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デジタル転職Q&A

2023.10.01

電通に契約社員として入社した場合の、その後のキャリアについて

新卒から憧れの電通の中途採用求人に応募したいと思っています。

ただ、電通は中途採用の難易度も高く、かつ契約社員の登用がほとんどと聞きます。

入社後も、正社員登用の試験があるものの、ネットで調べる限り、正社員になれる人は数%ほどとの情報が大半で、正直自信がありません。何か有益な情報やアドバイス等ありましたら教えていただけると助かります。

電通に契約社員として入社した後のキャリアについてですね。

実は、2020年頃から、電通は従来の契約社員を前提とした採用がほぼ無くなり、現在は正社員雇用前提の中途採用となっています。
ご質問の通り、従来は電通に契約社員として入社した後に正社員登用を目指すのはかなりハードルが高く、社内選考をパスして契約社員から正社員になれる人数は年間数人程度でした。正確な数字は公表されていないものの、正社員に登用される確率が数%というのは、あながち間違いではない情報でしょう。

ただ、現在は正社員雇用が前提であり、中途採用人材も以前採用をしていたような広告人材とはやや異なる様相です。
デジタルやITに強い人材を中心に採用を進めており、アクセンチュアやデロイトなど大手コンサルファームからの入社事例も数多くなっています。

また特に採用を注力しているのが、度々キーワードとして出てくるIGP(Integrated Growth Partner:広告領域のみならず、経営戦略から事業支援まで含めた統合的なソリューションを提供する体制)をきちんと体現できる、従来の広告やクリエーティブ売りではない、企業成長を伴奏型で支援できる人材です。

具体的には「ビジネスプロデューサー」と呼ばれる営業職のポジションで、代理店出身者はもちろん、コンサルティングファーム出身者や事業会社の法人営業経験者など、他の業界出身者にも間口を広げています。

ですので、営業職として電通への中途入社をご希望であれば、ビジネスプロデューサー職への応募を検討されてはいかがでしょうか。ただ、間口が広がっているとはいえ、中途採用のハードルが下がっているわけではない点には注意が必要です。

電通は弊社での決定実績が豊富で、懇意にしているクライアントの1つですので情報の蓄積があります。中途採用の事情についてご不明な点等がありましたらお問い合わせください。

参考記事:電通が掲げるIGPとは?IGプランナーの注目求人も合わせて紹介

電通の営業職(ビジネスプロデューサー)を解説!適性と最新の正社員案件も紹介!

回答者
山崎明日花(キャリアコンサルタント(国家資格))