2024.10.28
新卒入社した会社を半年で退職することを決意し転職活動を始めましたが、何から手をつけていいか分かりません。不安で押し潰されそうな日々をなんとか抜け出したいです。
早稲田大学を卒業。やりたい仕事が明確だったこともあり、就活時は自己分析に力を入れていませんでしたが、希望の会社には就業できず、結果として食品系の専門商社に入社しました。
半年働いてみたものの、やはり自分の特徴や志向とはかけ離れているため転職を決意している状態です。
しかし就活時に自己分析をそこまでしていないこと、また初めての転職活動ということもあり、何から手をつけていいか分からず、焦る一方で出口が見えず困っています。
ご相談ありがとうございます。
沢山お伝えしたいことがありますが、まずは「焦らないで大丈夫です」とお伝えしたいです。
焦っている時は視野狭窄になっていることが多く、一刻も早く不安な状態から逃れたいと転職先を決めてしまうと、本質的な解決にはならないので、また同じことを繰り返す可能性が高いです。
これから述べることを踏まえて転職活動を行えば、良い結果に繋がる可能性は高くなると思いますので、参考にしてみてください。
まず大前提として、一般的な中途採用と第二新卒採用の違いを押さえていただければと思います。
こちらに関しては別のページで解説をしてますので、参考にしてみてください。
Q. 新卒3年目で転職を考えていますが、この場合は第二新卒に含まれるのでしょうか?中途採用(キャリア採用)と第二新卒採用の違いを知りたいです。
さて、一般的な中途採用と第二新卒採用の違いはご理解いただけましたでしょうか?
別ページにて解説をしている通り、第二新卒は第二新卒の転職の仕方を行う必要があります。
第二新卒の採用で重視される点は2つあると思います。
一つ目は、育成人材として今後活躍できるであろうポテンシャルを有しているかです。
この観点では現在の経験・スキルではなく、どのような思考を持って仕事に取り組む人なのか、アドバイスを素直に受け止めチームに貢献できる人なのかどうかが確認事項となります。
二つ目は長期的に就業してくれる人材かどうかです。
企業はコストをかけて採用を行っていますので、短期離職されることを何よりも回避しようとします。
そのため、会社の考え方・方向性と求職者の考え・方向性が一致しているかどうかを面接で様々な角度から確認されます。
この2点を効果的にアピールし、心から望む転職を実現させるために真っ先に取り組むべきことが、自分自身の棚卸です。
棚卸を行うことで、「そもそもなぜ転職するのか」「転職してどんな状態になりたいのか」といった転職の目的や今後のキャリアビジョンを言語化する必要があります。
就業経験が長い人は、社会人になってからのキャリアを棚卸するだけでも効果的な場合がありますが、第二新卒枠の人は、そもそも就業経験が短く、社会人としてのキャリアだけだと振り返りの材料が少ないため、効果的に自己理解を深めることができません。
そのため、第二新卒の人にとっては、自分自身のこれまでの歴史を棚卸することが効果的となります。
これまでの人生を振り返り、自分の特徴や価値観を言語化し、それに一致する企業を選ぶという流れで進めることがとても大事です。
自己理解が浅いまま企業を選んでしまうと、結果ミスマッチになる可能性がとても多く、短期離職を繰り返す要因にも繋がってしまいます。
第二新卒時の転職は今後のキャリアを大きく左右します。自分の人生に大きな影響を与えるからこそ、意思決定を他者に委ねたり、「早く環境を変えたいから」と適当に転職先を選ぶことだけはして欲しくないなと思っています。
ウィンスリーが運営するデジマjumpでは、ライフチャートを用いた人生の棚卸を行うサポートも行っています。
コーチングを行うプロコーチが丁寧に棚卸の伴走をさせていただくため、良質な問いとフィードバックを得ることができ、一人で自己分析を行うよりも深い自己理解に繋げることが可能です。
一人では中々効果的に振り返ることができなかった経験をお持ちの人にとっても満足いただけるであろう内容となっていますので、気になった方は是非お気軽にお問合せください。