サイト全体を検索

  • TOP
  • デジタル転職Q&A
  • コンサルティング会社への転職を検討中。現在のコンサルティング業界の採用状況は?また、どのような会社があるのでしょうか?(2回目/全3回)

デジタル転職Q&A

2024.06.21

コンサルティング会社への転職を検討中。現在のコンサルティング業界の採用状況は?また、どのような会社があるのでしょうか?(2回目/全3回)

現在大手SIerにてITエンジニアとして勤めています。

今後のキャリアを見据えて、コンサルティング会社への転職を考えています。

 

現在のコンサルティング業界の採用状況はどのような状況でしょうか。

また、コンサルティング会社はどのような会社があるのでしょうか。私のようなSIerからもコンサルティング会社への転職は可能なものでしょうか。

ここ数年、コンサルティング業界の採用市場は、活況を呈しています。
ある調査によると、コンサルティング業界の求人増加率は、前年比20.6%と高い伸びを示しています。

特に、デジタル人材、コンサルティング経験者の需要が高まっています。SIerのITエンジニアにも大きなチャンスがあります。

それではどのようなコンサルティング会社があるのでしょうか。
前回は、アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング、アビームコンサルティング、リブ・コンサルティングの5社をご紹介いたしました。
今回は、ビジョン・コンサルティング、Dirbato、ノースサンド、アクティヴァーチ・コンサルティングの4社についてご紹介します。

ビジョン・コンサルティング
ビジョン・コンサルティングは東京都港区を本拠地とする日本発のコンサルティングファームであり、コンサルティング事業とシステム・事業開発事業の2つの軸を専門とする。2014年に設立されたベンチャーであるが従業員数は既に1,000名を超える成長著しい企業である。

従来のコンサルティングファームに蔓延する悪しき習慣(「過度な労働時間」「Up or Out・放任主義」「属人的・非効率な組織運営」)に対する疑問を持った創業メンバーが、業界の常識を覆すファームを創るべく設立したファーム。経営理念には「イノベーションで世界をより良く」、経営目標には「時価総額世界一」を掲げ、世界にインパクトを続ける価値ある企業を目指している。明確な業界グループとサービスラインは設けていないが、事業領域は「Global」「Consulting」「New business」の3つとされており、「Consulting」領域は「DXコンサルティング」「戦略コンサルティング」「業務コンサルティング」「ITコンサルティング」「システムインテグレーション」にサービスがセグメンテーションされている。

ファームとしての強みは、スピード感がある経営・事業、残業を良しとしない文化、公平な評価制度が挙げられ、ベンチャー企業ならではの裁量権、スピード感でビジネスを推進することが可能となっている。

Dirbato
Dirbatoは東京都港区を本拠地とする日本発のコンサルティングファームであり、AI、ビックデータ、IT、DX等のテクノロジーを軸としたコンサルティングサービスを専門とする。2018年10月に設立されたベンチャーであるが、従業員数が2024年時点で1,000名超、更には、株式会社Adlib Tech Ventures、H.R.I株式会社をグループ会社に持つ等、成長著しい企業である。

Dirbatoは、2018年10月1日に、「テクノロジーで世界に喜びを。」をミッションに、IT/デジタル領域における豊富なナレッジと実績を活用し様々な業界における企業の経営課題を解決することを目的としたコンサルティングサービス企業として設立。明確な業界グループは設けておらず、AI・ビッグデータ等の先端テクノロジー活用から基幹システムなどの各企業を支える中核システムへの支援など、テクノロジー領域のサービスラインナップを主としている。

ファームとしての強みは、スピード感のある経営・事業、IT案件の強み、若手を即戦力化する教育・研修制度が挙げられる。特にミッションでも掲げているテクノロジーへのコミット面とは強く、IT、DX、AI、ロボット、クラウド等、テクノロジーの関連の最新ニュースや情報は常に収集・アップデートされている。

NORTHSAND
NORTHSANDは東京都中央区を本拠地とする日本発のコンサルティングファームであり、デジタル、IT、ビジネスを中心としたコンサルティング事業を専門とする。2015年に設立されたベンチャーであるが、2024年4月時点で従業員数は1,000名に迫り「働きがいのある会社」ランキングに6年連続でベストカンパニーに選出される等、会社としての知名度を上げながら成長を続けている。

ビジョンとしては「“人”にフォーカスを当てた唯一のコンサルティング会社」を掲げている。コンサルティングの”スキル”ではなくコンサルタントという”人”にフォーカスし、“人”を大切にし、地に足をつけ、お客様が本当に求めている事は何かを考え続け、そこにフィットするように素早く動き、その結果として“この人にまた仕事を任せたいな”クライアントに評価される。このようなファームとしての在り方を追求している。明確な業界グループは設けておらず、サービスラインとしてはデジタルコンサルティング、ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、プロジェクトマネジメントが存在する。

ファームとしての強みにはビジョンでも掲げている人間力を成長させる環境が整っていることが挙げられ、様々な学習コンテンツやフィロソフィー研修等を通した、クライアントから必要とされるビジネスパーソンになるための成長が可能である。

アクティヴァーチ・コンサルティング
アクティヴァーチ・コンサルティングは東京都千代田区を本拠地とする日本発のコンサルティングファームであり、テクノロジーを活用したコンサルティングを専門とする。2020年に設立されたベンチャーであり、規模拡大に向け急成長中の企業である。

ミッションとしては、「ビジネスとテクノロジー」「クライアントとそのお客様」「社会と未来へ向けた企業の持続的発展」の各つながりを活性化(Activate)させ、架け橋となる(Arch)ことでより付加価値の高いサービスを提供する集団になることを掲げており、その決意がActivarchという社名に込められている。明確な業界グループは設けておらず、サービスラインとしてはITコンサルティング(テクノロジーを活用した先進的なサービスの導入によりクライアント企業の変革を加速)、戦略コンサルティング(事業ドメインを定量的に分析し、クライアント企業の目指す姿を明確にした上で、戦略の策定、組織体制の刷新・強化を実行)、インキュベーション事業(構想策定からグロースまで新事業の実現をスピーディーに遂行し、成果を上げる)を有している。

ファームとしての強みは営業人事制度、営業力、入社後の教育である。特に入社後教育に関しては、名だたる気グローバル企業でシステムサイドをみてきたCTOが社内研修を一貫して担当しており、入社後も継続的に学んでいける体制が整っている。

いかがでしたでしょうか。
このようにコンサルティング業界の採用市場は活況を呈しており、SIerのITエンジニアにも大きなチャンスがあります。

コンサルティング業界へのご転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
それぞれの方々の状況をしっかりとお聞きし、親身になってキャリアの形成をご支援させて頂きます。

次回は、NTTデータ、野村総合研究所(NRI)、電通デジタル、Avanadeの4社についてご紹介します。

回答者
沼崎弘(シニアコンサルタント)