日本最大級の時間外救急プラットフォームを運営するファストドクター株式会社。今回は、ファストドクターの求人職種や同社で働く魅力・強みなどをご紹介します。
目次
ファストドクターとは?概要と課題
ファストドクターは、全国70の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)です。年間8万人の患者が利用しており、時間外救急プラットフォームとして日本最大級の規模を誇ります。
症状に応じて救急病院案内や夜間休日往診、オンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援しており、コロナ禍以降、往診件数が急激に伸びています。
ファストドクターは対患者のtoC事業のみならず、地域のかかりつけ医のバックアップをはじめとするtoB事業、自治体との連携強化などのtoG(Goverment)事業を実施している点も特徴です。これらの事業を通じて、患者に対し多面的なサポートができるサービス展開を目指しています。
このように救急プラットフォームとして先進的な取り組みを進めているファストドクターですが、今後事業を進めていくにあたって課題もみられます。
課題1. プロダクト課題
1つ目はプロダクトに関する課題です。
これまでは、電話やWEBフォームなどから往診の受付を行う単発稼働の形をとっていました。しかし、今後は会員サービス化を目指しており、会員数を伸ばすためのアプリ改善や新規開発、複雑なリアルオペレーションのDXなどを進めていかなければなりません。
課題2. 組織的課題
2点目は組織的課題です。
ファストドクターはこれまで、コンタクトセンターのSVや、医師・ドライバーをマネジメントする統括マネージャーなど、現場で活躍する人材を採用してきました。
しかし、前述のDXに関する課題に対応するために、高度なスキルや経験を持ったデジタル人材も確保する必要があります。2021年6月からデジタル人材の採用を進めていますが、今後はさらに活発に採用に力を入れていく方針です。
ファストドクターの注目求人
ファストドクターは現在、以下の4つの職種で求人を行っています。
1. 【経営企画部】DX推進
DX推進担当は、経営企画部にて患者体験と医師業務のDXを進めることで、救急医療全体の持続可能性を高めていく役割を担います。
社内のDXを測るためのリサーチや課題特定、DXを進めるための新しいシステムやサービスにおける、システムの要件定義・設計・開発マネジメントなどに取り組みます。
【経営企画部】DX推進 | |
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必要な経験・スキル | ・業務改善、品質向上のIT化における業務経験 ・事業企画スキル |
魅力 | ・経営にインパクトを与えられるDXを行える ・新規ビジネスの業務構築などに携われる |
こんな方にオススメ | 下記の勤務経験がある方 ・コンサルティングファーム ・ITコンサルティングファーム出身者など |
年収 | 600-1000万円(目安) |
2. 【技術開発部】プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーは、技術開発部にてファストドクターアプリのプロダクトマネジメントを担うポジションです。
多様な観点でヒヤリング・リサーチを行い、本質的なインサイトを発掘、ユーザーペ
インの言語化〜プロダクトへの落とし込みまで行います。また、飛躍的な価値向上につながるフィーチャーの企画、KPI設計、グロース施策も実施します。
【技術開発部】プロダクトマネージャー | |
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必要な経験・スキル | ・ToC向け自社プロダクトのサービスディレクターもしくはプロダクトマネージャーとして、複数のステークホルダーと協業しながらプロダクト開発を主導/完遂した経験 |
魅力 | ・新規事業である「地域医療バックアップ事業」のプロダクト作りのコアを担うことができる |
こんな方にオススメ | ・上流寄りのデザイナーやPdM ・創業時の開発案件に携わった経験などがある方 |
年収 | 700-1200万円(目安) ・昇給:年2回 |
3.【技術開発部】アプリ開発責任者
アプリ開発責任者は、既存事業や新規事業のアプリ開発におけるリードエンジニアのポジションです。
ファストドクターアプリのユーザーエクスペリエンス向上を目的とした機能追加・改修はもちろん、場合によっては新規アプリ開発も行います。
【技術開発部】アプリ開発責任者 | |
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必要な経験・スキル | ・Kotlinで記述されたAndroid ネイティブアプリの開発およびリリース経験 ・Swiftで記述されたiOSアプリの開発/リリース経験 |
魅力 | ・エンジニアリングの職務領域に囚われず「新しい医療」を作るという社会貢献度の高いミッションに携われる |
こんな方にオススメ | ・マネジメントの志向がある方 ・自分でも積極的にコードを書いて開発に関われる方 |
年収 | 800-1200万円(目安) |
4.【技術開発部】プロダクトデザイナー(UI/UX)
プロダクトデザイナー(UI/UX)は、プロダクトの体験クオリティー向上を担うポジションです。
「ファストドクター」と、新規事業である「地域医療バックアップ事業」における課題探
索からプロダクトデザインまで、一気通貫で取り組みます。
【技術開発部】プロダクトデザイナー(UI/UX) | |
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必要な経験・スキル | ・デジタルプロダクトのUI/UXデザイン、グロース・運用の実務経験(3年以上) ・定性/定量分析をもとにしたサービス改善経験 |
魅力 | ・社会貢献度の高い事業に携われる ・事業・サービスの企画段階から携われる |
こんな方にオススメ | ・ユーザー課題、ビジネス課題を理解し、プロダクトが成長するうえで成果を上げてきた方 |
年収 | 650-950万円(目安) ・昇給:年2回 |
ファストドクターの強み・働くうえでの魅力
ファストドクターの強みや働くうえでの魅力として、以下の4つがあります。
1.直接的な社会貢献や手触り感のあるやりがい
間接的なプロダクトではなく、エンドユーザーに届くサービスを展開しているため、直接的な社会貢献や手触り感のあるやりがいを感じやすい環境です。
実際にファストドクターを利用した患者様の口コミが届くLINEグループを運用しているため、人の役に立っているという実感を直接感じられ、モチベーション向上にもつながります。
2.多角的な事業展開と多様性ある組織
地域のかかりつけ医のバックアップや自治体などとの連携を深めており、医療業界でありながら多角的な事業に携われる点も魅力です。
また、後述のようにリアルオペレーションを行っており、今後さまざまな新規事業を進める予定であるため、非常に多職種な組織づくりを実践しています。社員の出身業界も多種多様であるため、メンバーを通じてさまざまなスキルや経験に触れることができます。
3.リアルオペレーションの強み
医療の世界でリアルオペレーションを実践する強みがあるため、ヒトやモノが動くことに対してテクノロジーで課題解決できる面白さがあります。
ネットの世界だけでなく、現場の動きと関わるDXに携わりたい方にとって魅力的な環境です。
4.市場成長性のある領域
日本全体の成長が滞っている中、医療業界は数少ない市場の成長が見込まれる領域です。
2020年に26兆円だった市場規模は、2030年には37兆円にのぼり、就業者数の面でも、製造業や卸売・小売業を抜いて、医療・介護がトップになると予想されています。
このように、医療は日本経済を左右する重要な産業になると考えられ、そうした成長産業の中で働ける魅力があります。
また、医療費抑制のための方針(病床削減など)を国が打ち出している中、在宅医療のサービスを充実させることで、マクロな視点から社会的貢献ができる点も大きな魅力です。
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