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デジタル転職Q&A

2022.09.16

独立して10年。案件の引き合いも多く、安定はしているが、経験・スキルの伸びが鈍化しており再度就職をしようと思っています。

大学を卒業して制作会社に就職し、グラフィックのクリエイティブやコピーライティングを軸にその後転職しました。
そして個人事務所を立ち上げて10年経ち、大手から中堅どころの広告代理店やクライアントの案件を回せる様になりました。

業績は良く安定しているが経験・スキルの伸びが鈍化している気がして、将来が不安なため転職を検討しています。
やはり転職をして再度スキルを磨くべきでしょうか?アドバイスをいただければ幸いです。

独立してビジネスを続けていくと時間経過の中でクライアントや取り扱うサービスおよびプロダクト、さらには関係者の顔ぶれが代り映えせずに全体的にマンネリ化している事に気づく事があります。

収益を上げるためにはその様な状況下でも続けていかなければなりませんが、新鮮さや刺激や革新が見い出し難く、経験・スキルの側面での成長を感じにくくなってしまう事もあるかと思います。

さらに小さい組織ですと、新たな案件を引っ張ってくる営業的な余力や新たなナレッジをキャッチアップする時間的な余裕もなく、尚更そういった状況に陥りやすいのかもしれません。

デジタルを軸としたマーケティングの進化の中でクリエイティブ領域でも求められるものが変わってきていますし、今後もどんどん変化していくはずですので、未来に向けてキャリアのアドバンテージを確保していくためには、そういったニーズに応えられる自分でい続ける事が必要となってきます。

現職でそういった取り組みができる様にどんどん変えていくというやり方もあるかと思いますし、それなりに高いレベル感の企業に転職するという方法論もありかと思いますが、相談者様の場合は大手広告代理店や大手クライアントのデジタル領域を含めた様々な大型案件を回して来ていらっしゃるとの事ですので、大手広告代理店へ転職できる可能性が充分あるのではないかと感じています。

大手であれば最先端のマーケティングの考え方をキャッチアップし、新しいサービスやプロダクトを用いる事もでき、大手クライアントのグレード感の高い案件に携われ、優秀な人材も集まっていますし、案件数も多いので、今時のマーケティングトレンドに根ざしたレベル感の高いご経験・スキルを幅広く積み上げていく事が可能となります。

上記は一例ですが未来のキャリアのアドバンテージを確保するための方法論は多くあると思いますので、どれが良いのかを見極めて最適解を見つけていただければと思いますが、その様なご相談も受け付けておりますので気兼ねなくお声がけください。

回答者
瀧島一郎(キャリアコンサルタント(国家資格))