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デジタル転職Q&A

2023.08.22

リサーチ業務に10年従事。今後はデジタルマーケティングに近い仕事をしていきたいのですが、どんなキャリアプランがありますか?

10年ほどリサーチ業務に従事してきました。
リサーチは業界が狭く、その狭さに違和感を感じ「このままでいいのか?」と考えるようになり転職を検討しています。

今後の方向性としてデジタルマーケティングに近しい仕事をしていきたいと考えているのですが、どのようなキャリアプランがあるでしょうか?
アドバイス頂けますと幸いです。

ご質問ありがとうございます。
10年のリサーチ経験をお持ちなのですね。確かにリサーチを専門にされている方から同様のお問い合わせをいただくことが増えたと感じています。
デジタル業界での活性をすぐ側で感じつつ、リサーチ人材のニーズが大きく変化している状況はないので、このままで良いのかな?と違和感を感じる人も多いのではないかと思います。

リサーチのプロフェッショナルが専門性を活かしつつデジタルマーケティング分野に移っていくには、二つほど大きくルートがあると思います。
データ分析領域とデータドリブンマーケティングです。
もちろん、リサーチと言っても、どんなリサーチをしていたのかによって、変わってきますが、一旦、定量・定性一通りリサーチ業務を経験しているとすれば、と言う前提でそれぞれ以下のような転進の仕方が考えられます。

1:データ分析領域
ご存じの通り、データのニーズは年々高まっており、それらを適切に利用できるスキルは非常に求められています。リサーチにはデータ分析が必要であり、素養がある方が多い印象です。SQLが使えるかどうか?が一つの大きな基準になると思います。
具体的な職種としては データアナリスト データコンサルタントなどがあります。

2:データドリブンマーケティング領域
1とも似ているのですが、あくまでマーケティング側から入っていくイメージです。
近年の主流として、マーケティング施策を立案して、それらをデータを元に確認・説明する、逆にデータ分析に基づいて示唆を得て、マーケティング施策に活かしていくなどがあります。
具体的な職種としては、ストラテジックプランナーやストラテジックコミュニケーションデザイナーなどがあります。

まず、自社で異動ができないか?を検討いただき、もし自社内で移れるのであれば、自社で経験を積んでから転職されることをお勧めします。
やはり転職市場では、経験者は即戦力が求められる傾向が強いため、どうしてもある程度の経験か大きくポテンシャルを感じるなどない場合は転社と共に職を動かすのは難しい傾向があります。

回答者
宮崎洋(キャリアコンサルタント(国家資格))