国内最大の広告代理店である電通では、電通独自のデータと連携した大規模なデータベースを構築しており、データを活用した顧客課題の解決に取り組んでいます。
本記事では、電通でデータ活用を通じたソリューション開発を担う「データテクノロジーセンター」の特徴と、同部門の求人をご紹介します。
目次
電通のデータ・テクノロジー領域について
近年の電通では「IGP」(Integrated Growth Partner)というスローガンを掲げ、高度化・複雑化する企業課題から本質的課題を抽出し、戦略から実行に至る統合的なソリューションを提供しています。
IGPはAX(広告コミュニケーション変革)、BX(ビジネス変革)、CX(顧客体験の変革)、DX(デジタルトランスフォーメーション)の各領域から構成されており、それぞれを実現するうえでデータ利活用は不可欠です。
引用:電通HP
データ・テクノロジー領域では、データの利活用を推進するシステムの開発やデータ基盤の構築を進め、データの側面からクライアントのマーケティングや事業成長を支援する役割を担っています。
電通ではウェブのログデータやテレビ視聴ログデータ、購買データ、アプリデータなど多種多様なデータを扱っており、その質と量は日本最大級です。
こうした電通独自の幅広いデータを活用することで、「People Driven DMP」と呼ばれるデータベースを構築しており、データに基づいた施策の実行・改善に役立てています。
電通のデータテクノロジーセンターとは
データテクノロジーセンターは電通のデータ・テクノロジー領域の中心を担い、クライアント課題を解決するソリューションを開発し、電通内の営業担当へソリューションを提供する部門です。
電通グループ各社や大手プラットフォーマーとのデータやツールの連携を推進し、プラットフォーマーに対してはデータ提供を依頼しソリューションを共同で開発。電通グループ各社に対しては開発したソリューションを提供しています。
クライアントへのソリューションの共同提案も行っており、クライアント事業を成長させるために、社内の多様な部門や外部の大手プラットフォーマー、データホルダー等と協力できる環境が整っています。
データテクノロジーセンターの取り組み例
データテクノロジーセンターの具体的な取り組みとして、データクリーンルームの活用があります。これは、プラットフォーム事業者が提供するデータ分析環境で、個人を特定することなくデータの分析・運用を行うことが可能です。
このデータクリーンルームと、独自の統合システム基盤「TOBIRAS(トビラス)」によりマーケティング全体を可視化し、クライアント企業に対しデータドリブンなマーケティングサービスを提供しています。
データテクノロジーセンターの魅力と特徴
データテクノロジーセンターでは、国内大手企業やメガベンチャーなどの多様なクライアント向けに、独自のソリューションの提案、導入、活用を進められることが大きな魅力です。
メガプラットフォーマーに在籍するグローバル基準のエンジニアやアナリスト、マーケターとの協業を通じて国内最大規模のデータ基盤を活用でき、世の中に必要とされるソリューションや事業を企画・開発できます。
自分の裁量で領域を拡大することが可能であり、入社後は職種にとらわれず様々な業務に携わることも可能です。
また、若手社員(1~5年目)やキャリア採用の社員、女性社員がそれぞれ4分の1程度を占めるなど、多様な人材が活躍する働きやすい環境である点も魅力です。
データテクノロジーセンターの募集求人
データテクノロジーセンターでは、現在以下のポジションを募集しています。
データマネジメントエンジニア
データマネジメントエンジニアは、電通グループの競争力の源泉となるDMP(Data Management Platform)やCDP(Customer Data Platform)等のデータ基盤について、広告/マーケティングに留まらない幅広い業種/業界のデータを機動的、かつセキュアに活用するためのシステムを設計、構築し、運用するポジションです。
クライアントのマーケティング課題解決ができるシステム開発の推進と、プロダクトの運営が重要なミッションです。
具体的には、クライアント、パートナー企業とのデータ・システムを連携するためのシステム企画や設計、システム開発を進めるうえでのプロジェクト管理やプロダクト管理を担います。
応募要件
・データエンジニアリングやデータ分析で3年以上の実務経験
・クラウドを用いたデータ分析基盤のアーキテクチャ・データベース設計や運用設計の能力 など
こんな方におすすめ
・システム開発業務だけでなく、クライアントやパートナー企業とともに事業を拡大していくプロダクトの運営に携わりたい方
・エンジニアなどの専門家と協調して課題を解決でき、専門性の高い話をデータ・システム以外の言葉を用いてわかりやすく説明できる方
・未経験領域やAIなど新領域にも積極的に取り組める方
データプライバシーコンサルタント
データプライバシーコンサルタントは、クライアント企業やメディア企業、プラットフォーム事業者等が保有するデータを用いたマーケティングソリューションを開発する上で、生活者にとって安心安全な仕組みを技術面、法規制面から支援するポジションです。
法規制だけでなく、技術面での最新動向を逐次収集し、リスクの洗い出し、適切な対応・ルールの整備を行います。
応募要件
・法規制、技術規制、プライバシーテック領域の最新動向の収集経験
・プロジェクトの目的達成に向けたマネジメントスキル、コミュニケーションスキル
・専門領域の話を専門領域外の人にもわかりやすく伝える説明力
こんな方におすすめ
・コンサルティングファームやデータホルダー企業、通信インフラ系企業にて、データの取り扱いに関する法務や情報セキュリティ担当の経験を持つ方
・目の前の業務をこなすのではなく、体系的な原理・原則を学ぶことが好きで、ステークホルダーの利害や状況などを踏まえた上で合理的な問題解決を図りたい方 など
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