2024.12.09
SaaS企業の営業→SIerのITコンサルを経験してきました。ビジネスコンサルに転職するにあたり、気をつけるべきポイントがあれば教えてください。
SaaS企業にてエンタープライズ向けの営業を経験した後に、SIerにてITコンサルを経験してきました。
ITに閉じた領域ではなく、より顧客の事業課題の解決に直結した支援をしたいと考えるようになり、いわゆるビジネスコンサルと呼ばれる領域にチャレンジしていきたいと考えています。
ビジネスコンサルに転職するにあたり、気をつけるべきポイントがあれば教えてください。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:営業
- 役職:現場・リーダー
ご相談いただきありがとうございます。
営業、ITコンサルをご経験されて来られたうえで、ビジネスコンサルの領域にチャレンジしていかれたいのですね。
■自己分析と目的の明確化
まず、なぜビジネスコンサルに転身していきたいのか、理由を明確にすることが大切です。
おそらく今までご経験されてこられた仕事をふまえてビジネスコンサル領域にいきたいとお考えになられているかと思いますので、今までの業務領域で貢献出来たこと/出来なかったことや、ビジネスコンサルにチャレンジすれば叶うことなど、具体的な理解に落とし込んでいきましょう。
また、ビジネスコンサルに転身したいと考えるきっかけとなった原体験についてもあればわかりやすく整理しておけると良いです。
■業界研究と応募ターゲットの選定
コンサルファームと一口に言っても、各社差別化ポイントや特色などがあるものです。
特に注意したほうが良いのは、総合コンサルファームが謳う「コンサルタント」のポジションです。
総合系コンサルファームでは、収益の柱としてITの開発案件に頼っている企業も少なくなく、開発案件のPMやPMO、中にはエンジニアまでを「コンサルタント」と表現している企業もあります。
私もよくコンサルファーム出身の方を担当させていただきますが、選考の段階では「ビジネスコンサル」の案件も豊富にあり、アサインの予定があるとコミットいただいた方でさえも、入社後に案件に恵まれず、長期間PM要員として塩漬けされる方のお話もよく伺います。
こういった想定外の事象を避けるためにも、情報収集をしっかりと行い、就きたい業務領域へチャレンジ可能か、慎重に検討しましょう。
■合格するための選考対策
一つ上の項で述べたように、コンサルファーム各社に特色があり、選考内容においても共通点や、独自の判断基準などがございます。
特にケース面接について、何か特殊なものと身構えてしまう方が多いようにお見受けいたしますが、ケース面接は十分対策可能なものですので、対策にしっかりとエネルギーを注げる前提であれば、むしろ出題のある企業のほうが有利に選考を進めることも可能です。
その他にも気をつけるべきポイントはございますが、ご相談者様の状況によってもアドバイス内容が変わってきます。
ウィンスリーにご相談いただければ、日頃からコンサルファーム在籍者の転職支援も数多く行っておりますので、各ファームの状況などもお伝えできるかと思います。
コンサルファームへチャレンジいただいた方の実例なども豊富に蓄えておりますので、まずは気軽にご相談いただけますと幸いです。