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デジタル転職Q&A

2023.04.17

広告代理店のアートディレクターに従事。広告領域以外で経験を活かしていけるようなポジションはあるでしょうか?

33歳、中堅広告代理店にてアートディレクターに従事しています。
広告領域だけでなくそれ以外に幅広く経験を活かしていきたいのですが、ポジションはありますでしょうか?

将来的なキャリアとしては、クリエイティブディレクターになりたいと考えています。

ご相談ありがとうございます。

アートディレクターとして活躍されていて、今後クリエイティブディレクターを目指しておられるのですね。
そして、広告という枠を出てクリエイティブを活かしていきたいと考えておられるとのこと、承知いたしました。最近、同様のご相談を受けることが増えているように感じます。

広告領域に閉じずにアート・クリエイティブを活かしていきたいと聞いて、最初にイメージしたのが、Accentureの一員となったニューヨーク発のクリエイティブエージェンシーDroga5(ドロガファイブ)です。
AccentureインタラクティブがSongとReブランディングされた際に、Fjord(フィヨルド)など他ブランドはSongに統一されることとなりましたが、Droga5だけは維持されました。
それくらい強力なブランド力を持つ、世界的なエージェンシーです。

2021年5月には世界でニューヨーク、ロンドンに次ぐ3番目の拠点としてDroga5 Tokyoを開設しました。
特徴としては、広告、マーケティングに閉じないクリエイティブを行っている点です。ビジネス全体にクリエイティブを活かしているとも言えると思います。
創業者でもあるデビット・ドロガ氏(2023年3月現在 アクセンチュアソングCEO/CCO)は以下のように述べています。

「クリエイティブとは、何かを生み出す新しい発想や可能性であり、課題解決のアプローチであり、私たちを前進させる原動力にもなる重要な要素なのです。ビジネスであり、サイエンスでもあり、アートでもある。ビジネスの根幹をなすものだと、私は考えています。」

Accentureというコンサルティングに強みを持つ会社と一緒になったことで、いよいよマーケティングに閉じない領域でも影響力を発揮してくれるに違いありません。まさに質問者様が考えておられる世界観ではないかと思います。

いきなりクリエイティブディレクターというのは難しいので、まずは以下のように、アートディレクターとして入社し、その後経験を積んで、クリエイティブディレクターに転進されるのが現実的な路線だと思います。

アートディレクター/シニアアートディレクター
クリエイティブディレクター

参考ページ:注目企業:アクセンチュアソング

※ご紹介している求人は2023年4月時点の募集求人です。時間経過と共にクローズになってしまうこともございますので、ご了承ください。

回答者
宮崎洋(キャリアコンサルタント(国家資格))