歳半ばのタイミングで、給与を下げて、大手から小さな会社へのチャレンジは中々できるものではないです。
(もう少しチャレンジのタイミングが若かったら…とは思いますが。)

3年前のチャレンジは、もう少し将来の変数も含めた情報のインストールと覚悟が必要だったかもしれません。
小さな会社(どれくらい小さいかわかりませんが…)であれば大手に比べてそういった事業の立ち行かなくなることはいくらでもありますし、リストラも平然とあったりするものです。その覚悟も考えて転職しましたでしょうか?大手にいると言葉ではわかっていても感覚的にわからないことも多々あるものです。

とはいえ、過去のことを言っても仕方ありませんので、同じ轍を踏まないようにアドバイスさせていただきます。

「貧すれば鈍する」ということばがあるように、まずは生活にかかるお金は大丈夫でしょうか。
やりたいことがあれば、そんなの関係ない!というのも良いですが、ただそのような状況だと冷静な判断も何もできなくなることが多いです。特に40代になると仕事に対する選択肢は相当狭まりまして、「仕事なんて何でもいい」そんな結論が一番悲しいです。

まずは「お金まわり」をきちんと確保できるところ、そこをベースに考えましょう。
最初は希望に叶わなくても実力次第で昇給する、そういったオファーももちろんありますが、自分の実力とは関係なく会社の実力が伴わず昇給が無いといった今回のケースも考えられます。
そういった意味でも、変数が少ない大手企業が松田さんには良いのではないでしょうか?中小ベンチャーはこんなもん!とわかっている方は今回のようにそもそも悩んだりはしないものですから。

そして、次に考えることは松田さんの5年後、10年後の無理のない理想像。
仕事面、生活面のイメージをしてください。すべてが完全な理想というのもいいのですが、現実はそういったご年齢ですので、取捨選択しながら最大公約数的に考えることをおすすめします。
情報をきちんとインプットしつつ現実を考えながら物事を進めるというのも重要なビジネススキルの1つです。

さて、当初のやりたかったことというのは、いろんなことを捨ててまでやりたかったことなのでしょうか?本当にやりたかったのなら、そもそももっと若いうちにチャレンジしていたかもしれませんね(笑)

松田さんの今後のご活躍を祈念しております。

回答者
黒瀬 雄一郎(株式会社ウィンスリー 代表)