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2021.01.12

デジタル職に従事するビジネスパーソンの「キャリア意識調査」レポート

デジタル職に従事するビジネスパーソンの「キャリア意識調査」を敢行!もはや「転職」に限定しないキャリア形成における選択肢とは?

~ 非対面業務の増加で生まれる新たな機会と課題も~

デジタル専門の人材支援事業を行う株式会社ウィンスリー (本社:東京都港区、代表取締役:黒瀬 雄一郎、以下ウィンスリー)は、デジタル分野で就業する方へ向けた「キャリア意識調査」を実施致しました。コロナ禍がDX化を一層加速させる現在、キャリアに関する悩みや今後のキャリアにおける選択肢についてなど、幅広く回答をいただきました。

DX化を進めるうえで課題は「組織的な問題」がカギ、キャリア形成における悩みの解決策に49%が「転職」と回答

あらゆる業種でDX化が加速し、デジタル人材の重要性は以前にも増して高くなっております。当社ではこれまでに当社サービスをご利用経験のある方々へ向け、変化の激しい現場で就業するデジタル人材のキャリアに関する実態を把握すべく、意識調査(調査実施時期は2020年12月、有効回答者数134名)を実施致しました。

まず「自社のDX化が進んでいるか」との問いにおいて、「とても進んでいる(13%)」、「やや進んでいる(43%)」合計56%と、過半数が前向きに推進されている現状を認識していました。しかしながら44%程の回答者が自社のDX推進に課題を感じていることもわかりました。

「DXを推進するうえで必要なものは何か?」の問いに対しては37%が「DX推進人材の数と質」、35%が「トップや部門長の理解や覚悟」を挙げ、組織的に解決すべき課題が浮き彫りとなる結果となりました。

 

 

 

次に、現在のキャリアにおける課題や懸念についてお尋ねすると、最多回答率の33%が「特になし」とする一方で2位以下の回答は軽微な差となり、「旧型の組織・環境であるためキャリア形成におけるスピード感に懸念(19%)」、「仕事に関するモチベーションが低下(17%)」、「どのようなキャリアをつくっていけばよいのかわからない(14%)」といった具体的な悩みを持つ様子が垣間見えます。

続けて、そうした課題を解決する方法については「転職・独立など今の職場環境を変える」と回答した人が49%ともっとも多く、個人の努力次第で解決できる問題ではないと認識している様子がわかります。しかしながら、44%は「今の会社で働きながら解決策を模索していく」と回答しており、課題に対するアクションがほぼ二分されていることがわかりました。

 

 

 

 

新たなキャリアの選択肢に「副業」と「個人事業主としての独立」が浮上!柔軟な働き方を望む姿が浮き彫りに。テレワーク下でのメリット・デメリットも

また、年収に対する満足度についても「適正でない」と感じている人は54%、「適正」と答えた46%をわずかに上回りました。

「適正でない」と回答した人のうち76%が「今よりもプラス100~299万円」が適正ラインと感じ、14%が「プラス~99万円」と答えるなどという結果になりました。デジタル人材は求人の増加に対し人材不足が深刻であり、給与は今後も高騰していくものと予想されています。

 

 

 

実際に現在「転職を検討している」という人は全体の48%ほども存在しており、さらには副業や独立といった、過去にはさほど目立つことのなかった選択肢の浮上も2020年らしい状況となりました。

勤務している会社で副業を許可していると答えた54%の人のうち、実際に副業をしている人は23%とまださほど多くは見られませんが、「今までの仕事や経験に近い仕事をしている(68%)」と回答しています。

一面として、不足しているデジタル人材を副業という形で補い合う構図も想定される結果となっています。

キャリアにおける新たな選択肢としては、退職して個人事業主になる意向を35%が「良い案件があればやってみたい」と、少なくない数の方が考えていることがわかりました。さらに18%の人が「興味がある(すでにやっている、準備を進めている)」と回答しており、「興味がない(27%)」を上回る関心の高さが推察できました。

 

 

最後に、テレワークが進んだことで新たに気づいたことなどをお聞きしてみたところ、「セルフマネジメントの重要性を感じた」、「無駄な工数・工程が明らかになった」、「組織に貢献していない人が浮き彫りになった」など、非対面業務が常態化していくなかで仕事が可視化される環境が与える影響を感じる回答が多々ありました。会社に対する帰属意識の薄れや人材教育の難しさなど、今後解決が待たれる課題も予感させる回答が得られました。

 

 

コロナ禍はあらゆる業種でデジタル化を促進させる結果となり、変化の著しい環境で就業するデジタル人材の意識調査は、今後の採用計画を検討するうえでヒントとなることと考えています。

 

株式会社ウィンスリー 代表取締役 黒瀬雄一郎のコメント

コロナ禍により、採用企業側のDX化は待ったなしとなり、ウィンスリーへのDX関連の採用依頼も昨対と比べて25%程度増えています。そもそもデジタル分野は、優秀な人材が枯渇しており、すでにDX推進人材の採用強化している企業も十分な人材を確保できていません。

一方、候補者側を見ると、今回のレポートが示唆するように、会社側の従業員のグリップが低下し、より自由な働き方を求めていることが伺えます。従来どおりの「中途採用」ではなく、雇用関係までを含めた採用の変革も必要とされていると推察します。株式会社ウィンスリーはデジタル人材専門支援のリーディングカンパニーとして、業界の発展のために引き続き意義のある情報提供を実施してまいります。

 

デジタル人材専門エージェント株式会社ウィンスリー

2012年の創業以来、一貫してデジタル分野人材の中途支援を行い、業界出身者を中心とした11名のヘッドハンターが在籍。大手企業、優良企業を中心に、CDO、CIO、CMOなどのCxO人材から、DX推進人材、開発、データマーケ、デジタルマーケティング、デジタルクリエーティブなど、「デジタル分野」に関わる職種を支援している。

■株式会社ウィンスリー  URL:https://w3hr.jp/

事業概要:人材紹介業、人材コンサルティング事業

所在地:東京都港区六本木4-8-7 六本木三河台ビル5階

代表者:代表取締役社長 黒瀬 雄一郎

 

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社ウィンスリー

担当:山岸美咲

問い合わせ:info@w3hr.jp

※調査レポートご所望の企業様は上記までご連絡ください。