2021.09.15
電通デジタルの採用試験について
事業系ベンチャーのマーケ担当を経験し、現在は100名規模のデジタルマーケティングを専門にする会社に勤務し6年が経ちました。
この度、これまで自分のスキルを最大限活かし、更なるキャリアアップを実現するために大手企業への転職を検討しています。
転職先として注目しているのは、「電通デジタル」です。
しかし、自分のような小さい企業で働いてきたような人は、電通デジタルの転職試験が受けられるのか、受けられたとしてどんな過程を経て採用に至るのかなど、分からない部分も多くあります。
そこで、電通デジタルの転職難易度や採用試験の内容と特徴などについてお教えいただきたいです。
電通デジタルの採用試験についての質問ですね。
まず、電通デジタルの採用にあたって、ご質問のようないわば会社規模の要素だけで選考が左右することはまずございませんので、ご安心ください。
電通デジタルはクライアント企業のデジタルマーケティングおよびDX分野のコンサルティングも含む総合サービスを提供する企業です。
言ってみれば、すべての職種ポジションにおいてクライアントへのマーケティング(メディア・CRM・データマーケ・DX)サービスを提供している状態でもあります。
いろいろな場面で、クライアントからの時に鋭く時にフワッとした相談や依頼を受け止めて適切に対応する必要があり、担当領域の高いスキルは前提としつつも、課題の解決のために必要な電通および電通デジタル内の各専門機能(マーケ・CR・オウンドメディア・CRM・ソーシャル・コンテンツマーケティング・データ分析・システム開発等)のメンバーとの協業を高いレベルで成立してゆく推進力が求められます。
さて、実際の選考の流れをご紹介します。
(※各選考通過率は電通デジタルへのエージェント経由エントリーの平均です)
1. 書類選考(通過率:22%)
2. SPI(オンライン)の受検
※足切りラインもあるようですが、ほとんど該当者は無いようです。
3. 1次面接(通過率:29%)
4. 適性検査(オンライン)の受検
※簡単なパーソナリティ検査(リスクチェックの意味合いで実施)
5. 最終面接(通過率:87%)
6. 内定オファー面談
(年収等の採用条件提示および各種制度等の説明)
ということで実際は1次面接がヤマです。なお1次面接の中で別ポジションでの可能性が高くなった場合は、2次面接が組まれます。
実際の面接は多くの方が「とくに変わった質問はありませんでした」と感想を話されます。
面接担当者は、面接の場までに提出レジュメ(履歴書・職務経歴書)をかなり読み込んでいます。その上で記載している内容や取り組みが、どのように企業貢献したか、その時の自身の役割など、より具体的に聞かれるといった展開が主です。実際にはそのやり取りを通してその説明内容にどれくらいのレベルで説得力があるのかをかなり素直に見ようとしている傾向にあります。
従って、ポジションによってその専門領域の掘り下げ度合いは異なりますが、細かい知識だけが問われたり、話した言葉に沿ってどんどん詰めてくるような展開ではなく形式はオーソドックスです。奇をてらったような質問はまずないでしょう。
ですので「自分の言葉で」「論理的に」「簡潔に」「相手の合意・理解を確認」を念頭に提出した内容および今回面接に臨んだ理由がしっかりと説明できるかがカギです。ロジカルに楽しい雰囲気で合意形成ができる、こういったことはとくに広告代理店に必要とされる要素とお考え下さい。
2021年7月に電通アイソバーも合流し1900名を超え業績も堅調な電通デジタル。採用予定数を大きく超え8月ですでに230名の採用を達成してもまだまだ採用意欲は高い状況です。
業界屈指のビジネス環境でダイナミックに活躍したい方には中長期の視点からもおススメできる注目企業です。社員の人柄もまさに真面目で丁寧でバランスのある方々ばかり。
これまで多くの方々に電通デジタルご入社いただいてまいりました。
日頃より彼らとの密接な関係を維持する私共ウィンスリーへぜひご相談ください。