～デジタルマーケティング業界における候補者の“売り手市場”は継続中 ?～
広告・デジタルマーケティング業界特化型人材ヘッドハンティング事業を行う株式会社ウィンスリー (本社：東京都港区、代表取締役：黒瀬 雄一郎) における2018年1月～3月期の転職候補者および採用検討企業の動向をお知らせすると共に、それらから“デジタルマーケティング業界”における採用活動の総括を分析致しましたのでご報告致します。
年度の切り替わりによる採用決定までのプロセス短略化など、1~3月期の採用活動は1年のなかでも注目するに値する！内定数 前四半期比1.8倍を記録
まず、転職候補者動向から見ると、Webサイトおよびご紹介による問い合わせ数が前四半期と比較すると1.2倍増、さらに来社のうえコンサルタントとの面談に及んだ数は1.3倍となりました。特長として、当社サービスを活用して転職を成功させた方によるご紹介が大きく起因しており、口コミによる成果が感じられました。また、4月からの新年度に向け、採用強化を進めている企業、1月に新年度を迎えた企業などは、新規採用予算が確定したことを受け、平時よりスピード採用となる事例が増えています。そのため、内定数においても1.8倍（前四半期比）という数字を達成することとなりました。なお、1～3月の期間は、丁度そうした谷間の時期でもあり、つとに流動化している傾向も見られます。
同時に注目したいのが、内定を経ての辞退率は25％と極めて低い数字となりました。これらの背景も、書類選考通過率は73％、書類通過から採用決定までは65％と高い傾向値を示しており、決定率においては前四半期に比べて15ポイント程度もアップしています。こうしたなかでの内定を経ての辞退率25％程度という数値が意味するところは、転職候補者が採用試験を受けたい企業を明確にしているケースが多いという事実があります。当社方針としても、競合他社のようになるべく多数の企業を受験させることをしないためとも言えます。
デジタルマーケティング推進環境の整備など、“採用力のある企業”が結果を左右する！その特長は積極的な外部発信力にあり
次に、採用検討企業の動向についてお知らせ致します。デジタルマーケティングポジションの採用数が増えていること、また、候補者へ求める要件の難易度が増しているため、企業から当社に寄せられる問い合わせ数も1.7倍に増加致しました。別の背景には、社内登用の失敗と、即戦力ポジションの増加という“今、目の前にある課題”への対応急務として、専門特化エージェンシーである弊社が注目されていると言えます。
とにかく恒常的に優秀な人材を募集しているデジタル系大手企業は引き続き、採用決定率が増しており、実際の内定数は目標の140%を達成しています。要因として、こうした企業の採用過程は独自化しており、採用プロセスの短縮化によるスピード感向上や、人事担当者と現場担当者らが連携し、候補者に強く自社の魅力をアピールする態勢づくりなどが奏功していると見られます。こうした地道な活動は、企業自体の評判を高めブランドロイヤリティを向上することに貢献していると言えます。
こうしたことから、優秀な即戦力レベルの候補者は圧倒的売り手市場である状態が引き続き生じている一方で、企業においてはデジタルマーケティングへの取り組みが、積極的かつ環境整備も進んでいる企業とそうでない企業とに明確に分かれ、採用活動の結果をも左右しています。転職候補者らは現在、さまざまな手法によってそうしたリアルな企業の実態を知る機会があるため、エージェントが提案する企業よりも自らあらかじめ受けたい企業名を手にして相談にくるケースが顕著となっています。
今後も“採用力のある企業”とそうでない企業においては結果を明確に分けるであろうことが推測され、前者の特長として、「現場と人事の連携が強固になされている」、「自社採用状況の外部発信が積極的である」、「エージェントを外部パートナーとしてうまく活用できている」などが挙げられます。また、細かな企業発のPRトピックが多いことは、候補者のなかでアクティブな企業イメージを持つことにつながり、好印象となることが多いようです。
当社では引き続き、企業と候補者の最適な採用活動を全力でサポートしてまいります。
＜企業情報＞
会社名：株式会社ウィンスリー
代表者：代表取締役社長 黒瀬 雄一郎
本社：東京都港区六本木4-8-7 六本木三河台ビル5階
事業内容：人材紹介業、人材コンサルティング事業
コーポレートURL：https://w3hr.jp/
『DIGI×CAREER（デジキャリ）』https://digi-career.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ウィンスリー
担当：小川、 西尾
メール：info@w3hr.jp
