民放テレビ局の番組を中心に、多くの動画コンテンツを無料配信しているTVer。パリオリンピックのほぼ全競技を配信していることもあり、国内最大手の動画プラットフォーマーとしてその注目度が高まっています。
業績も好調であり、転職市場においてもTVerの存在感はさらに増していくことが予想されます。
この記事では、TVerの業績や中途採用の動向、TVerへの転職を実現するためのポイントなどを解説します。
目次
TVerがパリ五輪競技無料配信!?
TVer(旧・株式会社プレゼントキャスト)は、大手民放や広告代理店が共同出資して設立された動画配信プラットフォーム企業です。2022年4月から民放地上波放送のライブ配信を手掛けており、国内の動画配信事業者としては最大規模を誇ります。
2024年パリオリンピックでは、これまで民放各社が独自に配信していたサービスをTVerに一本化し、単独でほぼ全ての競技を無料独占配信しています。
大会期間中はハイライト放送や見逃し配信、地上波では放送されない種目のライブ配信も行い、パソコンやスマホなどの端末でも視聴可能です。
かつてオリンピックと言えば、「テレビで観るもの」というイメージが一般的でしたが、TVerが登場したことで、オンラインでいつでもどこでも視聴できるようになりました。
配信収益50億!絶好調のビジネスモデル
TVerの業績は右肩上がりであり、2018年3月期決算では11億5,400万円だった売上高は、2022年3月期決算では47億7,500万円となっています。
アプリダウンロード数は2024年に7,000万を突破し、2024年1月には月間ユニークブラウザ数が歴代最高となる3,500万MUBを記録。月間動画再生数も4億回を超え、今や当たり前のように存在する動画プラットフォームへと進化しています。
こうしたTVerの成長を支えているのが配信広告収益です。2023年の在京キー局の決算では、TVerによる配信収益が各社とも50億円規模に達し、前年に比べ3割以上も伸びています。
この成功の要因としては、視聴者が広告を視聴することで無料でコンテンツを楽しめる広告収益モデルを採用していることが挙げられ、無料で利用できることから多くのユーザーを獲得することに成功しています。
加えて、パリオリンピックを含め多様なコンテンツを配信しており、多くの視聴者のニーズに応えられていることも成功の要因の1つです。
さらに、コロナ禍以降世代を問わずオンラインの配信サービスを利用することが当たり前となり、こうした時代の流れに乗ったビジネスモデルを構築できたことも大きいと言えます。
TVerの中途採用の状況
TVerは現在、さらなる事業拡大に向けて中途採用を積極的に行っています。
具体的には、以下の職種を中心に幅広く社員を募集しています。
・プロダクト系ポジション(プロダクトマネージャー、ディレクター、バックエンド/インフラ/セキュリティエンジニア等)
・データ系ポジション(データエンジニア、データサイエンティスト等)
・アドテクエンジニア
・ビジネス系ポジション(コンテンツ企画、サービス企画、マーケター等)
・広告プロダクトセールス/カスタマーサクセス など
採用者の前職としては、大手ITプラットフォーマー、広告代理店、通信事業会社、ネット銀行などさまざまです。
勤務形態としては、在宅勤務をベースに、業務内容などに合わせて出社との組み合わせが可能です。スーパーフレックス制を採用しており、始業・終業時間を柔軟に選択できます。
TVerへの転職を実現するためのポイント
TVerは立ち上げ当初とは異なり、認知度が非常に高いメディアとなっており、候補者からのエントリーが増えています。キー局を中心とした強固な財務状況もさらに人気に拍車がかかっています。
TVer社は、ビジネス領域、開発領域と幅広く募集がありますが、ポイントは「即戦力」であるということ。テレビ局からの出向組も多いですが、ネットによる配信やデジタルマーケティングに詳しい方ではありません。
中途でそのあたりを強化していきたいという思いがあるため。「即戦力」になれる要素があるかどうかです。求人票と自身のスキルをじっくり見比べてみてください。
Tverへの転職はウィンスリーにおまかせ
ウィンスリーはTVer担当と日々情報交換を行い、場合によってはブラインドによる合否判断も可能となっています。面接の過去情報も数多くございますので、TVerへ転職をご検討の方はぜひウィンスリーにお問い合わせください。