2024.09.30
新卒3年目で転職を考えていますが、この場合は第二新卒に含まれるのでしょうか?中途採用(キャリア採用)と第二新卒採用の違いを知りたいです。
明治大学の大学院を卒業し、大手IT企業で働いている28歳です。
第二新卒は就業3年未満の人を指す、もしくは25歳未満の人と聞いたことがあります。
私は就業経験は3年未満なのですが、年齢は28歳のため、第二新卒に含まれるのかが分かりません。
また第二新卒採用枠での転職のポイントも知りたいです。
- 業界:IT・インターネット・通信
- 職種:営業
- 役職:現場・リーダー
ご相談ありがとうございます。
第二新卒の定義は曖昧ですが、私なりの解釈も踏まえてご説明させていただきます。
●定義の説明
第二新卒には明確な定義はないものの、一般的に新卒入社してから3年以内に転職する人材を指すことが多いです。一方で30歳未満までを未経験での採用対象としている企業も多くありますので、私は20代の人材という点で広義に捉えています。
中途採用とは異なり社会人経験が浅い人材を採用し、自社で育てるという意味合いで採用するのが基本となります。
一方で中途採用は、自社が必要としているスキルを高いレベルで有している人材を即戦力として採用します。つまり、中途採用では業務に必要なスキルや知識の有無、第二新卒採用では仕事に対して抱いている熱意ややる気、基本的なビジネスマナーの有無が問われることとなります。
●企業側の目線
第二新卒枠での転職を成功させるには、企業側の目線で理解することも大切です。ここでは、企業にとっての第二新卒の人を採用するメリットとデメリットを押さえていただければと思います。
▼メリット
・一定の職務経験があるため、新卒採用と比べて育成コストが低い
・就業意欲が高い人が多いため、自社にフィットする人材であれば将来を担うコア人材を発掘することができる
▼デメリット
・早期離職に当たる人が大半であり、採用時に見極めることができないと短期離職に繋がってしまう可能性がある
・これまでの経験・スキルは即戦力レベルにないため、根気強く育成をする必要がある
●選考のポイント
企業側の目線で考えると、育成をしやすい人材であるかどうか、また長期的に就業してくれる人材であるかを見極めることがポイントになってきます。つまり、社会人としての基礎としてのビジネスマナーがあり、かつ素直にアドバイスを受け入れる素地があるかは一つの確認事項となります。
また企業はコストをかけて採用を行うため、短期離職しない裏付けになる理由をしっかり持っているかどうかも確認されるでしょう。
いかがでしょうか?
第二新卒枠での転職は、未経験から新しい業界職種にチャレンジする門戸も開かれています。以上のポイントを踏まえ、是非挑戦してみてください。