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デジタル転職Q&A

2024.05.15

広告制作会社に勤務。代理店からの案件がメインで、直接お客様に提案ができません…より上流の仕事をしていきたいのですがどうしたらよいでしょうか?

ネット専業代理店にてWEB広告の営業を経験した後、より統合マーケティング領域の知見を積みたいと考え、転職して現在の広告代理店に勤めています。

入社前に確認できればよかったのですが、実態としては元請けの代理店から制作領域の案件を請けているのが9割程でもあり、”制作会社”と表現したほうが近い状況です。

より直接クライアントとコミュニケーションを取りながら、クライアントのニーズに則した提案をしていくような経験をしたいと考えておりますが、どのような動きをしたら良いでしょうか?

ご相談いただきありがとうございます。
企業からの説明としては広告代理店と表現されていたものの、実態としては制作会社である企業へ転職してしまったのですね。

お勤め先の企業としては、制作以外の部分についても今後さらに強化されていきたいということなのでしょうか?
そのような前提でしたら、より上流の案件に携わるためのアプローチとして以下3つが考えられるかと思います。

相談者様ご自身で案件を取ってくる
こちらは制作以外の支援をできる体制、会社としての能力によるかと思いますが、現時点としても1割は直案件としてやられているとのことですし、直案件のほうが利益率も高くなるかと思いますので、会社としてもチャレンジしていきたいのではないかと推測しております。
相談者様には営業のご経験もありますし、開拓の動きが取れるのであればチャレンジする価値はあるかと思います。

代理店へ提案していく動きを続け、クライアントとの商談にも同席させていただく
こちらは少し長期での取り組みになるかと思いますが、元請けとしても、より良い提案をしてくれる協業先はありがたいです。
まずは元請けのシナリオに乗りつつも、筋の良い提案を続け、元請けに認めてもらうことができれば、より上流の部分から関わらせていただける余地が出てくるかと思います。

転職する
こちらが一番現実的で近道な方策かと思います。
よりご希望が叶う企業について、一緒に検討させていただければと存じます。
ご入社されて日が浅い状態であっても、事情を丁寧に伝えることで短期離職のネガティブな要素を払拭できる可能性もございます。エージェントとして企業との間にも入り、我々からも丁寧なご説明をさせていただきます。

その他にも、相談者様のご志向によりマッチしたご提案をしたく考えておりますので、
ぜひお気軽に面談の申し込みをいただけますと幸いです。

回答者
針谷将幸(キャリアコンサルタント(国家資格))