2024.05.21
30代、大手代理店のマーケ職に従事していますが、転職活動が思うようにいきません…本を読むと「キャリアを自分ごとに捉える時代」と記載がありました。この背景は?
30代、大手代理店マーケ職8年目です。
転職活動をしていますが、希望する事業会社への転職ハードルが非常に高くなっている気がします。
数年前に転職した同期に聞くと大手メーカーは数多くありましたが、今は求人すら見ることがなくなった気がします。
大手なら安心と思いなんとなくなキャリアを築いてきてしまってきており、先日キャリア本を読んだところ「キャリアを自分ごとに捉える時代」と記載がありました。
この背景を転職市場を鑑み教えていただけませんでしょうか?
「大手企業に入れれば良い」という様な、旧来より脈々と受け継がれてきているレガシーな固定概念に基づいて安易にキャリアを捉えている方はまだまだ多いです。
そこには自分の価値観は存在せず、そのまま社会にエントリし、キャリアを重ねる過程で自分自身を知りはじめ、今いる環境やこれまでに得られた能力と、自分の価値観や自分らしさとの間にギャップを感じる様になってモヤモヤしてしまうパターンも多いです。
そもそも「大手」ってなんなんでしょうか?なぜそれが良いと思っているのでしょうか?
その企業の「看板」は自分の価値観に則った自己実現に対してどの様に機能するのでしょうか?
本当にそれが良いんでしょうか?
本来はその様なマイニングが必要なんだと思いますが、自分の人生なのにも関わらず自己理解を深めることもせずに旧来型の固定概念や雰囲気・ムードなどに流されている様なキャリアを「自分事化」できていない方がとても多い印象です。
どうなっていきたいのか?どんな自分を創り上げたいのか?という自己理解を深めつつ、そしていま何ができるのか?という足元も冷静に分析し、そのギャップを戦略的に埋めていくのがキャリアプランニングです。
大手代理店でマーケティングに携わり8年目という経歴をお持ちですので、まずは自己理解を深めながら今後のキャリアを検討いただければと思いますが、例えば
・中規模のメーカーに転職し、そこで経験・スキルを意図的にリッチにさせてから大手メーカーにステップする。
・他の大手代理店や大手デジマ会社にステップして、大手メーカーで求められる経験・スキルを意図的にキャッチアップしてから大手メーカーにステップする。
など、方法論やキャリアパスの考え方は無限にあります。
まずはキャリアを「自分事」と捉えた上でクールにマイニングをしてもらえればと思いますが、真剣に取り組む気概のある方であればその様な段階であっても喜んで会話やディスカッションをさせていただいておりますので、いつでも遠慮なくご相談ください。