サイト全体を検索

デジタル転職Q&A

2023.11.25

電通のデータプライバシーコンサルタントについて質問です。

データを活用したDX領域に関心があり、電通にデータプライバシーサイエンティストというポジションがあることを知りました。
電通の採用サイトで要件を見ると、法規制、技術規制、プライバシーテック領域の最新動向の収集経験が必須とあるのですが、やはり法務部門や情報セキュリティ部門にいた経験が必ず必要なのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。

電通では中期戦略としてIGP(Intedrated Growth Partner)を掲げており、データとデジタルを切り口とした事業や顧客体験、広告領域、マーケティング基盤の変革と事業成長の実現を目指しています。

一方で、昨今は改正個人情報保護法への対応など個人のプライバシー保護に配慮する必要性が高まっており、クライアントやメディア、プラットフォーマーなどが保有するデータを扱う際にプライバシーリスクがないか、慎重に検証することがこれまで以上に重要になっています。

そこで、プライバシーリスクを検証した上で実現可能なスキームの立案と実行支援を行うポジションがデータプライバシーコンサルタントです。

データプライバシーコンサルタントは、クライアントと直接対峙する現場担当者と、情報セキュリティや法務部門の間に位置し、実行支援に内在する様々なリスクを拾い上げ、対応策を提言する重要なポジションです。

こうした立ち位置であるため、確かにデータの取り扱いに関わる法務・プライバシー部門や情報セキュリティ担当としての経験が求められますが、一貫して法務部署や情報セキュリティ部署に在籍してきた方よりは、むしろビジネス現場業務の一環として法的な問題も解決してきた経験を持つ方のほうが好まれる傾向があるようです。

情報セキュリティに関しても、ルールブックやソリューション販売、技術研究のみをやってきた方よりも、業務に応じたカスタマイズなどの経験があることが求められます。

こうしたことから、必ずしも法務部門や情報セキュリティ部門で業務を経験してきたのであればOK、というわけではないことがうかがえるかと思います。

実際の選考においても、部署自体よりも業務内容の経験が重視されることは間違いありません。具体的には、法務経歴寄りのキャリアであれば、情報システム開発や運用・保守の契約面での調整経験などを通じてIT領域に触れてきた経験が求められます。
また、情報セキュリティ寄りであれば、セキュリティ視点で各国データ法規制への対応経験やシステム監査などの経験が必要です。

ウィンスリーでは電通の人事とのコネクションが強く、定期的なMTGを通じて最新の求人情報や人材要件などの情報を得ていますので、採用にまつわる不明点などありましたらご相談ください。

無料の「転職診断」サービスも用意しておりますので、こちらもぜひご活用ください。
※ウィンスリー独自の診断となり、本選考には影響ございません

■関連求人
株式会社電通 / 【DX】データプライバシーコンサルタント

※ご紹介している求人は2023年11月時点の募集求人です。時間経過と共にクローズになってしまうこともございますので、ご了承ください。

回答者
針谷将幸(キャリアコンサルタント(国家資格))