2025.02.17
自分のやりたいことと企業内での役割のギャップに悩んでいます。
元々、新規事業としてコミュニティ運営をしていたのですが、企業の業績悪化を受けて、事業の縮小を行うことになりました。私も異動して全く異なる仕事をやることになりました。
任されることは有難いと感じますし、しっかり期待に応えたいと思います。
また、それなりに価値は発揮できていると感じます。より大きな組織を任されマネジメントとしての経験も積めています。
一方で、自分がやりたいこと(新規事業開発やコミュニティ運営)からどんどん遠ざかっていっているような気もします。
このままで良いのか悩んでいます。相談に乗っていただきたいです。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:コンサルタント
- 役職:マネージャー
ご相談ありがとうございます。
まず、現在の状況を前向きに捉え、任された仕事にしっかり向き合いながら成果を出されていること、本当に素晴らしいです。
切り替えて成果を出すのは難しく、器用な方なんだと思います。
その一方で、「自分のやりたいことから遠ざかっている」というお気持ちは、同じように悩まれる方が多くいらっしゃいます。
まずはその感情に素直になり、しっかり向き合うことが大切です。
やりたいことと求められることのギャップについて
日本企業では、多くの場合、ジェネラリストを育成しようとする傾向があります。
そのため、幅広い経験を積ませる一方で、「自分が本当に何をやりたいのか」がわからなくなっていってしまうケースも少なくありません。
文面から、相談者さまは非常に責任感が強く、与えられた役割を全力で果たされる方だと感じました。
その結果、自分の本当の気持ちに蓋をしてしまうことがあるのではないでしょうか。
ご自身の内側に目を向ける時間を
もし、「自分はこのままで良いのだろうか」という疑問が生まれたのであれば、少し立ち止まり、自分自身に問いかける時間を持つことをお勧めします。
頭で考えるのではなく、体に聴いていくのが大切だと思います。頭は自分を誤魔化してくるので、静かにしてもらった上で、自分はどうしたいのか?を聴いてみてください。
以下の質問を参考にしてみてください:
1.新規事業開発やコミュニティ運営に関して、具体的にどのようなことを実現したいのか?
2.現在の役割を通じて、将来的にやりたいことにどのように繋がる可能性があるか? そもそもつながるのか?
3.死ぬ間際に、今の選択を思い出したとして、どちらを思い出したいか?
修正を恐れないことも大切
「こうなりたい」「これをやりたい」というビジョンをお持ちの場合、あまり長期的に見過ごさずに、修正をかけていくことが大切になってきます。
確かに現状で得られているマネジメント経験は、今後どのような分野で働くにしても役立つとは思います。
ただ、「やりたいことに繋がる道を選びたい」と感じるなら、その気持ちに素直になり、次のステップを考えるのも良いかもしれません。
責任感の強い方ほど、周囲の期待に応えようと頑張り続けてしまうことがあります。
そしていつの間にか会社の流れに飲み込まれてしまって、いつの間にか自分が何者かが自分でも分からなくなります。
ぜひ、周囲の声ではなく「自分がどうありたいか」を大切にしていただきたいと思います。
これからは何が正解か分からない世界になっていくと思います。キャリアもそうです。
そんな時、自分の内側から聞こえる声が、これからのキャリアを形作る道しるべとなってくれるはずです。
必要であれば、もう少し具体的なキャリアプランや次のステップについて一緒に考えることも可能です。
壁打ち相手がいた方が深まりやすいトピックでもあると思います。
お気軽にご相談ください。応援しています!