2024.05.17
コンサルティング会社への転職を検討中。現在のコンサルティング業界の採用状況はどのような状況でしょうか。また、どのような会社があるのでしょうか?
現在大手SIerにてITエンジニアとして勤めています。
今後のキャリアを見据えて、コンサルティング会社への転職を考えています。
現在のコンサルティング業界の採用状況はどのような状況でしょうか。
また、コンサルティング会社はどのような会社があるのでしょうか。私のようなSIerからもコンサルティング会社への転職は可能なものでしょうか。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:IT技術職
- 役職:現場・リーダー
ここ数年、コンサルティング業界の採用市場は、活況を呈しています。
ある調査によると、コンサルティング業界の求人増加率は、前年比20.6%と高い伸びを示しています。
特に、デジタル人材、コンサルティング経験者の需要が高まっています。SIerのITエンジニアにも大きなチャンスがあります。
それではどのようなコンサルティング会社があるのでしょうか。
今回から3回に渡ってコンサルティング会社各社をご紹介していきます。
今回は、アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング、アビームコンサルティング、リブ・コンサルティングの5社をご紹介します。
■アクセンチュア
1989年設立の総合コンサルティング会社で、本社はアイルランドのダブリン、実質的な本社はアメリカのシカゴとニューヨーク。
従業員数は70万人を超え、拠点は世界49か国200都市以上。日本国内の従業員数は約2万5,000人。主要なサービス領域は「ストラテジー & コンサルティング」「ソング」「テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」。
ファームとしての強みは戦略から実装まで一連の工程をアクセンチュア一社でカバーできる点と、IT導入における速さと開発力、グローバルナレッジを活用したソリューションの豊富さ。多くのトレーニングプログラムや研修制度があり、常に最新スキルを学び、キャリアアップを目指すことができる。
■デロイトトーマツコンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、デロイト トウシュ トーマツ グループの一員として、日本のコンサルティングサービスを担うファームです。
世界最大級の会計事務所であるデロイトの主要メンバー企業であり、世界150か国、25万人以上の専門家が連携し、多岐にわたる専門サービスを提供する世界最大級のグローバル経営コンサルタントの一つです。DTCの従業員数は5,000人超。
DTCは、経営戦略、M&A、組織・人事、デジタル・テクノロジー、オペレーション・エクセレンス、サステナビリティ、リスク・アドバイザリーなど、幅広い事業領域を手掛けています。
そのため、コンサルタントは様々な業界・業種のクライアントと関わり、多様なプロジェクトに参画することができる。
■PwCコンサルティング
PwCコンサルティング合同会社は、ロンドンを本拠地とし、世界157カ国742拠点に364,232人のスタッフを擁する世界最大級のプロフェッショナルサービスファームであるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の日本におけるコンサルティング会社。
2016年2月29日にプライスウォーターハウスクーパース株式会社をアドバイザリー(PwCアドバイザリー合同会社)とコンサルティング(PwCコンサルティング合同会社)に分離・統合することで設立された。従業員数は4,000人超。
監査法人系の総合コンサルティングファーム(BIG4)の中では監査法人の規模が小さい分、監査クライアントへのサービス提供制限を受けにくい=サービス提供可能なクライアントの幅が広いという強みを持つ。
■アビームコンサルティング
アビームコンサルティングは東京を本拠地とし、各種業界に特化したITソリューションサービスを強みとする総合コンサルティングファーム。
1981年4月に等松・青木監査法人(現有限責任監査法人トーマツ)マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。日本発、アジア発のNo.1グローバルコンサルティングファームを目指し、日本で約5,900名、アジアを中心とした海外約2,400名、合計約8,300名のコンサルタントを擁する。
欧米流のグローバルスタンダードを単に当てはめていくのではなく、日本企業の意思を尊重しつつ、現地の価値観(文化や慣習)を重視した日本流のコンサルティングスタイルをとることが特徴。
強みは日本におけるERPシステム構築の豊富な実績、戦略・業務等のコンサルティングから実行局面であるシステムインテグレーションサービスまで伴走できる点とされている。
■リブ・コンサルティング
リブ・コンサルティングは東京都千代田区を本拠地とする中小・ベンチャー企業向けの総合経営コンサルティングファーム。
2012年に関 厳によって設立され、約300人のコンサルティングを擁する。
「“100年後の世界を良くする会社”を増やす」を企業理念に、特定部門に対するコンサルティングではなく、会社全体の「業績」「CIS」「EIS」「人財育成」「より良い仕組み」のレベルを総合的に高めていくためのコンサルティングを行うことを掲げている。
ファームの特色としては、事業会社とコンサル会社のハイブリッドという側面を持つこと、規模は小さいが変化率は大きい組織の方がビフォーアフターを明確に感じやすいという面白さ、日本で検証されたコンサルティングノウハウやメソッドを成長著しいアジア各国の現地企業に積極展開していること等が挙げられる。
いかがでしたでしょうか。
このようにコンサルティング業界の採用市場は活況を呈しており、SIerのITエンジニアにも大きなチャンスがあります。
コンサルティング業界へのご転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
それぞれの方々の状況をしっかりとお聞きし、親身になってキャリアの形成をご支援させて頂きます。
次回は、ベイカレント・コンサルティング、ビジョン・コンサルティング、Dirbato、ノースサンドの4社についてご紹介します。