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2021.11.17

デジタル分野の転職は何月が有利?人材エージェントと採用費の不都合な真実

転職は何月にするのが有利なのでしょうか?

優秀なデジタルスキルを持った方でも、中途採用のエントリーをするタイミングや時期によって、うまく行かないケースを数多く見てきました。逆も然り。

ではいつがベストなのか?意外に知られていない人材エージェントへの成果報酬モデルと採用予算が関係していたりするのです。

 

※ここでのデジタル分野の職種は幅広い概念です。

 例)CDO、DX推進・IT企画、PM、開発エンジニア、ITコンサル、デジタルマーケティング関連(広告、制作、PR)、データ関連、ツール設計・導入など

 

デジタル分野の転職は何月が有利?

 

コロナ禍によって冷え込んでいた求人数ですが、2021年夏ころに急回復してきています。

https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/ (doda調べ)

 

デジタル分野の人材は、コロナ禍を通じて、企業のDXニーズが拡大し、求人数はかなりの勢い伸びてきていると実感しています。

ウィンスリーも企業からの新規採用問い合わせ数が2.8倍となりました。

では、転職に有利な月というのはあるのでしょうか?

 

2019年・2020年とウィンスリー経由で転職した方の各月のデータ

 

1月と4月に山が来ていますね、これはいわゆる新年度スタートの時期と重なりますので1月、4月入社が転職するタイミングとしては有利な気がします。

日本企業は4月から年度の始まりが多いですが、電通、サントリーなどグローバル基準の1月を新年度とする企業も増えてきています。

 

年度の切り替わりは、組織の切り替わりでもあり、社内異動も多い時期。中途採用の受け入れもタイミングがいいのは間違いありません。

 

もう一つは「予算」です。

当たり前ですが、企業は翌年に向けて、売上を予測し、使う予算も設定します。

採用においても、予算が潤沢な年度は、他社に負けるな!ということで、採用スピードが非常に早いです。

 

あとは「年度末予算」という言葉があるように、

年度内に予算を使い切るという企業もよくあります。年度予算のある3月に入社して欲しい、という声もよく聞きます。

 

続いては、採用にまつわる予算、「採用費」はどういったものなのかを少し詳しく見ていきます。

 

人材エージェントに支払う「採用費」とは

 

企業が中途採用をする方法は、大きく2つあります。

1.自社採用

ホームページやWantedlyなどの採用媒体から募る、社員紹介、またビズリーチなどで採用担当が直接候補者にスカウトをするダイレクトリクルーティングなどです。

最近は人材不足からアルムナイ採用といって、過去在籍した方の「出戻り採用」というのも活発化しています。媒体掲載費用やスカウト利用料なども「採用費」にあたります。

 

2.ウィンスリーのような人材エージェントに採用を依頼

コストはかかりますが、効率よく人材が集客できるため、採用を強化している企業のほとんどは利用しています。

ここのエージェントとの契約モデルが、採用受け入れのタイミングと関わってきます。

 

企業がエージェントに採用を依頼する際に、その時点で企業はコストはかかりません。

エージェントから企業に候補者が推薦され、書類選考⇒面接⇒内定⇒入社決定⇒入社 その入社した月に初めてコストが発生します。つまり成果報酬制です。

一般的に転職者の決まった年収の35%程度がエージェントの手数料となり、「入社月」にエージェントは企業に請求をすることができます。

 

つまり、年度始めが一番潤沢な「予算」があるため、年度始めの入社が多い傾向の一つでもあります。

人気企業だと、年度が終わるまでに採用予算が尽きてしまい、いくら優秀な方でも、「採用ストップなので来年度ね〜」ということも数多くあります。

 

ウィンスリーは、転職は候補者のタイミングが最優先と認識はしていますが、上記理由から

人気企業には年度入社のタイミングにうまくのっかれるように、おすすめしています。


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「成果報酬モデル」が候補者への弊害を生む不都合な真実

 

この企業とエージェントの「成果報酬モデル」は候補者にとって良くないケースがかなり出てきてしまっています。

エージェントはいくら推薦しても候補者が「入社」してくれないと売上が上がらないわけですから、なるべく入社をしてもらいたいわけです。

 

また、1人の候補者を企業に推薦できるのは、1つのエージェントのみ。

その企業に早くエントリーしたエージェントがその候補者を支援する権利があります。

すごく丁寧にキャリアのアドバイスをしてもらったので、そのエージェント経由で企業にエントリーしようと思っても、既に以前に他のエージェント経由でエントリーをしてしまっていた場合、元のエージェントに権利があります。

もちろん、候補者の意向によっては、柔軟にご対応いただける企業もありますが、基本は「早くエントリーしたエージェントに権利がある」のです。

 

そのため、

「枠が埋まってしまうので、早くエントリーしましょう」

「書類通過率はいまかなり低いので、なるべく数多くエントリーしましょう」

「面接をしながら今後のキャリアの方向性を固めていきましょう」

 

など、エージェントに迫られた候補者も数多くいるのではないでしょうか。

さらに、内定するとかなり強いクロージングをされたり、事前に聞いていた話と違ったので入社後すぐに離職してしまった、などといった候補者からの悩みも最近数多く聞くようになりました。

人材業界では、以前からかなり問題になっている事態で至極残念な限りではありますが、これは人材エージェントと企業との契約モデルが起因している部分でもあります。

 

ウィンスリーは、このようなポリシーとは相反するかたちで事業を行うため、会社の規模の拡大はあえて行ってきませんでした。

結果この10年間で、6ヶ月以内の短期離職は数名程度です。

 

転職は人生の転機と同じであり、重大な決断です。

人材エージェント都合で左右されるものでは決してありません。

ウィンスリーは同じ業界としてこの問題改善に、積極的に組んでいきたいと思っています。

 

デジタル分野の転職活動をするベストなタイミングは、年度末と年度の始まり

 

採用予算やエージェント都合のお話をつらつらと述べてきましたが、転職のベストのタイミングというのは、当たり前ですが、ご自身のベストのタイミングです。

社内異動やポジション変更のタイミング、結婚・出産などライフステージの変化、やりたいことが見つかった、働く環境が良くない、年収をアップしたい、など。

ポジティブ・ネガティブともに大小の人生の「転機」は訪れ、それが転職のタイミングかもしれません。

 

ですが、そのタイミングにすぐに思い通りの転職が出来るわけではないため、準備とタイミングが重要であり、そのために我々エージェントを利用してほしいのです。

業界や企業情報

優秀な方は肌感覚で理解していることでも、実際にその業界や企業の現状や展望を採用という観点からも確認できます。

  • 採用も順風満帆に見える企業でも、実は「欠員採用」が多く、社員が定着していないのではないか?
  • 採用をストップしていた企業も翌年度からは一気にデジタル人材を100名採用する

など、皆様には見えてこない情報も数多くあります。

 

同様なキャリアや年代の方の転職成功事例

  • 自分のスキル経験ではどのくらい年収が上がるのかどうか
  • 何のスキルをつけていけば、よりキャリアバリューが上がるのか

など。

 

いざ、転職活動!となっても履歴書、職務経歴書をベストなものに仕上げる必要がありますし、エントリーして結果が出るまで大体1ヶ月半〜2ヶ月。さらに退職するまでに1.5ヶ月〜2ヶ月。

転職を考えてから入社まで、最低3ヶ月〜4ヶ月はかかります。

4月年度スタートする企業に入社したいとなると、12月にはエントリーしていないと遅いということになるわけです。

 

よく聞く年度末予算の消化ですが、こちらも採用予算には関係してきます。

3月が年度末の企業の場合、「3月中に取り切りたい!入社も3月であれば月末でもOK!」という企業もあります。

 

つまり、一年でいうと、この年度末と年度の始まりが狙い目なのです。

入念な準備はもちろん、そのタイミングはかなり重要なのです。気になる企業の年度の確認はされてみてください。

 

DX・デジタル人材専門エージェントウィンスリーについて

2012年創業の株式会社ウィンスリーは、当初から「デジタル人材」専門エージェントとして中途採用の支援をしてきました。

特徴は大きく3つ

1.ヘッドハンターがDX・デジタル分野での就業経験あるメンバーが10名在籍

2.採用企業は大手企業中心、候補者もデジタル分野経験者のみ。求人数 約3500

3.ミスマッチがない。2012年創業より半年以内に退職した方は0.8%

(2021年3月現在)

 

おかげさまで、DX・デジタル分野の中途採用支援では、業界随一となり、採用企業様、候補者様数多くのお問い合わせを頂戴しています。


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