デジタルマーケティング代理店から「総合デジタルファーム」への進化を遂げている電通デジタル。
2025年に組織改編があり、新たな体制のもとクライアント企業と社会・経済の変革・成長を目指しています。
今回は電通デジタルを構成する6つの領域のうち、コンサルティング&プロデュース領域の概要と部門の特徴、求人情報をご紹介します。
目次
2025年に組織改編を行った電通デジタル
電通デジタルは、2025年に組織改編を行いました。
6つの領域と21の部門に再構成し、デジタル化が進む市場における戦略立案、施策実施、運用に至るサービスをワンストップで提供する体制を構築しています。
コンサルティング&プロデュース領域について
コンサルティング&プロデュース領域は、統合サービスによってクライアントの課題解決を支援するコンサルティング/フロント組織です。
電通グループの知見を活かし、人へのインサイト×価値創造力×テクノロジーを強みに、専門コンサルやSIerのように戦略or開発のみを行うのではなく、変革構想から具現化まで一気通貫で伴走します。
業務改善から着手する「企業基点変革」よりも、価値創造から着手する「顧客起点変革」を重視している点も特徴です。
この点は総合コンサルファームや経営コンサルファームとの差別化ポイントとなっています。
戦略顧客拡大を行う統合フロント組織である「統合ビジネスプロデュース室」と、DX領域における統合コンサルティングを行う「トランスフォーメーションストラテジー部門」で構成されています。
統合ビジネスプロデュース室とは
統合ビジネスプロデュース室は、2024年1月に新設した営業に特化したフロント組織です。
クライアントの課題が具体化されていない段階からニーズを汲み取り、マーケティングコミュニケーション、クリエイティブ、コンサルティングなど、全領域にわたる提案を行っています。
特に、デジタルマーケティングやDX推進の営業活動、案件コーディネートなどを通じて解決策を提供しています。
主に日用消費財、金融、自動車の3つの業界を重視しており、特に金融業界への対応に高い優先順位を置いているのが特徴です。
電通デジタル全体の統合サービス提供を強化するため、2025年1月1日付でCSO(最高営業責任者)を新設し、統合ビジネスプロデュース室の人員増強を図っています。
トランスフォーメーションストラテジー(TFS)部門とは
トランスフォーメーションストラテジー部門は、電通デジタルが提供する独自の支援体制を通じて、日本企業の「顧客基点の両利き経営」による変革と成長を促進する役割を担う部門です。
既存事業の深化・高度化と新規事業の創造・開発を両輪で推進し、企業の価値創造を支援する「創造的伴走」を特徴としています。
企業やブランドの独自性を尊重し、クリエイティビティを活用して非連続的な価値を創造しており、従業員のモチベーションや業務定着までを支援し、企業が自走できる体制を構築しています。
以下のように、通信、製造、保険、自動車、金融業界など幅広い業種で全社変革を支援してきた実績があります。
業界 | 支援の概要 |
---|---|
通信企業 | ・DX以前から10年以上にわたり、組織立ち上げやCX、新事業開発を支援 ・年間数十件のプロジェクトを支援 |
製造業 | ・モノ売りからコト売りへの変革を支援 ・既存事業のサービス化や業務プロセス、DX人材育成まで全面的にサポート |
保険 | ・COE組織の立ち上げから伴走 ・アジャイルマーケティングの導入や実行、成果創出などを全面的に支援 |
自動車 | ・モビリティサービス企業への変革を支援 ・マーケティングやサービス領域で の新価値創造に向けた新会社を設立 |
金融 | ・データマーケティング合弁会社設立を支援 ・広告、デジタルマーケティング、DXの実行によりグループの新たな価値創造を図る |
コンサルティング&プロデュース領域の求人事例
コンサルティング&プロデュース領域では現在、トランスフォーメーションストラテジー部門での求人を募集しています。
【TFS】ビジネスコンサルタント/戦略コンサルタント
ビジネスコンサルタント/戦略コンサルタントは、「顧客接点変革」を通した新たなサービス・顧客/従業員体験の創造を実現し、次世代事業モデルの設計・構築・プロセス化を統合的にリードするポジションです。
「人」起点で施策・データ・ITの各視点からDX推進を戦略~実行まで広範囲に渡って対応し、次世代型の事業変革・ビジネス成長を伴走型で支援します。
要件としては、コンサルティングファーム、広告代理店、あるいは事業会社のDX担当として、DX推進における事業計画、各PJ設計リード、伴走型支援、意思決定支援を担った経験などが求められます。
【TFS】マーケティングDXコンサルタント
マーケティングDXコンサルタントは、マーケティングDX実現に向けて企業が抱える課題を把握し、解決するための施策・データ・基盤を構想して実行計画を策定する役割を担うポジションです。
計画を具現化するための要件および業務プロセスを設計し、実現まで伴走しながら企業のマーケティング変革を推進します。
要件としては、営業、マーケティング領域における以下いずれかの複数領域について主体的、自律的なプロジェクトのデリバリー経験があることが必須です。
└戦略策定/施策設計/データ設計/システム導入(MA/CDP等)/組織人材・業務設計/施策運用PDCA など
【TFS】プロジェクトマネージャー(顧客体験設計領域)
プロジェクトマネージャー/DXディレクターは、クライアントの事業責任者やマーケティング責任者が直面するビジネス課題・サービス課題に対して、顧客体験を起点として戦略策定から実行支援を行い、クライアント企業のビジネスグロース推進を行うポジションです。
戦略/顧客体験/システム/データ/組織の各レイヤーの社内スペシャリストとも連携し、マネジメントをしながら変革を支援します。
デジタルサービス(新規サービスやアプリ、Webサイト等の開発・デザイン及び運用)のプロジェクトマネジメント経験(3年以上)や、UXデザイン(ユーザーリサーチ、体験設計)経験などがあることが必須要件です。
電通デジタルへの転職ならウィンスリー
今回は電通デジタルのコンサルティング&プロデュース領域についてご紹介しました。
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