2024.11.22
ライフチャートを用いた自己分析のやり方を教えてください!
現職への不満から転職することを決意していますが、自分がどう働きたいのかといったキャリアビジョンが全く見えてこないため、行き詰まっています。
色々と情報を調べていたところ、ライフチャートというものを使って自己分析を行うと良いと目にしたのですが、具体的にどうすれば良いのかが分からないため、進め方を教えていただきたいです。
しっかりと自分のことを理解してから納得のいく道を選びたいと思っています。
ご相談ありがとうございます。
ライフチャートを用いた自己分析に取り組もうとしているのですね。
自己理解を深めてから転職をするといった方向性はとても良いですね!以下参考にしてみてください。
◉ライフチャートとは?
個人の人生の出来事を時系列で視覚的に表現するグラフです。
ライフチャートを作成することで、自分の人生を客観的に振り返り、どの時期に何が起こったのか、その出来事がどのような影響を与えたかを明瞭に把握することができます。
◉ライフチャートを作成する目的
①人生を客観的に振り返る
ライフチャートの作成を通じて、人生の重要な出来事、例えば学校卒業や結婚、新しい仕事の始まりや失敗などを振り返ります。
これにより、どのような出来事が自分に大きな影響を与えたのかが可視化されます。
この振り返りによって、重要な出来事の背後にある感情や心理的な影響が理解できるでしょう。
②自分の価値観を理解する
人生の出来事や経験を時系列で可視化し、各出来事に対しての思考や感情などの捉え方を整理することで、物事の価値判断基準や、優先事項を浮き彫りにします。
つまり自分が何を大切にしているのか、何に対して情熱を持っているかなどの価値観を整理します。
③自分の得意なこと、苦手なことを理解する
各出来事を振り返っていくと、成功パターンと失敗パターンが見えてきます。
成功パターンを深掘りしていくと、得意なことが見つかりやすく、またどういう状態に自分を置くと良いのかを言語化することができます。
逆に失敗パターンを深掘りすることで、苦手なことや、避けるべき状態を言語化することができます。
④キャリア形成に活かす
過去の経験や感情の変化を整理することで、キャリアパスの一貫性や変遷の可視化に繋がり、客観的に自分を把握できます。
これまで歩んできた人生の出来事やその裏にあった感情や価値観を理解することで、自分軸が明確になり、自分にあった仕事を選ぶことができます。
◉ライフチャートの作成方法
①これまでの人生で起きた出来事を書き出す
②各出来事のモチベーションの点数をつける(0から100の範疇で)
③各出来事の点を繋いで線を書く
④各出来事の感情を書き足す
※ライフチャート見本画像
◉ライフチャートの活用方法
①曲線が上がっている時期を振り返る
曲線が上がっている時期は、ポジティブな出来事や成功体験が多かった時期に当たるため、この時期に共通する要因を分析することで、自分がどのような環境や条件で力を発揮しやすいか、また自分の得意なことが明確になります。
②曲線が下がっている時期を振り返る
曲線が下がっている時期は、一般的には困難や挫折、課題に直面した時期に当たるため、この時期を振り返ることで、自分がどんな壁に立ち向かい、乗り越えてきたのかを言語化することができます。
価値観の形成はネガティブな出来事から形成されることも多いので、しっかりと目を向けて自分の経験を振り返ることが大事になってきます。
③自分の大切にしている価値観・考え方を知る
自分がどのような時期に何を経験し、何を感じたのかを一つの線で結びつけて見て取ることができます。
このプロセスを通じて、自分が大事にしている価値観をより明確に理解することができます。
ここまでが一人で行う際のポイントになります。
自己理解をより深めるために推奨したいのは、作成したライフチャートを用いて他者と対話を行うことです。
自分一人では見つけられない視点や洞察を他人の意見から得られるため、これまで気付くことのできなかった新しい気付きに繋がることがあります。
ウィンスリーが運営している『デジマJUMP』では、自己理解のプロであるコーチがこの一連の作業をサポートしております。
コーチングを学んだプロのコーチだからこそ、当事者にない視点からの質問やフィードバックをすることができ、もう一段階自分の理解を深めることに繋がるのと同時に、自分の思考を整理することに繋がります。
一人で思うように進められない方は、お気軽に藤原までお問い合わせください。
転職の土台となる自己理解の部分から、丁寧に伴走させていただきます。