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2022.04.18

電通が掲げるIGPとは?IGプランナーの注目求人も合わせて紹介

広告代理店業界トップの電通では、これまで以上に課題の本質を見極め最適なアプローチを実践すべく、IGP(Integrated Growth Partner)というビジョンを掲げ、統合的なソリューションを提供しています。

今回は、電通のIGPを体現するポジションである「IGプランナー(Integrated Growth Planner)」領域の注目求人をご紹介します。

電通のIGP(Integrated Growth Partner)とは?

引用:電通ウェブサイト

電通では、複雑化・高度化する企業課題に対して統合的なソリューションを提供するためのコンセプト/ビジョンである「IGP」(Integrated Growth Partner)を掲げています。

この「IGP」をベースに、従来のマーコム領域のみならずクライアントの経営戦略・事業成長も含めてコミットし、戦略~実行に至る幅広い領域からクライアントの成長を支援しています。

IGプランナーはこのIGPの理念を実現するため、クライアントに寄り添いながら最先端のマーケティングを実行する「水先案内人」であり、クライアントの成長を達成するためのマーケティングパートナーとしての役割を担っています。

電通のIGPを構成する4要素

引用:電通ウェブサイト

IGPは以下の4つの領域で構成されており、それぞれ顧客企業の成長につながる価値を生み出しています。

領域 概要
AX(アドバタイジングトランスフォーメーション) 高度化された広告コミュニケーション
BX(ビジネストランスフォーメーション) 事業全体の変革
CX(カスタマーエクスペリエンストランスフォーメーション) お客様体験の変革
DX(デジタルトランスフォーメーション) マーケティング基盤の変革

BX

BX(Business Transformation)は、事業全体の変革を目指す領域です。顧客企業のトップラインを伸ばすための事業変革に取り組みます。

クライアントのCXO等の声に耳を傾けながら、0から1の新しい価値を生み出すための支援を行い、独自のサービスメニューを提供することで企業の変革と持続的な成長を実現します。

BXクリエイティブセンターという部局では、電通独自のクリエイティビティや表現力・実行力を、戦略コンサルティング・デザインコンサルティングなどのアプローチと融合。顧客体験設計・UI、ビジュアライゼーションなどのソリューションに落とし込むことで、カスタマーサクセスを実現します。

CX

CX(Customer Experience Transformation)はお客様体験の変革を担う領域です。

データとクリエイティビティを掛け合わせ、お客様の長期的な体験価値の最大化を図ります。

たとえば拡張型カスタマージャーニー設計においては、従来のメディア接触にとどまらず、オフラインやオンラインのイベントから商業施設の開発まで、幅広い設計を行います。

また電通コマースルームでは、ECに関するあらゆる課題に対応するためソリューションを統合。データを一元的に分析し、コマースまで一気通貫の体験設計を提供します。

AX

AX(Advertising Transformation)は、高度化された広告コミュニケーションの提供を担う領域です。

クリエイティビティとデジタル知見・運用を掛け合わせ、広告のパフォーマンスを最大化し、事業成長に貢献します。

たとえば気象データを活用した需要予測では、気象情報から購買需要の変化を予測し、機会を逃さないプランニングと広告配信を実現します。

またオンラインとオフラインのデータを統合し、事業成長につながる広告パフォーマンスを実現するフルファネルの多様なサービスメニューも提供しています。

DX

DX(Digital Transformation)は、事業成長を可能とするマーケティングデータ基盤を構築する領域です。DX設計、DMP/CDP構築、マーケティングシステム実装という3つのプロセスを通じて、多様なサービスを提供しています。

たとえば地域データ基盤開発においては、データプラットフォームを整備し、生活者のニーズやインサイトを分析した上で、効果的な送客を行い活性化に貢献します。

またデータクリーンルームにおいては、クライアントのファーストパーティデータとプロットフォーマーのデータを連携することで、マーケティングの継続的なPDCAを実行します。

これら各領域の専門性を生かしつつ、領域を横断した連携により顧客企業の事業に変革と成長のサイクルをもたらすことがIGPの大きなミッションです。

IGプランナーが属する2つの事業領域

IGプランナーは上記の事業領域においてクライアントの課題を定義し、統合的なソリューションを提案するポジションです。各人の専門分野や強みによって関わる領域は異なりますが、現在IGプランナーとして募集しているのは、主にAX、CX領域に携わるポジションです。

IGPとIGプランナーの違い

電通にはIGPのほかに「IGプランナー(Integrated Growth Planner)」と呼ばれるものがあります。

名称は似ているものの両者は異なる概念を表しており、IGPは電通の掲げる中期ビジョンを指す一方、IGプランナーとは人材・ポジションの名称を指します。

IGPのビジョンのもと、プランニング部門自体が事業グロース型の統合プランニングにシフトしつつある中で、クライアントの「総合診療医」として課題に向き合うのがIGプランナーの役割です。

電通がIGプランナーの役割と採用を進める背景

電通は現在、広告も含めたクライアントの事業成長にコミットする、IGP(インテグレーテッド・グロース・パートナー)方向へのシフトに全社的に取り組んでいます。

これは、「消費者が望む未来を起点にした事業成長に繋がる変化」をクライアントや社会にもたらすために、電通のプランニング部門自体が事業グロース型統合プランニングへとシフトすることを意味します。

具体的な重点施策は、データに基づく戦略立案やKPI構造化、顧客体験設計やPDCAスキーム実装などです。

一方、こうした事業グロース型統合プランニングを実践するプランナー人材が、現状では圧倒的に不足しています。そこで、会社として大規模にIGプランナーを拡充することとなりました。

IGプランナーの配属局について

電通では現在、部局間の分断を解消し、各局の連携によりデータを活用した競争力強化を目指しています。
そのため、IGプランナー領域で採用された場合、特定の1つの局ではなく、以下のいずれかの局に配属される可能性が高いです。
本人の希望やスキルなどを勘案しながら、各局長がすり合わせをして配属先を決定します。

電通IGプランナー領域の局とそれぞれの業務内容は下記の通りです。

主な業務
データマーケティングセンター クライアントに対するデータを活用したプランニングおよびソリューション提供
・オンオフ統合に関するマーケティング戦略策定、プランニング、効果検証 など
第1~第3統合ソリューション局 ・クライアントのための戦略企画設計および実行支援
ワンストップでの統合的ソリューション提供 など
CXプランニングセンター ・コマースやデジタルプロモーション起点のプランニングとアクティベーション
・CX領域事業での成長戦略、品質担保、発注原価管理 など

なお、データマーケティングセンターと第1〜3統合ソリューション局は、大枠の業務内容に大きな差はありませんが、データマーケティングセンターではよりデータプランニングを重視しています。

一方、第1~3統合ソリューション局には「メディアプランナー型」のプランナーやプロモーションプランナー出身者、CRプランナーなども在籍しており、文字通り「統合」でクライアントに向き合います。

電通IGプランナー領域の注目求人

電通IGプランナー領域の募集職種は、大きく分けて以下の7つです。

1. マーケティングプランナー

クライアントの商品やサービスが売れ続けるための仕組みや戦略・戦術の策定、実装や実行への並走、改善策の策定をリードするポジションです。
3C、5F、PESTなどに代表される環境分析や、STPなどに代表される戦略策定などを行います。

必須要件

・マーケティングに関する豊富な知識と経験

こんな方におすすめ

・バリューチェーン全体を俯瞰し、広告領域だけに留まらない戦略立案を行いたい事業会社出身の方
・電通の武器となるツールや手法、ナレッジ開発を志向する方 など

【AX】マーケティングプランナー

2. コミュニケーションプランナー

データやデジタルを活用した先端的/高度で統合的なマーケティングコミュニケーションの戦略や戦術の策定、効果の測定、改善策の策定をリードするポジションです。
広告から購買体験、商品サービス利用体験、CRMに至るまでを含めたマーケティングコミュニケーションフレームと施策の策定などを行います。

必須要件

マーケティングコミュニケーション戦略策定に関する豊富な知識と経験

こんな方におすすめ

・先端的なデジタル施策や高度なデータ活用への挑戦したい広告代理店出身の方
・クライアントに常に寄り添った提案を行うための瞬発力や粘り強さ、分析力、スターター気質のある方 など

【AX】コミュニケーションプランナー

3. メディアプランナー

オンライン・オフラインを統合したメディア戦略の策定と実行プランの策定、および施策の評価を担うポジションです。
電通が保有する大規模意識調査データ、デジタルプラットフォーマーと取り組むデータクリーンルーム、取引先企業から提供される生活者行動データなどを活用したターゲット分析に基づいた、オンオフ統合のメディアプランニング作業全般を行います。

必須要件

・広告会社やコンサルタント企業、事業会社などでオフライン、オンラインメディアを活用したマーケティング活動について実務経験をお持ちの方。

こんな方におすすめ

・オンライン、オフライン双方でマーケティングに関するデータに振れ、プランニング、実行等のPDCAを回してきた実績のある方。
・広告代理店でのプランナー経験に加え、事業会社でもマーケティング施策の企画・実行に携わってきた方 など

【AX】メディアプランナー

4. CRM/カスタマーサクセスプランナー

クライアントの顧客=ユーザーやファンに着目し、それぞれのロイヤルティを高めるための戦略、企画立案、実行を行い、LTVを最大化することによってクライアントの事業成長に貢献するポジションです。
それらを汎用的に転用するためのロジック・フレーム・アルゴリズムの開発と実践も行います。

必須要件

マーケティングの基礎知識全般

こんな方におすすめ

・顧客との接点に近いコミュニケーションや商品・サービスの開発や、データに基づいた生活者、ユーザー分析を得意とする方
・「Treasure Data」「Salesforce Marketing Cloud」「Snowflake」などのデータ基盤の活用経験や、統計・数理解析スキルを活かしたい方 など

【CX】CRM/カスタマーサクセスプランナー

5. デジタルCXプランナー

ブランドがお客様に提供する真の体験価値とは何か、その体験がクライアントの事業成長に貢献しているのかを、実データを活用したプランニングで実現するポジションです。
ターゲットのプロファイル分析やインサイトを起点にカスタマージャーニーにおけるデジタルCXの戦略プランニングと実施プロデュースなどを行います。

必須要件

・マーケティング戦略立案の経験
・デジタルプロモーションのプランニング・プロデュースの経験
・実データを用いたデータドリブンプランニング、施策PDCAの経験 など

こんな方におすすめ

・デジタルプロモーション、データマネジメントを得意とするFMCG系メーカー企業や流通小売企業出身の方
・ブランドマーケティング、商品企画、開発の経験を持つ事業会社出身の方 など

【CX】デジタルCXプランナー

6. 自社ECプランナー

主にメーカー系クライアントの自社ECサイト構築の設計、導入や運用支援を行うポジションです。
自社ECを単独の販売チャネルとしてではなく、クライアントと生活者が直接つながる重要なブランド接点として位置づけることで、自社ECが果たすべき役割を戦略的に設計し、各種生活者データをマーケティング全体に活用します。

必須要件

・自社EC事業全般の基本的知識(業務フローや各種ECパッケージベンダーの理解等)
・自社EC事業の導入もしくは導入コンサルテーション経験 など

こんな方におすすめ

・従来のEC業界の常識やシステムの制約に囚われない新たな顧客体験の創出と、それを通じたクライアントの事業成長への熱意を持つ方
・オンオフ合わせたEC導入の知見を有するメーカー出身の方 など

【CX】自社ECプランナー

7. データマーケティングプランナー

課題の構造化からマーケティング戦略立案、実施、効果検証までを“人基点”に一気通貫で回し続け、クライアントの事業目的の達成にコミットしていきます。
具体的には、DMP(Data Management Platform)やCDP(Customer Data Platform)を活用したマーケティング戦略の立案、電通グループの独自ソリューションや外部ツール等を組み合わせた、CVを最大化する最適なソリューション・アーキテクトの設計などを担います。

必須要件

・マーケティング基礎に関する全般的なスキル
マーケティング課題設定(Issue/SOW規定)スキル、STPの基礎スキル、生活者インサイト導出、企画書作成スキル、プレゼンテーションスキル

・アナリティクスに関するスキル
SQLやPythonなどのデータ前処理スキルや、基礎となる統計解析スキル、課題解決に繋がるファインディンスや打ち手を導出する軸を創り出す力とデータ読解力

・データ・テクノロジーに関するスキル
DMPやCDP等を含む活用可能な各種データ特性の理解、リレーショナルDBを駆使する基礎スキル

こんな方におすすめ

・代理店に加え、事業会社でもデータ分析等の経験がある方
・統計やデータ分析の知識に加え、データを活用したプロジェクトをリードできる能力・経験のある方 など

【CX】データマーケティングプランナー

電通のIGプランナー領域で働く魅力

電通のIGプランナー領域には以下のような働くうえでの魅力があります。

広告領域にとどまらず、クライアントの事業成長を実感できる

電通のIGプランナー領域では、単なる広告業務ではなく、生活者への深いインサイト理解にもとづいたマーケティングDXをリードすることで、生活者とクライアント企業の関係性を強める形での事業成長に携われます。

コンサルティングファームや広告会社の戦略領域出身者にとっては、戦略立案だけで終わるのではなく、実施や仮説検証、改善までトータルで関わることができるため、クライアント企業の成長を実感できるのが魅力です。

生活者起点での課題解決に携われる

デジタルの特定領域を専門としている方は、自社ツールのセールスありきでの提案に葛藤を感じることも少なくありません。

一方で、電通なら特定のソリューションにこだわることなく、生活者起点での課題解決に最適な提案ができます。

多様な働き方や副業・社外活動を実践できる

電通では多様で柔軟な働き方を推進しています。たとえば育休取得率は女性100%、男性も70%以上に達しており、毎月1回全社で休暇の取得も奨励するなど、大胆な働き方改革を進めている点が魅力です。

さらに、社外活動にも積極的に取り組んでいる社員が多数おり、キャリアコンサルタントや行政書士、大学講師、写真作家、映画監督、YouTubeでの動画配信など活動は多岐にわたります。これら社外活動の報酬制限もなく、社員のクリエイティビティを多様な場で自由に発揮できる環境です。

電通IGプランナー領域への転職なら「ウィンスリー」


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