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2022.01.16

【前半】2022年版 いよいよ見えてきた!求められるDX人材とは?

 

いまやバズワードとなっているDX。ウィンスリーの企業から寄せられる求人票には必ずといっていいほどDXのワードが記載されています。2021年の企業からウィンスリーへの新規採用依頼数は、前年比2.8倍と人材ニーズが急増しています。

 

とはいえ、本来のDXを求める職種よりもその手前のデジタライゼーションやデジタリゼーション業務が多くなっています。もちろん各企業のDXも現在進行系ですので、その業務があるのは当然なのですが、その先に見据えたゴールがきちんとあるかないのか、狭義なDXではないのか、このあたりの確認が必要です。入社後そんなはずはなかったと退職してしまうケースも散見されてきています。

 

改めてDX職種の確認と、2022年1月現在、その募集中のポジションのリンクを記載しますのでご参考にしてください。

(タイミングによってはクローズになっているケースもありますのでご了承ください)

 

2020年にIPAが定義している職種は下記7職種。

https://www.ipa.go.jp/index.html

順番に見ていきます。

 

①プロダクトマネージャー

DXやデジタルビジネスの実現を主導するリーダー格の人材

 

②ビジネスデザイナー

DXやデジタルビジネスの企画・立案・推進等を担う人材

 

③テックリード(エンジニアリングマネージャー、ITアーキテクト)

DXやデジタルビジネスに関するシステムの設計から実装ができる人材

 

④データサイエンティスト

事業・業務に精通したデータ解析・分析ができる人材

 

⑤先端技術エンジニア

機械学習、ブロックチェーンなどの先進的なデジタル技術を担う人材

 

⑥UI/UXデザイナー

DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを担当する人材

 

⑦エンジニア/プログラマ

システムの実装やインフラ構築・保守等を担う人材

 

 

DX人材職種①「プロダクトマネージャー」の求人について

 

プロダクトマネージャーとは、プロダクトに対する責任や権限を担う職種のことです。市場の分析から企画、開発や宣伝、品質管理に至るまで、プロダクトのライフサイクル全体を統括します。プロダクトの付加価値を最大限に引き出し、利益の拡大や顧客満足度の向上を達成することが大きな使命です。企業によっては「DXプロデューサー」ということもあります。

 

なお、「マネージャー」という名称ではあるものの、組織における管理職(職位)を指すわけではなく、あくまでもプロダクトに関する責任を負う職種を指します。

 

前述の通り、プロダクトマネージャーはプロダクトのライフサイクル全般に携わるため、その仕事内容は多岐にわたります。

 

製品ライフサイクルの初期段階では、まず消費者の潜在的なニーズや、現状抱えている課題を探っていきます。続いて行うのが、ユーザーのニーズを満たし、課題を解決するためのコンセプトやビジョンの設定です。その後、タスクを洗い出し、ロードマップの作成とその遂行に移っていきます。開発段階に入ってからは、プロダクトのコンセプトに沿って開発が進められているかチェックし、市場への投入後もブランディングやマーケティング戦略に携わります。

 

このように非常に幅広い業務を把握し、各段階における進捗管理をしなくてはならないため、多様な関係者の動きを把握し、計画通りにプロジェクトを進めていくためのマネジメント能力は必須です。

 

また、「なぜこの製品が必要なのか」「この製品はどのような課題を解決できるのか」といった点を掘り下げ、最適な解を見つけられる分析力や発想力も必要です。さらに、アイディアやコンセプトの具体化に向け、関係者を納得させるための論理性や、協力を得るための調整能力も求められます。

 

「プロダクトマネージャー(DXプロデューサー)」に関する求人はこちら

 

 

DX人材職種「ビジネスデザイナー」の求人について

 

ビジネスデザイナーとは、サービスやプロダクトを収益の出る「ビジネス」として成り立たせるためのシステムを構築する職種です。

 

どれだけ斬新なサービスや製品のアイディアがあっても、十分な収益を生み出すビジネスモデルが描けないために、実用化を断念するケースは珍しくありません。発想や技術としては素晴らしいものを持っていても、ビジネスにならなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。

 

そうした事態に陥るのを防ぐため求められているのが、ビジネスデザイナーという職種なのです。

 

ビジネスデザイナーは、製品・サービスのアイディアやコンセプトを事業化するため、事業計画を作成します。中長期的な計画はもちろん、どう事業に着手し、収益を確保するのかという短期的な方策もしっかりと考えます。

 

計画を作成したうえで、クライアントや関係者とともに実際にビジネスを推進していく点もビジネスデザイナーの醍醐味です。

 

そうしたビジネスデザイナーには、現在の市場が抱える課題を把握し、ニーズを読み取る分析力や、アイディア段階のサービスや製品を事業化するための企画力が求められます。また、自身のビジネス経験を踏まえ、的確に言語化して助言できるコミュニケーション能力も必要です。

 

「ビジネスデザイナー」に関する求人はこちら

 

 

DX人材職種「テックリード(エンジニアリングマネージャー、ITアーキテクト)」の求人について

 

テックリードとは、エンジニア組織における中核的な存在で、エンジニアのチームをまとめるリーダー的役割と、他部署や外部機関との橋渡しとなる窓口としての役割を担う職種です。欧米では一般化した概念ですが、近年では日本にも広まりつつあります。

 

テックリードに似た職種としてエンジニアリングマネージャーと呼ばれるものもあります。こちらもエンジニア部門を統括する立場ですが、エンジニアの採用や評価など、キャリア面を含めた多様な業務に携わる点が特徴です。このように幅広い視点から、エンジニア部門の活性化や目標達成を図ります。

 

さらに、アーキテクトと呼ばれる職種もあります。本来は「建築家」や「設計者」といった意味ですが、エンジニアリングの世界ではソフトウェアやITシステムの全体的な設計に携わる職種のことです。技術的な観点から、経営課題や顧客の課題解決に向けてあるべきシステム構築をする役割もあります。

 

いずれもエンジニア職であるため、ITに関する知識や技術力は必須です。それだけでなく、テックリードやエンジニアリングマネージャーの場合、エンジニアの組織をまとめ、計画的に目標を達成するためのマネジメント能力も必要です。チーム全体の生産性が上がるよう、メンバーのスキルアップを促し、工程を最適化する能力も求められます。

 

またアーキテクトの場合、単にエンジニアとしての技術力だけではなく、経営課題を把握し解決に導くための経営的な視点も必要です。

 

いずれにしても、エンジニア部門や組織をまとめたり、経営課題の解決につながる提案をしたりするための、経営やマネジメントに関する手腕が問われるということです。

 

「テックリード(エンジニアリングマネージャー、ITアーキテクト)」に関する求人はこちら

 

 

後半に続く