デジタルマーケティング分野の転職で必ずと言って名前が出てくる株式会社電通デジタル。
ウィンスリーでも数多くのデジタル人材の中途支援をしてきていますが、混沌としたデジマ支援会社の中でも頭が一つ二つ飛び抜けてきた印象です。
2023年7月26日には、トランスフォーメーション領域における事業説明会を開催されました。同社で代表取締役社長執行役員を務める瀧本恒氏、執行役員を務める安田裕美子氏が登壇し、大企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するコンサルティング事業の現況と展望について説明しています。
ここで興味深いポイントは2つ。
従来のデジタルマーケティング専門の広告を想起するエージェンシーから「クライアント企業と社会・経済の『変革と成長』にコミットする総合デジタルファーム」と、コンサルファームとガチンコに競争するポジションを決めたこと。
そして、2030年には設立当初の4倍の人数の3000人にするなど、頭ひとつふたつ突き抜けるような企業になりつつあります。
挑むのは“DX課題の最先端”–電通デジタル、トランスフォーメーション事業を解説
また年収も外資系コンサルティングファームや電通本体とも大きく変わらなくなりつつあり、新設したイノベーションチーム「BIRD」や戦略コンサルチームは〜2,000万という可能性もありそうです。
さてその大注目の電通デジタルですが、ウィンスリーは数多くの内定を出してきており、電通デジタルへの転職をご検討の方に、面接の対策や最新求人情報をご紹介します。
目次
電通デジタルとはどのような会社?
会社概要
2016年設立の同社。デジタルマーケティング支援のトップカンパニーとして業界を牽引しています。
電通という言葉がついているため、広告の色合いが強い印象がありますが、募集職種からもお分かりの通り、
上流からのコンサルティング、ソリューションの提供を行っており、まさにDX周りのコンサルティング会社としての機能を果たしてきています。
中途採用の実績としては、従来のデジタル広告領域企業(ネット専業代理店、WEBサービス、アドテク等)から、IT領域(ITコンサルファーム、SI、パッケージベンダー)の採用も増えてきており、毎年3桁近くの人数を迎え入れ、立ち上げ6年で1500名近くの人員体制となってきています。
電通アイソバーとの合併にもなりさらなる大きな組織になってきています。
大手企業でありながらも、市場の変化にあわせて、強みとする領域の転換を進めているのは、質の高い優秀な社員に支えられているからでしょう。
ウィンスリーは、電通デジタルへは立ち上げ当初以前の、電通イーマーケティングワン、ネクステッジ電通の中途採用から支援しており数多くの実績がございます。
広告領域からのキャリアアップをしたい方、上流からデリバリーまでワンストップで企業のDX支援をしたい方、中堅のネット専業、アドテク企業の方で大手企業の支援をしたい方など優秀な方を数多く迎え入れています。
電通デジタルの体制と待遇
電通デジタルの設立は2016年とまだ歴史は浅いですが、2021年には、電通グループのデジタルクリエーティブ企業「電通アイソバー」との合併も行われ、現在は2000名体制となってきています。
事業領域も5つの領域の専門チームを携え、電通の大手クライアントの支援をしています。
- DX:デジタルトランスフォーメーション
- Data/Tech:データ/テクノロジー
- Commerce:コマース
- Creative:クリエーティブ
- Media & Communication:メディア&コミュニケーション
電通のネット専業広告代理店のイメージから、デジタルマーケティングコンサル会社に近くなってきています。
競合は、広告メディア分野なら大手総合広告代理店やネット専業代理店、DXやデータ関連は、ITコンサルファームや大手SIer、クリエーティブはWEB制作会社等、深く幅広い守備範囲は、必ずキャリアアップしていく環境と言えます。
待遇も上記企業とも競争力のあるオファーがあり、年収1000万以上の転職決定者が多く出ています。残業も代理店であるものの、非常に少なく働き方も改善されており、現在ではリモートワークも推奨されています。
また賞与傾斜が少ないため、転職時に年収は変わらないながらも基本給が大きく上がったというケースも多いです。
正社員の中途採用のポジションは数多くあり、詳細はこちらからご確認ください。
※ウィンスリーは電通デジタル採用チームと毎週定例会を行っており、最新情報等もご提供できますので、お気軽にご相談ください。
企業風土や働き方
近年働き方改革を急速に進めた電通デジタル。社員のワークライフバランスを大事にする風土・制度が整えられています。
22時~5時や土日祝はメールも電話も申請がない限りは禁止となっていて、残業時間は平均月40時間。
30時間の見なし残業時間を超えた分はきちんと支払われるクリーンな体制/風土が整っています。
また電通デジタルは2021年には2000名になる見通しです。
中途+新卒で毎年200名を超える人が入社され、事業環境に応じて、社内組織の変更も頻繁に行われています。
そうした点では混沌とした雰囲気もありますので、常に新しい組織に加わるような気持ちで、柔軟に変化に向き合える人が向いています。
電通デジタルの最新求人
求人1:【コマース】広告プランナー
広告プランナーは、クライアントの課題(EC売上・ブランディングなど)解決を目的に、コマース領域のマーケティング支援を行うポジションです。
WEB広告や消費者の行動データを活用しながら、クライアントの状況にあわせた最適な解決策を提示、企画、運用を行います。
求める人材要件
・1年以上のデジタル広告のプランニング経験や運用実務経験
特に歓迎する経験
・クライアント提案の経験
・媒体社との折衝の実績
・EC領域の知識、知見
詳しくはこちら
求人2:【BXC】デジタルクリエイティブプランナー(デジタル広告)
デジタルクリエイティブプランナーは、企業やブランドの顧客獲得や売上などの成果創出を目的に、デジタル広告のクリエイティブプランニングを担当するポジションです。
対象となる業務範囲は、ダイレクト広告(バナー・LP、動画広告)のPDCA、デジタルコンテンツ制作、デジタル横断のキャンペーン展開など多岐に渡ります。
求める人材要件
・現在デジタル専業代理店などで獲得系のディレクターとしてご活躍中の方
・現在大手広告会社やコンサル会社でプランナーとしてご活躍中の方
・アドテクノロジーやAIなどの最新の技術や手法を用いて成長したい方
特に歓迎する経験
・デジタル専業代理店などでデジタル広告クリエイティブの制作、ディレクションの経験
・運用型クリエイティブの戦略立案やPDCA業務の経験
・広告賞受賞歴や会社内でのMVP等の受賞歴をお持ちの方
詳しくはこちら
求人3:【BXC】コミュニケーションプランナー
コミュニケーションプランナーは、デジタルを軸としたコミュニケーションプランニング、ブランド体験設計、実行マネジメントを行うポジションです。
全体の計画(シナリオ策定)からデザインやシステムへの橋渡しを行い、サービス・プロダクトのリリース、認知拡大へと導く業務を担当します。
求める人材要件
・プランナーとしての代表的な事例を持っている方
・アジャイル型プロジェクトのデリバリー経験のある方
・ディレクション, プロデュース担当経験のある方
特に歓迎する経験
・3年以上のクリエイティブとしての職務経験
・コミュニケーション企画や制作の実務経験
・提案資料作成スキル
・プレゼンテーションスキル
詳しくはこちら
電通デジタルのおすすめポイントTOP3
【デジタルマーケティング業界のトップ企業】だから、大規模な仕事のチャンスも
電通デジタルは「広告」「非広告(DXやCRMなど)」の両領域でトップに位置する唯一の企業です。
誰もが知っている各業界トップ企業の案件が殆どで、誰もが目にするような大きな仕事をしたい!という方にとってもエキサイティングな職場でしょう。
大手広告代理店だけではなく、アクセンチュア、デロイト、PwCなどの外資系大手ITコンサルタントもピッチになることも多くあります。
それくらい大手クライアントにとっても存在感のある会社です。
切磋琢磨しお互いを高め合う。無限大の【成長環境】
電通グループの中でも専門性が高く、最先端の知見を持つ社員が集まりスタートした電通デジタル。
さらに各業界で活躍していたエース級の人材が中途採用で加わり、切磋琢磨し合っている状況にあります。周囲の影響を受けながら、とどまらずに成長し続けることができる最適の環境です。
また海外の大手メディアやプラットフォーマーは日本で必ず電通グループと組みたがります。その時の窓口となっている電通デジタルでは、
グローバルな最先端テクノロジーに国内最速で携わることができるのも成長に繋がる大きな魅力と言えます。
しっかり休んでプライベートも充実!満足度の高い【待遇面】
有給推奨日を予め設定したり、夏期や年末年始においても役職者が率先し有給休暇を取得するなど、全員が気兼ねなく休暇をとれる環境です。
また収入面においてもデジタルマーケティング業界でトップレベルの高収入。
クオリティ高く充実したライフスタイルが叶います。
電通デジタルの年収や勤務環境について
年収相場について
現在はコロナの影響もあり、リーダークラスの採用が中心となっています。
そのため社会人経験3年未満の方の採用はハードルが上がっています。
年収相場は500から800万円が中心となっていますが、戦略コンサルタントやITコンサルタントの経験者などでは1000万円を超えるケースもみられます。
勤務環境について
現在リモートワーク勤務が中心となっています。
コロナ禍においていち早くリモートの体制を整えるなど、世の中の変化に迅速に対応をしています。
キャリアアップについて
上司との面談の場を定期的に設けており、キャリアアップについての相談をすることができます。
同業務をとことん極めた“スペシャリスト”になりたいのか、部署を移りさまざまな経験を積みたいのか。
出来る限り本人の意思を尊重し、希望の部署への配属を促すなど配慮をしてくれます。
ですが自主性を求められる環境でもありますので、明確なビジョンを持ち、努力を惜しまない姿勢が大切です。
電通デジタルの【面接対策】で押さえたい3点
面接回数は?
基本的に3回。現在はオンライン面接が行われています。
- 1回目:人事/グループマネージャー/事業部長の中から1~3名
- 2回目:事業部長クラスが1~2名
- 3回目:役員面接
※候補者によっては2回で終わるケースもあります。
また場合によっては、適性検査や性格検査などが1回〜2回加わります。
面接内容に関して
面接の内容は、電通デジタルだからといって難しすぎるということはなく、志望動機、転職理由などから始まる一般的なものです。
面接の担当者は、候補者のレジュメを読み込んだ上で臨んでおり、これまでやってきた仕事や経歴について深掘りするような具体的な質問がなされます。
これまでの仕事を通して何を得てきたのか、転職したらどんな仕事がやりたいか、事業会社の出身であれば、なぜ電通デジタルのような支援会社への転職を希望しているのかなどを聞かれるでしょう。特にコミュニケーションを生業としている会社なので、このコミュニケーション力はマストで必要とされる要素です。
冗長にならずにコンパクトに、かつ論理的に説得力ある受け答えを求められます。
また、個の力だけでなく、電通デジタルで重要視されるのは人間性と協調性です。チームでの仕事についてどう考えているのか、どのように向き合うのかを問われます。
電通デジタルは、「トランスフォーメーション」「コミュニケーション」「プラットフォーム」「グローバル」と4つのカテゴリにてソリューションを行っています。
支援の幅も非常に広いため、ご自身の経験やこれからやりたいことがどの分野なのかをきちんと事前にインプットしておくことが必要です。
HPにも記載がありますが、詳しい組織構成や欲しい人材像はエージェントに確認をして進めることをお勧めします。
また一部ケースなどの面接も用意されるポジションもあるので、その点は注意しましょう。
面接前に準備すべきこと
電通デジタルは即戦力採用です。
面接ではこれまでの経験を電通デジタルでどのように活かせるのか、再現性のPRが必須となります。。
また、どのようなキャリアプランを持っていて、入社後に何をやりたいのか・どうなりたいのか明確に持っている人ほど評価される傾向が見られます。
そのためには自身の強みを知り、キャリアをしっかり棚卸し、将来のキャリアプランを準備した上で、それをロジカルかつ客観性をもってアウトプットできるように準備することが大切です。
ただ、棚卸し=自己分析は自分ひとりで行うのに限界もありますので、客観的な視点を持つ第三者からのアドバイスが有効になります。
そこで私たちコンサルタントがお手伝いできたらと思っています。
面接の雰囲気や気をつけること
面接官は硬めの方もいれば、カジュアル面談のように行う方など雰囲気はさまざま。
オンライン面接では通信環境を整え、カメラの位置やアングル、明るさをチェックしましょう。
映りへのこだわりはそのまま面接への心意気と捉えられます。
服装はビジネスカジュアルで全く問題ありませんが、清潔感はポイントになります。
一番気をつけなくてはいけないのは例え事実であっても現職に対しての不満や批判を言わないことです。
明るく覇気がある方が好まれますので、前向きな姿勢で臨みましょう!
電通デジタルへの転職を検討中の方へ
当社はデジタル分野に完全特化した転職支援を行っており、業界での実務経験のあるコンサルタントだからできる「論理的な転職サポート」を行っております。
個人では収集困難な情報をもとにしたアドバイス、面接への対策等も無料で行っておりますので、電通デジタルに転職ご検討中の方はお気軽にご相談ください。
ウィンスリーでは電通デジタルの候補者のお悩みも解決中!
ウィンスリーでは、実際に電通デジタルを転職先としてお考えの候補者の皆さんのお悩みを解決しています。
実際にあった事例と回答を、サイトにて公開しております。