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2026.09.23

【電通グループ】AI時代の新購買行動モデル「AIJES」発表から読み解く、マーケティングの次なる潮流と求められるハイクラス人材

■ ニュースの概要

2026年9月10日、国内電通グループ4社(電通、電通デジタル、電通総研、電通マクロミルインサイト)は、AI時代における新しい購買行動モデル「AIJES(アイジェス)」を提唱しました。

2004年に同グループが提唱したウェブ時代の代表的モデル「AISAS®」を発展させたものであり、生活者がAIと協働して情報収集から意思決定までを行うプロセスを「Archive(蓄積)」「Interaction(問答)」「Judgment(判断)」「Engagement(参加)」「Score(評価)」の5段階で定義しています。検索エンジンによる情報取得から、AIに問いを立てて回答を参考にするという、情報接触のパラダイムシフトに対応した全く新しいフレームワークです。

 

■ 背景にある「マーケティング業界の潮流」と構造変化

この「AIJES」の発表は、企業のデジタルマーケティング戦略が根本から見直される転換期に入ったことを示しています。

  • 「検索(Search)」から「対話(Interaction)」への移行
    従来のAISASモデルでは、ユーザー自身がキーワードで「検索」して情報を集めることが前提でした。しかし生成AIの普及により、消費者はAIエージェントと「対話(問答)」をしながらニーズを具体化させていく行動へと変化しています。企業はキーワードターゲティングだけでなく、「AIとの対話プロセスに自社ブランドをどう組み込むか」という新たな接点設計が求められています。

 

  • 「AIの最適化」と「人間の直感」のハイブリッド化
    AIJESモデルの最大の特徴は、最終的な意思決定を担う「Judgment(判断)」において、人間の「直感」を重視している点です。完全にAI任せにするのではなく、AIが提示した選択肢に対して人間が納得感を持って選べるような、エモーショナルなブランド体験(CX)を並行して構築することが不可欠となっています。

 

  • 機能統合型(クロスファンクショナル)なマーケティング支援の加速
    今回、電通(戦略立案)、電通デジタル(CX実装)、電通総研(AI開発)、電通マクロミルインサイト(データ分析)の4社が連携したように、これからのマーケティングは「広告」「システム開発」「データ分析」を分断せず、一気通貫で提供する総合的な体制が業界のスタンダードとなります。

 

■ 転職市場への影響と、今求められるハイクラスポジション

こうした「AIとの協働」を前提とした新しい購買行動モデルに対応するため、コンサルティングファームやデジタルエージェンシーでは以下のようなハイクラス人材の争奪戦が始まっています。

  • AI・デジタル戦略コンサルタント / ストラテジックプランナー
    AIJESモデルのような最新の消費者行動を理解し、AIテクノロジーを活用したブランドコミュニケーションからマーケティング全体の変革(DX)を描ける人材。
  • CX(顧客体験)デザイナー / UXディレクター
    AIとの「対話(Interaction)」や、人間が「判断(Judgment)」を下す際の感情の動きを緻密に設計し、あらゆるデジタルタッチポイントでの顧客体験を最適化できるクリエイティビティを持つ人材。
  • データアナリスト / データサイエンティスト
    アンケート調査だけでなく、AIとの対話ログや行動履歴といった非構造化データから生活者インサイト(Score/評価)を導き出し、次のマーケティング施策へフィードバックできる専門人材。

 

■ ウィンスリーからのキャリアアドバイス

ウェブ時代の「AISAS」からAI時代の「AIJES」へ。マーケティングの前提ルールが書き換わる今、過去の手法にとらわれず、テクノロジーと人間の心理を掛け合わせて新しいビジネスモデルを創出できる人材が強く求められています。

総合広告代理店からコンサルティングファーム、SaaS企業まで、幅広いフィールドで皆様のこれまでの知見が活きるはずです。AI時代の最新のキャリアトレンドや非公開求人にご興味のある方は、マーケティング・AI領域のハイクラス転職に特化したウィンスリーまでぜひ一度ご相談ください。