広告業界の行く末を案じています。このままシュリンクするのか広告以外の領域の可能性があるのか教えて欲しいです。

社内外からも非常に信頼されており、エース級の方とお見受けします。30代半ばですのでこのキャリアの方向性はある程度決めていく必要があります。
いくら優秀な方でも30代後半、40代になると一気に求人が減ってきてしまうのが事実、つまり選択肢が狭くなってしまいます。

方向性は2つあるかと存じます。
１． 既存企業にて昇進していく
現在のご活躍ですと新卒入社でもありますし、そう遠くない時期にボードメンバーに近づけるポジションになるでしょう。ただし、代理店も従来の広告手数料から、データコンサル、事業開発など別の領域への展開をし始めています。つまりこれは広告事業のみでは将来的にアッパーが来てしまうという示唆です。
ですので、質問者様は社内昇格は既存のビジネスを守り拡大しつつ、新しいソリューション領域の立案と実績を作っていく立場にもなることが必要です。 そこができないとそもそも社内昇格しても会社自体が…となってしましいますので。

２． 新しい領域にチャレンジする
市場を見ても代理店のデジタル広告運用は欲しいけれど、営業職は必要ないという企業もかなり増えてきています。ですので、広告以外の新しい領域へのチャレンジです。
「将来的に何を目指すのか」によりますが、新しい領域とグローバルな優秀なネットワークを求めるなら、外資系コンサルティングファーム。給与も十分に最高峰のクラスを得ることもできます。広告ソリューション領域のコンサルはほぼありませんので、広告やトラフィックデータ分析・マーケ関連の領域です。
より専門性をつけたいのであれば100人以内少数精鋭コンサル。CRM、データ領域、UIUX領域など専門性に特化したチームです。
最後は大手デジタルメディア企業。今まで売っていた媒体の媒体側営業やマネジメントが相性がいいでしょう。仕事のイメージはつきやすいかと思いますが、今と異なるのはいろいろな事業を立ち上げている事業会社ですので、社内異動や昇格によってより幅広い経験を積むことができます。 いずれの選択でも言えることですが、現況が調子いいからと言って、今後シュリンクしていくであろう広告領域以外でのスキル経験をキャッチアップしていかないと40代以降は非常に苦しいキャリアを歩む可能性があるということです。