2025.05.19
内定時に提示された理論年収が、入社後に現実的に達成が不可能なものとわかり、100万円以上の減額に…すぐに転職したほうがよいのでしょうか?
内定時に提示された理論年収は、平均的な成果を上げている社員の理論値と説明されました。
しかし入社後には、理論年収は上位数%ほどの社員しか達成できないことがわかり、私自身の支給額としても100万円以上の減額となってしまいました。
すぐに転職したほうがよいのでしょうか?
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:営業
- 役職:現場・リーダー
ご相談いただきありがとうございます。
内定時に提示された理論年収と、実際の支給額に大きな乖離があったとのこと、ご不安なお気持ちや腹立たしい気持ちにもなるかと思います。
まず、「理論年収」とは、採用企業が想定する一定条件下(例えば平均的な成果や目標達成率100%など)で支給される年収を指す場合が多いですが、あくまで理論上の金額であり、実際の支給額とは異なる場合も少なくありません。
是非は別として、営業職のようにインセンティブ比率が高い職種では、理論年収は「上位数%の高い成果を上げた社員」の実績を元に設定されているケースも耳にします。
そのため、平均的な成果では理論年収に届かないケースが多いのが実情です。
今回、入社後に「理論年収は上位数%しか達成できない」と判明し、実際の年収が100万円以上下がったとのことですが、
もし「年収面でのギャップがどうしても許容できない」「助走の十分ついた来年でも理論年収に届きそうな見込みがない」「会社の説明や制度に納得できない」「年収以外の面でも希望と大きく異なる」と感じる場合には、早めに転職活動を始めるのも一つの選択肢だと思います。
一方で、「今の会社で得られる経験やスキルが魅力的と思える」、「今後、成果を積み上げて理論年収に近づける可能性がある」というような場合には、現職で努力を続けるのも良い選択肢だと思います。
いずれにせよ「理論年収」はあくまで参考値ですので、次回以降の転職をされる際には、内定承諾を決断する前の段階にて「理論年収を達成している方の比率」や「平均的な支給額」、「評価基準や昇給・昇格制度がどうなっているのか」等、納得できるまで確認することをおすすめいたします。
企業としてもあまり開示したくない素振りをする可能性もありますし、ご自身にて確認をしづらい面もあるかと思いますが、弊社より応募いただけましたら弊社がしっかりと間に入って確認を進めさせていただきますので、ご安心いただけるかと思います。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。