デジタルマーケティング代理店から「総合デジタルファーム」への進化を遂げている電通デジタル。その中で、領域を横断した営業特化型組織である統合ビジネスプロデュース室と、グローバル案件を一気通貫で支援する「Dentsu Digital Global Center」(DDGC)が中途採用を強化しています。
この記事では、統合ビジネスプロデュース室とDDGCの特徴や募集求人を解説します。
目次
「総合デジタルファーム」へと進化する電通デジタル
電通デジタルは、2023年度から自社を「総合デジタルファーム」と定義しており、デジタルマーケティングやデジタル広告のみならず、DXコンサルティングをはじめデジタルに関連するあらゆる事業を推進し、クライアント企業の事業変革を伴走型で支援しています。
2016年の設立以来、会社の規模も拡大し続けており、創業当初約600名だった社員数が現在では2,550名以上に。1,100社超のクライアントを支援し、400億円以上の収益を達成するなど、デジタルファームとして国内最大級の規模を誇っています。
こうした規模拡大に合わせて、電通デジタルでは中途採用も積極的に行っています。
そこで以下では、2024年度に新たに創設した統合ビジネスプロデュース室、および「Dentsu Digital Global Center」(DDGC)の概要と募集求人をご紹介します。
統合ビジネスプロデュース室とは
統合ビジネスプロデュース室は、部門を横断した全社直轄領域に属する部署であり、2024年1月に新設された超営業特化型組織です。クライアントの課題が具体化されていない段階からニーズを汲み取り、提案する機能を強化する目的で立ち上げられました。
マーケティングコミュニケーション、クリエイティブ、コンサルティングなどの分野を問わず、全領域にまたがりフロントライン(営業部隊)としてクライアントに向き合います。また、各領域の壁を取り払い、統合を促進することで「クライアント軸」で課題に対応し、持っているアセットをフル活用してクライアントの変革と成長を支援します。
なお、統合ビジネスプロデュース室ではフロント対応に特化し、デリバリーは行いません(各専門領域が対応)。この点で、広告代理店の営業組織に近い形態といえます。
統合ビジネスプロデュース室の強み・魅力
統合ビジネスプロデュース室では、電通・電通デジタルの大型顧客対応(特にデジタルマーケティング関連)を、全社の先頭に立ってリードできる点が強みです。広告領域のみならず、マーケティングやCX、DXに関してクライアント課題を起点でトータルで対応できます。
また、各領域(Creative|データ|テクノロジー|コンサルティング|CRM等)の最先端の専門家と協働し、人脈作りができることも魅力です。業界最先端のケイパビリティに囲まれ、各分野のプロが多くいる環境で自身の専門性を高めることができます。
統合ビジネスプロデュース室の募集求人
統合ビジネスプロデュース室では、営業職である統合ビジネスプロデューサーを募集しています。
統合ビジネスプロデューサー
特定の業界/クライアントに対する案件獲得のための提案・コンサルティング活動を行うポジションです。クライアントが事業成長を実現するために必要な、企業/サービス/ブランド価値の向上や、様々な課題解決のためのプランを策定します。
求められる要件
・総合広告代理店、SIer、コンサルティングファーム等における5年以上の営業実務
経験
・担当クライアントまたは担当領域の事業成長を自ら牽引してきた経験
・デジタルマーケティングの戦略設計および、実施フェーズにおけるプロデュース・プランニングに関する実務経験
・CX向上やDXによる業務改善、事業創発設計、実行のためのプロデュースに関する実務経験 など
【BP】統合ビジネスプロデューサー/ディレクター※リーダー候補
Dentsu Digital Global Center(DDGC)とは
Dentsu Digital Global Center(DDGC)は全社直轄領域に属し、電通デジタルにおけるグローバルビジネス全体をリードする部門です。デジタル×グローバルのスペシャリスト集団として2024年1月に新設されました。
国内の電通グループ全体(電通ジャパン)および電通インターナショナルとの協業も推進しており、企業や業界を問わず、グローバル市場における日系クライアントの支援(IN-OUT)と、日本市場における外資系クライアントの支援(OUT-IN)の双方を展開しています。
国内外の市場におけるデジタルマーケティングに加え、クリエーティブ、CX、DXの戦略・企画立案から施策実行をワンストップで支援していることも特徴です。
メディアコミュニケーションとCxM&Creativeの2つの部門に分かれており、それぞれのサービス領域は以下のようになっています。
メディアコミュニケーションのサービス領域
フェーズ | 内容・アプローチ |
---|---|
ビジネス環境理解(課題把握) | ・外部環境分析(市場成長率、競合分析、ユーザー分析等) ・内部環境分析(カスタマージャーニー、WEBサイトパフォーマンス、コンテンツ評価等) |
ターゲット可視化(ターゲット定義・理解) | ・属性・興味関心およびインサイト分析 ・ターゲットサイズ、ビジネス成長機会の仮説設定 など |
戦略&アプローチ(コミュニケーション戦略) | ・コミュニケーション投資を通じた達成目標 ・KGIに対して期待されるインパクト ・メディアKPI設定 など |
実行アイデア(プランニング) | ・クアッドメディアの構成 ・メディアエコシステムの整理 ・メディアプランニング ・予算配分 など |
KPI&計測(PDCA) | ・中間KPIのトラック手法 ・BIツールによる可視化 ・PDCAサイクル提示 |
CxM&Creativeのサービス領域
フェーズ | 内容・アプローチ |
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Go-to-Market支援 | ・日系グローバルブランドの各国マーケット展開、戦略実行支援 |
グローバルサイト構築・運用 | ・マルチマーケット展開するグローバルサイトを効率よく運用するエコシステム |
グローバルソーシャルメディア戦略・運用 | ・マルチマーケット展開するグローバルソーシャルメディアの立ち上げから運用まで |
LINEを起点とするCX構築・運用 | ・外資系グローバルブランドの日本マーケット展開に不可欠なLINEとセントラルプラットフォームの統合 |
DDGCの募集求人
DDGCでは、以下のポジションを募集しています。
グローバルデジタルアカウント ビジネスリード(デジタル広告領域)
グローバルデジタルアカウント ビジネスリードは、グローバルクライアントに向き合うチームのマネージャー職です。
クライアントのマーケティング課題抽出、デジタルマーケティング戦略の立案、デジタル広告のメディアプラン策定、広告運用管理、レポーティングにおける進行管理とメンバーの教育・サポートを実施します。
求められる要件
・日本語ネイティブ、英語ビジネスレベル(英文メール、プレゼン資料読み書き可能なレベル、TOEIC 850点以上)
・広告代理店での営業経験/プランナー経験 など
【DDGC】【マネジメント候補】グローバルアカウントビジネスリード(デジタル広告領域)
グローバルデジタルアカウント プランナー(デジタル広告領域)
グローバルデジタルアカウント プランナーは、グローバルクライアントの担当として、デジタル広告を中心としたデジタルマーケティングを担当するポジションです。
クライアントのマーケティング課題抽出、デジタルマーケティング戦略の立案、デジタル広告のメディアプラン策定、広告運用管理、レポーティングを担います。
求められる要件
・日本語ネイティブ、英語ビジネスレベル(英文メール、プレゼン資料読み書き可能なレベル、TOEIC 850点以上)
・広告代理店での営業経験/プランナー経験 など
【DDGC】グローバルアカウントプランナー(デジタル広告領域)
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、ディスカバリー(現状分析・課題整理)、ディファイン(要件定義)、デザイン(ソリューション設計)、デリバリー(開発・導入)の全行程におけるプロジェクトマネジメントを担当するポジションです。
ステークホルダー、スコープ、スケジュール、予算などを管理し、プロジェクトを推進します。
求められる要件
・【総合広告代理店/デジタルエージェンシー/デジタル系制作会社/コンサルティングファーム/事業会社のマーケティング部門】のいずれかにおけるグローバル案件でのプロジェクトマネジメント経験
・内外のステークホルダーとビジネスレベルで円滑なコミュニケーションが可能な英語および日本語レベル など
ストラテジスト(ストラテジー/コミュニケーション/コンテンツ)
ストラテジストは、主にディスカバリー(現状分析・課題整理)、ディファイン(要件定義)、デザイン(ソリューション設計)におけるプランニング領域を担当するポジションです。
クライアントがビジネス/マーケティングを推進するにあたり、内外環境の整理分析、課題抽出、戦略策定、KGI/KPI設定から施策設計までをカバーします。
求められる要件
・【総合広告代理店/デジタルエージェンシー/デジタル系制作会社/コンサルティングファーム/事業会社のマーケティング部門】のいずれかにおけるグローバル案件でのプランニング経験
・内外のステークホルダーとビジネスレベルで円滑なコミュニケーションを実施でき、最終納品物を英日両言語にてドキュメンテーション可能な英語および日本語レベル など
関連求人:
・【DDGC】シニアストラテジスト 【グローバル領域のストラテジーコンサルタント】
・【DDGC】コンテンツストラテジスト(コンテンツプランナー)【グローバル領域/デジタルコンテンツ戦略のプランニング】
・【DDGC】CRMストラテジスト【グローバル領域のCRMコミュニケーション設計の導入コンサルタント】
電通デジタルへの転職ならウィンスリー
今回は電通デジタルの統合ビジネスププロデュース室とグローバルセンターについてご紹介しました。
ウィンスリーでは、電通デジタルはじめデジタルマーケティング会社への転職をご検討の方の支援をしております。
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